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 正智深谷高1年の牛嶋星羅が申立人として、スポーツ仲裁機構(東京・渋谷区)に対して、「ユース五輪世界予選会にかかる参加選手の選定、および決定について」の仲裁申立書を提出し、本日12月3日、受理された。被申立人は日本卓球協会である。
 
 これは ITTF(国際卓球連盟)がユース五輪出場のための世界予選会(2014年1月22・23日)の出場基準を設定し、男女16名ずつの出場資格を昨年発表。それに基づいて、対象大会のジュニアサーキットで牛嶋選手は挑戦をする矢先に、日本卓球協会が独自に選考基準を発表。
 その選考基準「2013年12月の世界ランキングで年齢有資格者の最上位選手を世界予選に出場させる」が、「JOCエリートアカデミーに有利な基準でフェアではないし、選考基準が不合理である」という不服申し立てを行った。
 すでに ITTFはジュニアサーキットで活躍し、ポイントを獲得した牛嶋選手は世界予選の16名の有資格招待選手としてWEBで発表されており、かつ12月6日が世界予選会のエントリー締め切りとなっていたために、急遽、牛嶋本人、正智深谷高の平亮太監督、代理人弁護士が動いて、スポーツ仲裁機構に仲裁申立書を提出し、受理された。
 エントリー締め切りが迫る中、日本卓球協会がどのような対応をとるのか注目される。
 ITTF(国際卓球連盟)が来年1月22日・23日にポルトガルで行われる、ユース五輪の世界予選会の大会要項を発表した。

 その中には、有資格の招待選手リストが男女16名ずつが発表され、日本からは男子が村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)、女子は牛嶋星羅(正智深谷高)が16名の中に入っている。
 しかし、日本卓球協会は今年3月9日の日付で、ユース五輪の日本代表候補選手の選考基準として「2013年12月の世界ランキングで年齢有資格者の最上位選手を世界予選に出場させる」と発表。つまり、ITTFと日本卓球協会のダブルスタンダード(二重基準)になっているのだ。ただし、ユース五輪は各国のNOC(国内オリンピック委員会・日本ではJOC=日本オリンピック委員会)からの推薦があり、出場できるもので、通常は日本卓球協会がJOCに選手を推薦して、はじめてユース五輪に出ることができる仕組みになっている。

 「JOCエリートアカデミーの選手は国際大会への出場が圧倒的に多く、世界ランキングだけで選考するのはアンフェア」という声も聞こえる中で発表されたITTFのユース五輪世界予選会の招待選手。波紋を呼びそうだ。
 ちなみに、世界予選のエントリーの締め切りは12月6日となっている。
 2014年1月9〜12日にUAE・ドバイで行われるGAC2013ワールドツアー・グランドファイナル。開催種目は全6種目でシングルスは2013年に行われたITTFワールドツアーでの男女トップ16選手に開催国から1選手を加えて行われる。
 ITTF(国際卓球連盟)はこの賞金総額1億円に上る今大会への招待選手を発表。日本からはジャパンオープン、チェコオープンで優勝の塩野真人(東京アート)や女子ダブルスでは大会最年少となる伊藤美誠/平野美宇(昇陽中/JOCエリートアカデミー)の13歳ペアを含む14名の選手の名があがっている。

グランドファイナル招待選手は以下のとおり。

【GAC2013ワールドツアー・グランドファイナル招待選手】
★男子シングルス
1.馬龍(中国)2.樊振東(中国)3.許シン(中国)4.塩野真人(日本)5.閻安(中国)6張継科(中国)7.王皓(中国)8.オフチャロフ(ドイツ)9.サリフ(フランス)10.張一博(日本)11.荘智淵(チャイニーズタイペイ)12.丹羽孝希(日本)13.金珉鉐(韓国)14.高木和卓(日本)15.松平健太(日本)16.カズオ・マツモト(ブラジル)開催国枠:アル-モハイセニ(UAE)

☆ 女子シングルス
1.丁寧(中国)2.劉詩雯(中国)3.福原愛(日本)4.李暁霞(中国)5. 徐孝元(韓国)6.馮天薇(シンガポール)7.Vi.パブロビッチ(ベラルーシ)8.石川佳純(日本)9.朱雨玲(中国)10.リー・ジャオ(オランダ)11.サマラ(ルーマニア)12.李皓晴(香港)13.姜華君(香港)14. 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)15.田志希(韓国)開催国枠:アルブーシ(UAE)

★ 男子ダブルス
1.ガオ・ニン/李虎(シンガポール)2.リヴェンツォフ/パイコフ(ロシア)3. 江宏傑/黄聖盛(チャイニーズタイペイ)4.ガルドス/ハベソーン(オーストリア)5.張一博/松平賢二(日本)6.金珉鉐/徐賢徳(韓国)7.ヤン・ツー/詹健(シンガポール)

