●男子シングルス準決勝
ファルク(スウェーデン) −8、7、−3、4、9、−2、5 安宰賢(韓国)
男子シングルス準決勝、もうひとりのファイナリストは右シェーク表ソフトのファルク!
勝負の分かれ目は5ゲーム目だったか。安宰賢が7−2とリードし、さらに9-6とリードしたところからファルクが逆転した。次の6ゲーム目、小さく前に落とすループドライブなどを駆使して安が取り返したが、最終ゲームは11-5でファルクが完璧な勝利。
ファルクの表ソフトの強打はもちろんだが、バック対バックからストレートへの打球点の早い強打が、常に回り込んでフォアで狙おうとする安に対して有効だった。スウェーデン選手の決勝進出は1997年のワルドナー以来、22年ぶり。表ソフト使用の選手では1999年の劉国梁以来、20年ぶりのことだ。旧姓は(マティアス・)カールソンだが、今大会で「ファルク」の名は広く知れ渡ることだろう。
「とてもハッピーで、言葉が出てこないよ。一球一球に集中することだけを心がけていた」(ファルク)。