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欧州リポート

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ETTU(ヨーロッパ卓球連合)の理事会がECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)に関しての重要な決定のために招集をかけられる見込みだ。
ETTUとはアジア卓球連合のようにヨーロッパ各国の卓球協会が属する統括団体で、ECLとはサッカーでおなじみのように、ヨーロッパ各国の上位クラブ同士が対戦して「ヨーロッパチャンピオンクラブ」を決定するリーグ戦だ。
すでに終わった06~07年のシーズンで戦ったドイツの4チーム(ゲナン、オクセンハオゼン、グレンツァオ、フリッケンハオゼン)が、勝者のシャルロワ(ベルギー)、準優勝のニーダー・オーストリア(オーストリア)、3位のカジャグラナダ(スペイン)に対して抗議文を提出した。その内容はそれらのクラブでプレーした外国籍選手、李静(中国香港・シャルロワ)、王皓、侯英超(中国・ニーダー・オーストリア)、陳杞(中国・カジャグラナダ)が06~07年シーズンでプレーしたものの、この3選手が同じシーズンの中国超級リーグに出場していたことに対しての抗議である。
シーズンオフ(5~7月)の間に中国リーグに出場することはヨーロッパの各国リーグで認められているが、それ以外の時期に出場することはクラブの二重登録として認められていないために、今回の抗議になったものだと推測される。
中国超級リーグは今年は6月から9月までの開催。ヨーロッパのようにシーズンが決まっておらず、中国卓球協会が国際大会や国内事情でスケジュールを決めているが、どうしてもヨーロッパとかみ合わない面もある。