GPSモニター

田村は毎週日曜の午前、卓球をするために自転車で私の町内に来るのだが、そのとき、心拍数と位置や速度を5秒毎にモニターする装置を体につけている。後でパソコンに情報を移すと、自分が走った経路、速度、心拍数がグラフで見ることができるのだ。卓球は3人で交代で試合をやっているので、全体の1/3の時間は休憩をしており、それがちゃんと心拍数に出ているところが、当たり前とはいえ面白い。そして本人は気づきにくいのだが、試合を重ねるにしたがって心拍数の最大値が上昇傾向にあることもわかる。これはだんだんと疲労が蓄積するためだろうが、ここまで定量的にわかると楽しい。

そいうえば、先々週末に職場の飲み会があった。酒を飲むとベロンベロンに酔って記憶をなくす奴と3人で3次会に行ったのだが、彼に月曜に聞いてみると、案の定3次会に行ったことはまったく覚えていなくて、携帯電話の機能のGPSモニター結果を見て「どうやら俺は3次会に行ったようだ」と語った。私もそのように記憶をなくすほど飲んでみたい。できればその会話を録音して聞いてみたいものだ。写真はその3次会ですっかり正体をなくした「彼」の様子。