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速報・現地リポート

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卓球ワールドカップ団体戦

●男子団体準決勝
〈韓国 3−0 チャイニーズタイペイ〉
○李尚洙/鄭栄植 −4、−11、7、7、9 陳建安/廖振ティン
○張禹珍 9、−5、13、8 林昀儒
○鄭栄植 2、7、9 廖振ティン

男女団体準決勝の4試合が行われる、大会第4日目の11月9日。まず男子団体準決勝の韓国対チャイニーズタイペイ戦が行われ、韓国が3−0で勝利。決勝進出第1号だ。

トップのダブルス、李尚洙/鄭栄植は大苦戦。タイペイペアは陳建安が目の覚めるようなフォアカウンターを連発し、特にフォアストレートのカウンターはことごとく一発で決まった。序盤のリードを逆転されるパターンで2ゲームを先取された李尚洙/鄭栄植だが、中盤以降は陳建安のバックにボールを集め、際どく競り合いを制した。

そして最大の注目カード、2番張禹珍対林昀儒。林昀儒が有利かと思われたが、張禹珍はうまくフォア前のサービスを混ぜながら、得意のロングサービスを徹底して林昀儒のバックに集める。林昀儒は縦回転系で低くすべるような張禹珍のロングサービスを攻撃的にレシーブできず、レシーブミスになったり、レシーブのバックドライブを張禹珍にフォアで狙われる。

 ゲームカウント1−1の3ゲーム目、林昀儒が10−8から計5回のゲームポイントを握るも、張禹珍が15−13と逆転で取り、これが勝負の分かれ目。抜群のボールセンスと精度の高いカウンターを誇る林昀儒だが、中陣から伸び上がるように打ってくる張禹珍の弧線の高いフォアドライブにはうまくタイミングが合わず、ブロックもミスが多かった。張禹珍が3−1で勝利し、韓国が大きな大きな2勝目。

 3番鄭栄植はバック対バックで確実に優位に立ち、主導権を譲らずに3−0のストレートで廖振ティンを下した。3ゲーム目10−9でのウイニングショットは、フォア前からクロスへ、廖振ティンのフォアを抜く鮮やかな台上バックドライブ。会心の一撃で、韓国の決勝進出が決まった。