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中国リポート

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 3月3日に終了した世界選手権(個人戦)ブダペスト大会の中国代表選考会『地表最強12人』。中国の卓球雑誌『ピンパン世界』から、開会式の写真が届いた。選手たちはなんと宇宙服をイメージした衣装を着て登場。宇宙服というより、どちらかというと防護服に見えるが……。なかなか攻めた演出だ。

 100万元(約1670万円)という巨額の優勝賞金でも話題を集めた『地表最強12人』。しかし、ネットで販売されたチケットがあっという間に完売した17年の選考会に比べると、観客の入りはもうひとつだったようだ。

 前回はスリリングな3ゲームズマッチだったが、今回は5ゲームズマッチを平日を含む4日間に渡って行うスケジュール。そしてなんといっても、男子の花形選手である馬龍、そして張継科の不在が大きい。馬龍はチームには帯同しており、今月末のカタールオープンにもエントリー。少しずつ基礎練習やランニングにも取り組んでいるというが、どの程度までリカバリーできているか、注目が集まる。

 そして張継科は……、テレビのeスポーツの番組やバラエティ番組に出演するなど、すでに半分くらい「テレビタレント」になりつつある。2月16日の誕生日には、ファンクラブが青島の高層ビル53棟を「ジャック」して誕生日を祝う広告を流すなど、人気は相変わらず。中国男子の秦志戩監督も「まだコートに立つだけのモチベーションと勇気があれば、中国チームはいつでも彼の復帰を歓迎する」とコメントしているが、復帰への道のりは相当険しい。

※写真提供:『ピンパン世界』
  • 宇宙服姿で登場した丁寧

  • ヘルメットをしていると、もはや誰が誰だか……

  • 選手たちの表情は、少々微妙

  • 開会式は15分ほどで終了したとのこと