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リオ五輪

 男子が歴史に挑む前に何ですが、卓球王国では大会前に(9月号の編集後記でも書きましたが)「日本がメダルを獲ったら9月上旬に別冊の五輪特集号を発刊する」ことを予定していた。早々と水谷がシングルスのメダルを獲った時点で発刊が決定された。
 
 五輪に取材に来たのは一人だ。帰ってからは編集部の分担作業で100ページにおよぶページを作り上げる。別冊部隊が別にいるわけでもなく、現在のスタッフで両方をこなす。しかも原稿を完成させ、印刷を終えるまで1週間しかない。
 大変な仕事だけどやりがいがある。編集者冥利に尽きる。月刊誌でないものを作るのも、作り手を刺激する。
 今回、ITTF公式カメラマンとして写真を撮ったのは、私 今野とスイス在住のレミー・グロス。レミーの写真は素晴らしい。彼はフランス人だが、フランスのエスプリを感じさせる。
 今からすごい誌面になる期待感がある。作る人が楽しみなのだから、手にする人がワクワクしないはずはない。

 卓球にとっては、どこの国を含めても、民間の出版社が発刊する初の五輪特集号となる。そしてできあがったら世界中に配布する。ちなみに卓球王国の会社の英語名は「World Table Tennis co.,ltd」。
 日本中心とはいえ、世界中の卓球ファンが見たくなるような一冊になるだろう。

●卓球王国10月号別冊『リオ五輪 卓球特集号』
●9月5日(月)発売
●A4判(本誌と同じ)
●定価:800円(税込み)


 
  • 表紙を飾るのはこの写真ではないけれど、やっぱりこの人かな