日別アーカイブ: 2016年11月30日

異端?画期的?もう離せなくなる?

またまた忙しい時期にぶつかっています

年末ですから、仕事以外の行事も忙しいのです。

ブログの更新もやや滞っている・・・のではなく、

あまり連投するとトップページにぼくの記事ばかりが上がってしまい、本来の目的である選手のブログというのが埋もれてしまう。。。自分はブログ開始時に「10人はほしいよね」と集められた数合わせのブログですから。

 

さてさて、今回、画期的な製品を紹介します。

その名も

ラバーウォーマー

 

なにそれ?と思う人いると思います。

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ラバーの上に乗せられたプレート

そしてつながれたコード

 

ラバーを温める機械です。

 

ラバーはゴムでできています。寒い時にラバーが冷たくなって、カチコチで全然飛ばないという経験は誰にでもあるはずです。

そんな時にこのラバーウォーマーをセットしておけば・・・ラバーが温まり、柔らかくなり、めちゃくちゃ弾む!会場が寒くても問題なく弾む!

 

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皆さんの言いたいことはわかります。その質問をぶつけました。

 

①ラバーなんて服の中に入れるか、ホッカイロでいいじゃないか

→服の中ではほとんど温まらず、ホッカイロだとかなり時間がかかります。また、ホッカイロの場合、熱が逃げるのも早いんです。だから最初の5分ですぐに冷たくなってしまいます。また、ホッカイロは当てた部分のみが温かくなり、全体を均等に加熱することは難しい。ホッカイロの場合、何個も使って、隙間なく貼り付ける必要があります。

②じゃあ、ラバーウォーマーならどれくらい温かいの?

→試合の20〜30分前にラバーウォーマーに入れてもらえれば、50度程度まで温まります。熱は徐々に失われていきますが、ゆっくりなだらかにです。20〜30分はかなり温かいので、一般の選手の1試合は保ちます

③ラバーが温まるとどうなるの?

→ラバー本来の性能を引き出します。使っていないラバーと比べるとスピードがあがり、ボールの引っかかりも良くなります。スピードグルーを使ったことがある人ならばわかりますが、キンキンと金属音も鳴るようになります。

④これは後加工にならないのか?

→たとえば暑い熱帯地域で卓球をしたらラバーが柔らかくなり弾むようになります。それと同じでラバー本来の性能を引き出しているだけなので、問題ありません。それが後加工になるのであれば、会場でラバーを懐に入れて温める行為自体が後加工になってしまいます

⑤ウォーマーの電源はどうするの?

→スマートフォンでも利用しているモバイルバッテリーで可能です。電圧はDC5V、消費電力は4.4Wです。普通のバッテリーならば一日何度も使えるでしょう。

 

 

ラバーを温める側はこんな感じです

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これでラバーをガンガン温める。

45℃程度なので、やけどはしません。確かにウォーマー後はラバーが温かくてじんわり中にも熱が浸透していました。

 

実際に温めていないラケットと温めたラケットで打ち比べると・・・

同じ用具でもとんでもなく違う

 

ブルーファイアがこんなに良いと思わなかったと感じるくらいウォーマー後はラバーの弾み、伸び、そして音がいい。

キンキンなります!すごいです!

 

画期的ですね。

試合に行って、会場に着く前にウォーマーを起動させ、朝の練習でキンキン鳴らし、ウォーマーを起動させ、第1試合でもキンキン鳴らす。

冷たくて寒い体育館でもボールが飛ばないってことがなくなりそうです。

 

また、実はまだ検証前なのですが、湿気にも強い可能性も高い。

雨の日、湿気の高い日でもウォーマー効果で湿気をラバー表面に停滞させない。

冬だけじゃなくて、夏にも欠かせない製品になるのかなー。

 

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温めたらラバーは飛ぶよ!と当然みんなが思っていたけど、

想像以上に飛びます。想像以上にラバーが変わります。

テナジーとか、スピン系とか、性能が高いラバーであればあるほど、性能を引き出します。

 

発売は・・・来年1月中旬らしいです。

全日本のドニックブースでも実演するらしいので、気になる人は実際に触れてみましょう。

 

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あ、モバイルバッテリーはこんなにでかいやつじゃなくても大丈夫。

これは別売りなので、持ち運び便利な形を自分で見つけましょう。

ウォーマー側のプラグはmicroUSBです

 

正直、大ヒットするような商品ではないかなと思っていますが、使った人はその良さに気づいてくれるはずです。

使い捨て製品が多い卓球用具の中では、半永久的に使える製品なので。