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世界卓球ブダペスト大会

●男子シングルス準々決勝
ファルク(スウェーデン)  8、−11、6、3、7 ゴーズィ(フランス)

 驚愕の強さ、フォア表ソフトのスマッシュとバックドライブを連発したファルクが、準決勝へ勝ち名乗り!

 1ゲーム目、6−8からファルクが5本連取し、11−8で先取。要所でファルクのスマッシュが炸裂した。2ゲーム目、ゴーズィのつなぎのボールを両ハンドで狙い打つファルク。ゴーズィは甘いボールを一気に仕留めることで得点を重ねる。10−8から追いつかれるゴーズィだが、13−11で何とか取り返した。ラリーではファルク、ドライブ速攻でゴーズィの展開となった。

 3ゲーム目、ラリーの主導権はファルクにあるようだ。なかなかゴーズィがファルクの表ソフトのボールに慣れない。フォアを嫌がってバックに回してもファルクの強烈なバックスマッシュを浴びてしまう。11−6でファルクが取り戻した。
 4ゲーム目、ファルクの当たりは止まらない。次々、スマッシュがゴーズィに突き刺さる。11−3でファルクが連取。
 5ゲーム目、ファルクにミスはない。ゴーズィはわずかな隙を見つけるしかないのだが、ファルクはその隙さえも見せない出来だ。6−3でファルクがリード。7−5でゴーズィのレシーブミスで8−5。8−7とゴーズィはジリジリと差を詰めるも、ここでファルクの会心のスマッシュで9−7。そして、11−7でファルクが勝利。スウェーデン勢では1999年大会のワルドナー(3位)以来、20年ぶりのメダルとなった。
 
 ゴーズィは最後までファルクの表ソフトの強打に慣れなかった。また、ファルクのスマッシュは強烈な威力はないのだが、安定性抜群の連打だった。またバックハンドもミスがなく、ドライブと強打のコンビネーションは素晴らしいものだった。
「4−1で勝つとは思わなかった。素晴らしい勝利だ。2ゲーム目を落としたが、そこからうまくゲームを変えることができた」(ファルク)
  • 軽打でチャンスを作り、強打を叩き込んだファルク

  • 回転のマエストロ(巨匠)、ゴーズィは表ソフトに苦しんだ

  • ベンチに入ったパーソンと喜びを分かち合った