テレビのやらせ

「ほこたて」という番組がやらせをやったということで問題視され、どうやら番組自体が打ち切りになるようだ。好きな番組だっただけに残念である。

テレビでは、明らかなフィクションのドラマのときに限って「実際の団体とは関係ありません」などと書くくせに、フィクションかどうかわからないような微妙な番組の時には決してそうは書かない。マジックをしているのにマジックではないと言ってみたり超能力だと言ってみたり、果ては種はないけど能力もないデタラメな透視とやらで行方不明者を探してみたりだ。こういう番組の時こそ「これはフィクションです」とテロップを出すべきなのに、これらは、その詐欺的な部分でしか視聴者の興味を引き付けられないので、そのようなことは絶対にできないのだ。

「ほこたて」の場合は、仮に演出があったとしても、登場する人や機械の技術やら能力は凄いものなのだろうから、それでもある程度お見応えはあるはずなのだ。だから番組の最後にでも「必ずしも真剣勝負ではありません」とかなんとか出しておけば少なくとも建前上は、ここまで糾弾されることはなかっただろう。まあ、無理だろうなそんなの。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です