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速報・現地リポート

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世界ジュニア選手権大会

[中国男子チーム]
徐英彬 XU Yingbin シュ・インビン 18歳 右シェークドライブ型
向鵬 XIANG Peng シャン・パン 16歳 右シェークドライブ型
曾蓓勲 ZENG Beixun ツォン・ベイシュン 16歳 右シェークドライブ型
劉夜泊 LIU Yebo リウ・イエボー 18歳 左シェーク両面裏ソフトドライブ型

[中国女子チーム]
蒯曼 KUAI Man クアイ・マン 15歳 左シェークドライブ型
陳熠 CHEN Yi チェン・イ 15歳 右シェークドライブ型
石洵瑤 SHI Xunyao シ・シュンヤオ 18歳 右シェークドライブ型
呉洋晨 WU Yangchen ウ・ヤンチェン 17歳 右ペンホルダードライブ型

 今大会、中国代表として出場する男女各4選手の顔ぶれは上記のとおり。まず男子は、16年ケープタウン大会から2大会連続3回目の出場となる徐英彬と、前回大会3位の向鵬がチームの主軸。このふたりがアジアジュニア選手権のジュニア男子シングルスでも決勝を戦い、徐英彬がゲームオール12ー10という激戦の末に勝利した。徐英彬は「まだ世界ジュニアを卒業させてもらえないのか……」というのが正直な感想だが、今大会で優勝してシニアでの活躍の足がかりとしたい。向鵬は体格は決して大きくないが、ボールセンスとパワーを兼ね備えた有望株だ。

 そして中国男子は、残るふたりも侮れない。曾蓓勲は機敏なフットワークと両ハンドのバランスに優れ、将来性という点では他の3選手と同等か、それ以上。劉夜泊は長身の左シェークドライブ型で、チキータからのバック連打を得意とするバックハンド主戦型。今年2月のITTFチャレンジプラス・ポルトガルオープンでは梁靖崑をゲームオールまで追い詰めた実力の持ち主だ。

 一方、女子はどうか。男子と同じく、16年世界ジュニア女王の石洵瑤がまたも代表入り。過去には2009〜2013年大会で顧玉ティンが5大会連続出場という記録があるが、顧玉ティンは13年大会で初優勝してめでたく世界ジュニアを卒業したのに対し、石洵瑤は初出場の16年大会で優勝し、まだ世界ジュニアにエントリーされている。ジュニアの大会なのにベテランの貫禄だ。他の中国女子に比べるとやや打球点が遅く、回転半径の大きいスイングだが、最強軍団で頭角を現すにはもう少し際立った特長がほしい

 そしてジュニア女子シングルスの第1シードである呉洋晨は、貴重な右ペンドライブ型。「世界ジュニアの中国女子代表で、ペンホルダーは始めて?」と思ったら、2008年マドリッド大会に出場した右ペン表ソフトの王大琴がいた。アジアジュニアのジュニア女子シングルス準決勝では、出澤にストレートで完封されているが、今大会で存在感を示せるか。残る蒯曼と陳熠はともに15歳。長身から両ハンドで攻める左右のシェークドライブ型だが、技術的にはまだまだ未完成。しかし、今大会で自信をつけ、急成長する可能性もあるので侮れない存在だ。