スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

世界卓球ブダペスト大会

 昨日の大会第2日目、男子シングルスの決勝トーナメント進出決定戦。17年世界ジュニア準優勝の欧州のホープ、モアガルド(スウェーデン)は追いつめられていた。キューバのホルヘ・カンポスを相手に、2ゲームを先取したものの、3ゲーム目は「0−11」で落とし、そこから3ゲームを連取される。ガチガチのカーボンラケットから、強烈なフォアドライブを連発するカンポス。相手の待ちを外すモアガルドのループドライブも、ことごとくカウンターで狙い打たれる。

 切れかけた集中力を必死でつなぎとめ、ロビングからの驚異の逆襲で観客も味方につけたモアガルド。全力を尽くして逆転勝ちを収め、ひざまずいていつもの「決めポーズ」。決勝トーナメント1回戦では何鈞傑(香港)に挑戦する。

 ちなみに彼の名前の発音、今野編集長が旧知のスウェーデン人ジャーナリスト、ピレさんに聞いたところによれば「モーレゴード」という表記が発音に近いとか。今のところは英語での発音に近いモアガルドと表記しております。

 男子ダブルス1回戦でボル/フランチスカ(ドイツ)に挑戦した、ナイジェリアのアルナ/オモタヨはゲームカウント2−1でリードを奪う。ポルトガルオープンで右ひざを傷めたアルナも頑張っていたが、試合が進むにつれてドイツペアにうまく攻略された。

 写真一番下は、ルーマニアのシポシュとの欧州ジュニア頂上決戦をゲームオール15−13で制したスゴウロポウロス(ギリシャ)。「西郷どん」のようなルックスでまだ18歳。しかし、計り知れないボールセンスを秘めている。
  • 必死で自分を奮い立たせたモアガルド

  • 予選ラウンドで、早くも決めポーズ!

  • キューバの怪人、カンポスのパワードライブはすごかった

  • ドイツの強豪ペアに迫ったアルナ(左)/オモタヨ

  • スゴウロポウロス、ただならぬ貫禄……