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 ITTF(国際卓球連盟)は、女子ワールドカップ(10月28~30日・シンガポール)、ワールドチームカップ(11月3~6日/ドイツ・マグデブルグ)、男子ワールドカップ(11月11~13日/フランス・パリ)の3大会について、日本のNHKが放映権を獲得したことを発表した。

 3大会への日本選手のエントリー状況は、女子ワールドカップおよびワールドチームカップに石川佳純(全農)・福原愛(ANA)・平野早矢香(ミキハウス)。男子ワールドカップに水谷隼(明治大)・岸川聖也(スヴェンソン)、男子ワールドチームカップに吉田海偉(個人)・丹羽孝希(青森山田高)・松平健太(早稲田大)。
 ロンドン五輪の推薦出場枠を獲得した男子の水谷・岸川、女子の石川・福原に加え、女子団体の3番手としてアジア大陸予選に挑む平野、男子団体の3番手の座を争う吉田・丹羽・松平が顔を揃え、いずれも日本の卓球ファンにとっては興味の尽きない大会となっている。放映時間はまだ発表されていないが、番組表をしっかりチェックしておこう!

Photo:ワールドカップ&チームカップに参戦する水谷(左)、石川(中央)、福原(右)の各選手 
2011 INTERSPORTヨーロッパ卓球選手権 10.8~16/ポーランド・グダニスク

〈男子団体〉
優勝:ドイツ
2位:スウェーデン
3位:ポルトガル、オーストリア
〈女子団体〉
優勝:オランダ
2位:ルーマニア
3位:ハンガリー、ベラルーシ

〈男子シングルス〉
優勝:ボル(ドイツ)
2位:バウム(ドイツ)
3位:トキッチ(スロベニア)、カラカセビッチ(セルビア)
〈女子シングルス〉
優勝:リー・ジャオ(オランダ)
2位:イヴァンカン(ドイツ)
3位:リー・チェン(ポーランド)、ペソツカ(ウクライナ)

〈男子ダブルス〉
優勝:フレイタス/ガチーナ(ポルトガル/クロアチア)
2位:シバエフ/スカチコフ(ロシア)
〈女子ダブルス〉
優勝:パスカウスキーン/ファディーワ(リトアニア/ロシア)、ドデアン/サマラ(ルーマニア)
※混合ダブルスは分離開催

 ポーランドでは最大の港町・グダニスクで開催された2012ヨーロッパ選手権。
 男子団体はドイツが5連覇、女子団体はオランダが3連覇とチャンピオンチームが連続優勝記録を更新した。ドイツは決勝で7大会ぶりの優勝を狙うスウェーデンに完勝。オランダは準決勝でハンガリーとの激戦を制し、決勝でルーマニアを下した。

 男子シングルス優勝はやはりこの人、ドイツのティモ・ボル。苦戦らしい苦戦もなく、ベスト16決定戦(4回戦)からの5試合で落としたのはわずか2ゲームと、抜群の安定感を見せた。2位のバウムは準々決勝でサムソノフ(ベラルーシ)を下し、ロンドン五輪の男子団体3番手の座をグッと引き寄せている。
 女子シングルス優勝は38歳のリー・ジャオ(オランダ)。準決勝でリー・チェン(ポーランド)、決勝でイヴァンカン(ドイツ)とカット型を連破して、05年大会以来となる2回目の優勝を飾った。
 10月14日~16日、岐阜・ヒマラヤアリーナで平成23年度全日本選手権(団体の部)が開催された。
 男子はラッキールーザーとして第2ステージに進んだ東京アートが、第1ステージで敗れていた青森山田高校に決勝で勝利し、4年連続となる優勝を飾った。女子もラッキールーザーとして第2ステージに進んだ淑徳大学が、8年ぶり2度目の優勝を決めた。日本生命は第1ステージで四天王寺高校に0-3で敗れ、第2ステージ進出はならなかった。

〈男子〉
優勝:東京アート
準優勝:青森山田高校
3位:明治大学、青森大学

〈女子〉
優勝:淑徳大学
準優勝:十六銀行
3位:サンリツ、四天王寺高校
 10月7~10日に山口県の萩市民体育館(成年)とバタフライアリーナ(少年)にて『第66回国民体育大会~おいでませ山口国体(卓球競技)』が行われた。
 成年男子では開催県の山口が決勝で青森を3-2でくだし、初優勝を飾った。女子は準々決勝で山口を破った茨城の2年ぶり3度目の優勝となった。

