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欧州リポート

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 昨日、ヨーロッパチャンピオンズリーグの男女決勝第1戦が行われ、水谷隼(木下グループ)が出場。試合の結果は下記のとおり。

【2017/2018 ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝第1戦】
◎男子
<ボルシア・デュッセルドルフ 3-2 オレンブルク(ロシア)>
○ボル 7、8、-10、6 オフチャロフ
 K.カールソン -8、8、-10、9、-12 水谷○
 シェルベリ -6、-3、7、-6 サムソノフ○
○ボル 11、8、-5、3 水谷
○K.カールソン 8、4、8 オフチャロフ

 昨シーズンと同カードとなった男子決勝はボルシア・デュッセルドルフが先勝。大黒柱のボル(ドイツ)が2勝をあげる活躍で、チームの持つ最多優勝記録を更新する11回目の優勝に王手をかけた。オレンブルクは足に故障を抱え、世界選手権でも調子の上がらなかったオフチャロフ(ドイツ)を2点起用するも、ボル、K.カールソン(スウェーデン)に連敗。水谷は昨シーズンのECLでは16戦全勝の活躍で優勝に貢献、今シーズンもここまで10戦全勝の活躍を見せていた水谷だが、決勝で初黒星を喫した。
 ちなみにチームとしての最多優勝はボルシア・デュッセルドルフだが、個人でのECL最多優勝経験はオレンブルク所属のサムソノフ(ベラルーシ)の12回。サムソノフはボルシア・デュッセルドルフ所属時にも優勝を経験している。


◎女子
<Dr.チャッスル(クロアチア) 3-2 バシャクシェヒル(トルコ)>
 杜凱琹 -7、-5、9、5、-5 フー・メレク○
○リー・ジエ 1、5、4 クラッチェン
○ユ・フ 4、-9、9、-8、4 ノスコワ
 リー・ジエ -8、-8、9、-6 フー・メレク○
○杜凱琹 6、-11、7、5 クラッチェン
 
 女子もラストまでもつれた接戦の末にDr.チャッスルが先勝。出場した3選手が1点ずつを奪って勝利をあげた。バシャクシェヒルはフー・メレク(トルコ)が2点も、李皓晴(香港)が欠場し、勝負どころの3番ノスコワ(ロシア)が敗れて接戦を落とした。ちなみにこの「Dr.チャッスル」というチーム名はクラブのオーナーであるマーティン・ティノ・チャッスル氏が経営するプライベートスクールの名前。以前、吉田光希が所属していたこともある(今シーズンはチェコリーグでプレー)。Dr.チャッスルが優勝すると、クロアチアのクラブとして史上初のECL制覇となる。


写真提供(上2枚):稲垣康介/朝日新聞編集委員
  • 勝利に沸くボルシア・デュッセルドルフ

  • 水谷は1勝を上げたが今シーズン初黒星を喫した

  • 杜凱琹がラストで勝利し、Dr.チャッスルが初Vに王手(写真は2018年世界選手権)