☆ 女子ダブルス
1.丁寧/李暁霞(中国)2.鄭怡静/黄怡樺(チャイニーズタイペイ)3.バーテル/シャン・シャオナ(ドイツ)4. 朴英淑/梁夏銀(韓国)5.クリーマース/リー・ジャオ(オランダ)6.姜華君・李皓晴(香港)7.平野美宇/伊藤美誠(日本)8.馮天薇/ユ・モンユ(シンガポール)

★ アンダー21男子シングルス
1.森薗政崇(日本)2. 洪子翔(チャイニーズタイペイ)3.フランチスカ(ドイツ)4.吉村真晴(日本)5.Q.ロビーノ(フランス)6.インデルヘルベルグ(ベルギー)7.ゴーズィ(フランス)8. 呉智康(シンガポール)

☆ アンダー21女子シングルス
1. 呉穎嵐(チャイニーズタイペイ)2.P.ゾルヤ(ドイツ)3.森薗美咲(日本)4.李皓晴(香港)5.松平志穂(日本)6.ポルカノワ(オーストリア)7.梁夏銀(韓国)8.リン・イ(シンガポール)
  • ITTFも注目の塩野真人

 12月1日に最終日を迎えたスウェーデンオープン。男女ともシングルスの決勝は中国選手同士の対戦となった。男子は第2シードの閻安と第3シードの樊振東との対決。閻安が4-2で今季3勝目を狙う樊振東を下し、ITTFツアー初のタイトルを獲得した。
 女子の決勝は第1シードの陳夢が第9シードの李暁丹を4-2で下しハーモニー中国オープンに続き今季2勝目をあげた。 

 また、中国が国際ペアで望んだ男子ダブルスはルンクイスト/許シン(スウェーデン/中国)がイェレル/閻安(スウェーデン/中国)を3-1で破り優勝を決めた。優勝記録は以下のとおり。

【スウェーデンオープン優勝者】
男子シングルス:閻安(中国)
女子シングルス:陳夢(中国)
男子ダブルス:ルンクイスト/許シン(スウェーデン/中国)
女子ダブルス:李暁丹/木子(中国)
男子アンダー21:洪子翔(チャイニーズタイペイ)
女子アンダー21:ポルカノバ(オーストリア) ※3位:松平志穂
 11月27日よりスウェーデンのストックホルムで行われているITTFワールドツアー・スウェーデンオープン。日本からは男女合わせて12名の選手が参加した。

 男子シングルスでは日本男子で唯一、高木和卓(東京アート)が準々決勝へ進出したが、世界ランキング2位の許シン(中国)に1ゲームを奪うに留まり敗退となった。また、女子アンダー21では優勝の期待がかかった第1シードの松平志穂(四天王寺高)が、準決勝でエーラント(オランダ)にゲームオールの末敗退。日本選手は本日12月1日の最終日を待たずして全種目で敗退という残念な結果に終わった。

 また、中国の期待の若手、樊振東と周雨の対戦となった男子シングルスの準々決勝では、樊振東が最終ゲームのジュース戦を制し、許シンとの準決勝へ進出。もうひとつの準決勝では、10月に行われたヨーロッパ選手権で自身初の3位入賞を果たしたイオニス(ギリシャ)と閻安(中国)との対戦となる。

大会の詳細は日本卓球協会HPをご覧ください↓
http://www.jtta.or.jp/result/2013/worldtour/swe/swe2013.html
 卓球の日本男子のエース水谷隼(24)が、11月25日にスポンサー契約を結んだ。
 (株)DIOジャパンに続き、29日、安全 安心、おいしさのブランド「やまと豚」を手がける(株)フリーデンと新たにスポンサー契約を結んだ。同社で行われた会見で、「おいしい肉をたくさん食べて、来年東京で開催される世界選手権、(2016年)リオデジャネイロ五輪でメダルを獲りたい」と活躍を誓った。

 同社の大谷康志社長は「本日、(11月29日)いい肉の日に契約を結ぶことができてとてもうれしい。オリンピックでメダルが取れるように応援していきたい」と語った。
 DIOジャパンに続く、スポンサー契約。現在、ロシアリーグ、ヨーロッパチャンピオンズリーグで活躍する世界14位の水谷選手は結婚の発表の前後にスポンサー契約を締結し、プロ選手として活動を広げている。
 11月28日、日本卓球協会より平成25年度全日本選手権の全7種目のスーパーシードが発表された。

 男子シングルスで連覇を狙う第1シードの丹羽孝希(明治大)のブロックには、ともにドイツ・ブンデスリーガでプレーする森薗政崇(青森山田高)や吉田雅己(愛知工業大)を始め、村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)や塩野真人(東京アート)といった実力者が勢揃い。
 また、3大会ぶりの優勝に燃える水谷隼(DIOジャパン)は、順当に勝ち進めば昨年と同じくベスト4決定で張一博(東京アート)と対戦する。

