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平野早矢香さんから卓球元気ネットワークオープンのメッセージ

 

元全日本女王、ロンドン五輪銀メダリストの平野早矢香さんから

卓球元気ネットワークのサイトオープンメッセージが届きました。

コロナウイルスで練習できない今こそ、卓球人は下を向かずに頑張りましょう。
サイトでは質問を受け付けています。
動画や文章で選手、指導者、エキスパートが答えてくれます。

表ソフトの選び方の悩みに回答します

元気ネットワークに質問が届きました。

これは編集部がお答えします。

回答者:編集部ゆう


Q:僕はバック面が表ソフトなのですが表ソフトの選び方と表ソフトに相性の良いラケットを教えて下さい。


A:表ソフトの選び方は大きく「攻撃」と「変化」に分かれます。

攻撃を重視したい選手ならば、フォアと同じようにバチバチと攻撃できるラバーを選ぶ必要があります。回転や安定性を重視して、粒が詰まったラバーを選びましょう。

粒が詰まっている表ソフト例(下写真)

このように粒が大きくて間隔が詰まっているとボールの接地面が広くなります。

打球時に粒が不規則に倒れなくなるので、打球が安定するのです。

粒が大きいほど、そして間隔が詰まっているほど、回転がかかり、安定すると覚えておくと良いでしょう。また配列は横目のほうが回転がかかると言われています。

 

一方で変化を重視したい人であれば、前述と逆に粒が細くて間隔が空いているラバーが良いでしょう。

間隔が空いている表ソフト例(下写真)

打球時に粒が倒れやすく、変化が生まれます。

粒高ラバーのような反転能力はありませんが、ナックルになりやすく、相手のミスを誘うことができます。

 

まずは自分が表ソフトでどういうプレーをしたいのかを考えましょう。

スピードで打ち抜いていきたいのか、安定させたいのか、変化で取りたいのか、

それによって選ぶ表ソフトは変わってくるはずです。

 

 

同じことがラケット選びにも言えます。

一般的に“球離れがよくて弾(はじ)くラケット”が表ソフトと相性が良いと言われています。

しかし、表ソフトを使用していても全員が弾きたいと考えてはいません。

たとえば変化系の表ソフトを使用して「ブロックで抑えて変化をつけたい」と思っている人にとって、弾くラケットではコントロールができなくなってしまうでしょう。

表ソフトで何をしたいのか、それによってラケットも変わってくるのです。

質問者さんはバック側が表ソフトということでしたので、フォアとのバランスも考えたいところです。

私が取材をした中、「表ソフトの選手だからこのラケットが良い」というのはあまりなかったです。その理由としては、表ソフトに合わせすぎると裏ソフトが崩れてしまうからです。

また、選手のほとんどがバックよりもフォアを重要視していて、まずはフォア(裏ソフト)で感覚が良いラケットを厳選して、その中からバック(表ソフト)も使いやすいものをチョイスしていました。

 

参考になれば幸いです

質問やメッセージは引き続き募集中! こちらから

水谷隼選手からのサイトオープンメッセージ

「卓球元気ネットワーク」のオープンに際して、水谷隼選手からメッセージをいただきました。水谷選手には、今後も動画や文面の形で、このサイトでご登場いただけるとのこと。

またこのサイトでは、水谷選手以外にも国内トップ選手にご協力いただく予定になっています。質問やご要望などがあれば「質問受付フォーム」からお寄せください。すべてにはお答えできないかと思いますが、セレクトして、随時記事としてアップしていき、一部は月刊『卓球王国』誌上でも掲載を予定しています。

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