スマホ版に
戻る

欧州リポート

トップニュース欧州リポート
 7月15日から24日まで、ルーマニア・クルジュ=ナポカで2018 STAGヨーロッパユース選手権が開催され、全14種目で優勝が争われた。各種目の入賞者は下記のとおり。

【ジュニア男子シングルス】
優勝:スゴウロポウロス(ギリシャ)
準優勝:モアガルド(スウェーデン)
3位:シポシュ(ルーマニア)、グレブネフ(ロシア)

【ジュニア男子ダブルス】
優勝:カツマン/グレブネフ(ロシア)
準優勝:ヤン・シンユ/ユ・ヒンハン(アゼルバイジャン)
3位:プレテア/ベルトラン(ルーマニア/フランス)、シポシュ/オプレア(ルーマニア)

【ジュニア男子団体】
優勝:フランス
準優勝:ロシア
3位:ルーマニア、ドイツ

【ジュニア女子シングルス】
優勝:ニン・チン(アゼルバイジャン)
準優勝:プライアン(ルーマニア)
3位:シェルベリ(スウェーデン)、ジロノワ(ロシア)

【ジュニア女子ダブルス】
優勝:コリシュ/ゴーチェ(ロシア/フランス)
準優勝:ニン・チン/チェン・シンタイ(アゼルバイジャン)
3位:スルジャン/ヨキッチ(セルビア)、プライアン/ジロノワ(ルーマニア/ロシア)

【ジュニア女子団体】
優勝:アゼルバイジャン
準優勝:ロシア
3位:フランス、ルーマニア

【ジュニア混合ダブルス】
優勝:ロラン/ゴーチェ(フランス)
準優勝:クルツィツキ/ウェグリズン(ポーランド)
3位:グレブネフ/マリニナ(ロシア)、デノドレスト/ルッツ(フランス)

【カデット男子シングルス】
優勝:キュビク(ポーランド)
準優勝:サビー(フランス)
3位:ベリク(チェコ)、ホッロ(ドイツ)

【カデット男子ダブルス】
優勝:キュビク/バン(ポーランド/クロアチア)
準優勝:トミカ/モヴィランヌ(ルーマニア)
3位:サビー/ラコトアリマナナ(フランス)、クライバー/デリンカク(スロバキア)

【カデット男子団体】
優勝:フランス
準優勝:ベルギー
3位:ロシア、ポーランド

【カデット女子シングルス】
優勝:ザハリア(ルーマニア)
準優勝:アブラミアン(ロシア)
3位:パヴァデ(フランス)、ムスカントル(スウェーデン)

【カデット女子ダブルス】
優勝:パヴァデ/ショミス(フランス)
準優勝:アブラミアン/テントセル(ロシア)
3位:トミニャク/ベゼク(セルビア)、アラポビッチ/ザデロバ(クロアチア/チェコ)

【カデット女子団体】
優勝:ルーマニア
準優勝:ロシア
3位:セルビア、フランス

【カデット混合ダブルス】
優勝:プッポ/スラウティナ(イタリア/ロシア)
準優勝:ラコトアリマナナ/パヴァデ(フランス)
3位:スタルザー/ザデロバ(チェコ)、トミカ/ザハリア(ルーマニア)


 ジュニア男子シングルスでは昨年優勝のスゴウロポウロスが、スウェーデンリーグ・エースレーブの同僚でもある世界ジュニア2位・モアガルドをフルゲームの末に下して2連覇達成。上背はさほど高くないが、筋骨隆々の体格のスゴウロポウロス。体格だけ聞くとギリシャの先輩、クレアンガのようなプレーをイメージしそうだが、前陣で堅いブロックと安定したフォアドライブが武器の堅実派。クレアンガ、ギオニス以降、なかなか若手の現れないギリシャにとっては、このスゴウロポウロスは久々に現れた期待の新星だ。

 ジュニア女子シングルスでもアゼルバイジャンのニン・チンが大会2連覇。ニン・チンは女子団体ではアゼルバイジャンを初優勝に導き、ジュニア女子ダブルスでも準優勝と3冠にこそ届かなかったものの大会の主役とも言える大活躍。カスピ海に面し、北はロシア、南はイランと国境を接する南コーカサスの1国であるアゼルバイジャン。これまで卓球で話題に上がることはほとんどなかった国家だが、ここ数年で中国からジュニア世代の選手が移住し、2015年からITTFジュニアサーキットに出場。自国だけでなく中国での合宿も行いながら強化を図っており、出場数こそ少ないがジュニアサーキットでは度々上位に顔を出すようになっている。これまで卓球界では無名だったアゼルバイジャンがヨーロッパを席巻する日も近いかもしれない。

写真提供:ITTF
  • ジュニア男子シングルスV2のスゴウロポウロス

  • ジュニア女子2冠のニン・チン