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中国リポート

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 6月の中国オープンでのボイコット問題に揺れた国家卓球チームだが、現在は一時解散。選手たちはそれぞれ所属する省や解放軍などのチームに戻り、8月28日に開幕する全中国運動会に備えて練習に励んでいる。
 北京市チームの張雷総監督は、チームのエースである馬龍がボイコット問題に関連して処分を受けることはないと言及している。「馬龍や(女子チームの)丁寧は非常に良い練習ができている。馬龍は右腕に少し故障を抱えているが、全中国運動会には影響はないだろう」(張雷総監督)。

 その4年に1度のビッグイベント、全中国運動会を前に、おめでたいニュースを発表したのは12年ロンドン五輪女子金メダリストの李暁霞だ。7月14日、自身の微博(ウェイボー/マイクロブログ)に、元遼寧省男子チームの翟一鳴(ジャイ・イーミン)とのツーショット写真をアップ。9月上旬に、翟一鳴の実家がある遼寧省瀋陽市で結婚式を挙げることを明かした。山東省女子チームに移籍した李暁霞だが、出身地は遼寧省鞍山市で、翟一鳴とは同郷のカップルということになる。
 李暁霞は全中国運動会・女子シングルスの出場資格選手に名を連ねており、「ひょっとして全中国運動会で現役復帰も?」という憶測も流れたのだが、結婚式の準備のため、全中国運動会には出場しないという。

 新郎の翟一鳴は、2014年2月に王励勤や馬琳、陳杞らとともに国家チームを引退した選手。国家1軍チームの中堅選手として長く活躍し、中国スーパーリーグでも錦州銀行の主力としてプレーした、パワフルな右シェークドライブ型。現在は遼寧省男子チームの監督に就任している。
 先輩の王楠や張怡寧は実業家との結婚を選択したが、李暁霞は16年リオ五輪前の故障で苦しい時期を、翟一鳴が支えてくれたことが結婚の決め手になったという。結婚式には国家チームのチームメイトや遼寧省出身の選手たちが集結し、豪華な顔ぶれになりそうだ。
  • 長身の李暁霞、ウエディングドレス姿は迫力がありそう

  • こちらが新郎の翟一鳴