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卓球ワールドカップ団体戦

●女子団体準決勝
〈中国 3−0 チャイニーズタイペイ〉
○丁寧/劉詩ウェン 2、9、9 鄭先知/陳思羽
○陳夢 −10、9、8、8 鄭怡静
○丁寧 3、−12、10、4 陳思羽

中国とチャイニーズタイペイの女子団体準決勝は、中国が3−0で勝利!
男女ともまだ1試合も落としていない中国。全勝街道を突き進んで決勝進出だ。

丁寧、劉詩ウェン、陳夢の3選手を起用し、陳夢を2点起用した中国。近年の経験重視の路線から考えると、これが五輪の最有力オーダーだろう。完勝、圧勝はしないが、大崩れや番狂わせは少ない。

中国はトップの丁寧/劉詩ウェンがきっちりストレート勝ちを収め、2番陳夢は鄭怡静との激しいラリー戦に会場が沸く。かつてはフォアハンド主戦のイメージがあった鄭怡静だが、陳夢ともバック対バックで互角のラリーを展開。両選手とも、バック対バックから機を見てバックハンドでバックストレートを突く、あるいはフォアに飛ばされてもフォアストレートに打ち返して、クロスへボールを誘導する。陳夢が僅差で勝利を収めたが、ストレートを交えたバック対バックの攻防は見応えがあった。

3番丁寧は、1ゲーム目に9−0でリードを奪うなど、陳思羽相手に快勝ペース。しかし、2ゲーム目からしきりに腰をかばうしぐさを見せる。ゲーム間もゆっくりベンチに戻り、LEDに両手をつきながらアドバイスを聞く丁寧。中盤から明らかに運動量が落ち、バック主体の「省エネ」のプレーになったが、それでも勝ちきれるのはさすがだ。

試合後、李隼監督やマッサーとベンチで話し合い、ミックスゾーンもスルーして引き上げた丁寧。故障の状況は定かではないが、明日の決勝出場は微妙な状況。予定していたオーダーを変更する可能性もありそうだ。