 また、女子シングルスでは昨年まさかの初戦負けを喫した平野早矢香(ミキハウス)の名前も。こちらは順当に勝ち進めば、ベスト8決定で藤井寛子(日本生命)との対戦となる。藤井は若宮と組む女子ダブルスで、史上初の大会5連覇の期待もかかる。

 詳しくは、日本卓球協会のホームページをご覧下さい

URL:http://www.jtta.or.jp/result/2013/alljapan/ippan/13alljapanseed.pdf
 デンマーク女子のトッププレーヤーであるミエ・スコフがデンマークのダンスコンテストTV番組に出場した。ワルツ、タンゴ、ジャイブ、サンバなどの数種類のダンスそれぞれで高得点をマークしたスコフは、決勝へ進出。決勝は11月29日(金)に行われる模様。

 スコフはロンドン五輪にも出場。五輪出場時は世界ランキング74位だったが、最近ではダンスに力を入れているのか、世界ランキングも122位とダウン。卓球の大会でも姿が見られないとの話は、卓球関係者としてはちょっと残念な話だが、まずは卓球選手とは思えないスコフのダンスをぜひご覧ください。

ジャイブ↓
http://www.youtube.com/watch?v=0zFVDHgg3JA

タンゴ↓
http://www.youtube.com/watch?v=04qSSfheHg8

サンバ↓
http://www.youtube.com/watch?v=uNkiEk4NIbM
  • ロンドン五輪でのスコフ

 ブンデスリーガ2部でプレーする選手たちが「プレーできなくなるピンチ」に陥っている。
 インターハイチャンピオンの森薗政崇(青森山田高・フリッケンハオゼンのセカンドチーム所属)や小澤吉大(ユーリッヒ)などはすでにブンデスリーガ2部で活躍しているが、10月18日から施行されているEU(欧州連合加盟国)の新しい滞在ルールによって、今シーズンのプレーができなくなる危機に見舞われているのだ。
 今までは、180日でリセットできたために、不法滞在(オーバーステイ)にならなかったのだが、新しいルールでは、「過去180日(ほぼ半年間)以内に90日(ほぼ3カ月間)を越えて滞在はできない」というもの。過去180日内で合計日数が90日を超えたら、次に入国できるのは半年後になる。これはEU内での不法滞在を防ぐためにできたルールと言われている。
 ブンデスリーガ1部でプレーしている選手は就労ビザ(ワーキングビザ)が義務づけされているので、丹羽孝希(明治大・フリッケンハオゼン)や吉田雅己(愛工大・グレンツァオ)、吉村真晴(愛工大・ハーゲン)などは就労ビザでプレーを取得している。 
 ところが、今まで2部などでプレーしていた日本選手は就労ビザがない限りは3カ月以内でしかプレーができないことになる。ブンデスリーガなど、ヨーロッパのプロリーグは8月末から4月までの約8カ月間がシーズンだったが、日本選手の有望な選手たちの活動が制限されるかもしれない事態になっている。この問題をクリアしなければ(就労ビザを発給してもらわないと)、今後日本選手が2部リーグでプレーするのは非常に難しくなるだろう。
 1998年創業のコールセンター業を中心とする情報サービス会社「株式会社DIOジャパン」(本店:愛媛県松山市・本社:東京都中央区)は25日、東京・品川プリンスホテルで行われた記者会見にて、水谷隼(24)選手とのスポンサー契約を締結したことを発表した。

 会見には、株式会社DIOジャパン代表取締役社長の本門のり子氏と水谷選手が登壇。会見の冒頭では、本門社長から水谷選手とのスポンサー契約に至った背景が述べられた。

 もともと本門社長は、中学から卓球を始め、1985年の全日本社会人選手権大会ダブルス優勝という経歴の持ち主。引退後は自らが起業した会社を経営しながら、2004年には愛媛県に卓球場「えひめTTC」を設立するなど、様々な方法で卓球界を支援してきた。「卓球は私の原点であり、会社を立ち上げてからももっと卓球をメジャーにしたいという思いを抱き続けてきた。今回、2016年リオ五輪、そして2020年の東京五輪でのメダル獲得に向け、水谷選手を支援し、一緒に卓球界を盛り上げていきたいとの思いでスポンサー契約を結んだ」(本門社長)。
 水谷選手も「これからが非常に楽しみ。もっと活躍してDIOジャパンの名を世界に広めていきたい」とコメント。

 なお、水谷選手といえばご存知の通り、先週金曜日にかねてから交際していた3歳年下の一般女性との入籍を発表したばかり。ビッグニュースが相次いだが、本人は「プライベートでも卓球でも、一からスタートできて新鮮な気持ちです」とのことだ。

写真:握手をする水谷選手と本門社長