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世界ジュニア選手権大会

 ショッピングモールでの大会開催について、運営責任者のサクルさんに聞いていた時、こんなことを言っていた。「食事の面でも利点があると思います。フードコートもあるし、アメリカやヨーロッパの選手がKFC(ケンタッキーフライドチキン)に行きたければ、すぐ行ける。他にもいろいろな食べ物がある。スポーツのスタジアムでやっていたら、こうはいかないでしょう」。大会を取材していて、その利点を舌と胃袋で実感している。

 今回の世界ジュニアでは、選手たちには二種類のミールクーポン(食事券)が配られている。ひとつは、ケンタッキーやステーキハウスなど3店舗で使えるランチとディナーのクーポンセット。1回につき300バーツ、1000円ちょっとの食事ができる。よほど高いものを頼まなければ、だいたい1回の食事は300バーツで収まる感覚。

 そしてもうひとつはフードコートクーポン。こちらはバーコードを読み取るカードになっており、昼食・夕食の区別なく1日600バーツ。……ハッキリ言って食べ放題。食後にマンゴーとパイナップルをつけても、150バーツくらいにしかなりません。周りを観察していると、ケンタッキーやステーキハウスにしか行かない選手もいれば、フードコートで箸を使い、タイ料理に挑戦している選手もいる。夜10時まで営業しているので、日本選手団も試合が遅くなっても食事ができる。

 太っ腹なことに、今大会ではメディアにもミールクーポンを出してくれている。水や果物、軽食などもメディアシートに持ってきてくれて、ホスピタリティでは過去の世界ジュニアと比べても断トツ。毎回、世界ジュニアではホテルの朝食を紙に包んで、会場に持ち込むのが常なのだ。サワディーカップ、タイ卓球協会の皆さん。

 ちなみに、密かにポイントが高いのはトイレ。数が多く、新しくて清潔。言うことなしです。