 少年男子の部では順当に勝ち上がった青森と愛知との決勝戦。丹羽が加藤に敗れるという波乱もあったが、青森が3-1で愛知を下し優勝。女子も四天王寺高トリオをそろえた大阪が優勝した。また、山口は男女とも3位に入賞と健闘をみせた。

【おいでませ山口国体上位の結果】
● 成年男子
1位:山口(吉田・岸川・平野)
2位:青森(大矢・松平賢・上田)
3位:埼玉(平屋・塩野・胡彦広)、愛媛(矢野・井上・花岡)

● 成年女子
1位:茨城(森薗・福平・野上)
2位:広島(福岡・土井・土田
3位:東京(天野・伊積・岡本)、岐阜(石塚、山梨、高瑜瑶)

● 少年男子
1位:青森(丹羽・町・吉田)
2位:愛知(藤村・加藤・共田)
3位:山口(吉村・有延・車耀)、石川(斎藤、山本、岩本)

● 少年女子
1位:大阪(松本・髙橋・松平)
2位:高知(土田・谷岡・楊テイ)
3位:山口(亀石・永田・髙橋)、岡山(三宅・原山・孫怡チン)
 10月9日、ATTU(アジア卓球連合)は、開催が延期されている第20回アジア卓球選手権を2月23日~3月1日に中国・マカオで行うことを発表した。
 もともと9月12~18日にレバノン・ベイルートで行われる予定だったアジア選手権は、レバノンの周辺国の治安悪化により開催延期となっていた。アジア卓球連合はアジアカップ開催期間中に理事会を開き、ようやくマカオでの開催が決定。大会開催までの期間は短いが、今年は3月末に世界団体選手権、8月にロンドン五輪が控えているため、ATTUも来年2月の開催に踏み切ったようだ。
 11月13~20日にバーレーンの首都マナーマで開催される「Volkswagen 2011世界ジュニア選手権大会」の代表選手が発表された。代表は男女各4名の以下選手。

●男子
丹羽孝希(青森山田高)WR30位
吉村真晴(野田学園高)WR166位
村松雄斗(エリートアカデミー)WR238位
酒井明日翔(エリートアカデミー)WR319位

● 女子
石川佳純(全農)WR7位
谷岡あゆか(エリートアカデミー/帝京)WR90位
前田美優(ミキハウスJSC)WR133位
丹羽美里(青森山田高)WR--

※WR(ワールドランキング)は10月5日発表のもの
 去る10月2日(日)、埼玉・東松山市民体育館にて、「シチズン・ボッシュ 卓球クリニック」が行われた。日本リーグでプレーするシチズンとボッシュの各5名、計10名の選手が講師として参加し、約120名の近隣の小中学生に指導。クリニックのほか、トップ選手による模範試合や、じゃんけん大会などもあり、イベントは大きく盛り上がった。
 また今回は、東日本大震災チャリティーイベントも兼ねており、参加費全額を支援金に充て、募金箱も設置。集まった70,361円は、宮城県東松島市の中学校へ卓球用品を寄贈するのに使われる予定。

写真は、バックドライブを指導するシチズンの軽部選手/じゃんけん大会の様子/参加者全員での記念撮影
 10月10日(月・祝)、宮城県仙台市内において、日本オリンピック委員会(JOC)主催の「オリンピックデー・フェスタ in 仙台」が開催される。これはJOCの東日本大震災復興支援「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環で行われ、このフェスタに仙台市出身の福原愛選手(ANA)が参加する。
 また、福原選手の他にも多数のオリンピック選手が参加し、スポーツを通じて被災地の方々とのふれあい活動を行うという。

■ 『オリンピックデー・フェスタ in 仙台』
開催日時:10月10日(月・祝)9時~15時(予定)
会場:仙台市陸上競技場(宮城野区)、仙台市内各所のスポーツ施設
参加料:無料

詳細はJOCのHPをご覧ください↓
http://www.joc.or.jp/photonews/2011/10/20111003_02.html
 2011年イングランドスポーツブックの新人賞を獲得したマシュー・サイド氏の著書『Bounce』の日本語版『非才』が柏書房より発売されている。元イングランドのチャンピオンで現在はジャーナリスト&スポーツコメンテーターとして活躍中のサイド氏。「天才」とは?「勝者の成功の科学」とは? 様々なデータを元に著者が解き明かします。

『非才』
著者:マシュー・サイド=著 山形浩生/守岡桜=訳
出版者:柏書房
定価:1,995円(税込)

 10月21日(金)発売の卓球王国12月号では、この『非才』を含め卓球に関連する本の特集をおこないます。
 お見逃しなく!

※写真右:現役時代の著者
 コカコーラが2012年のロンドン五輪に向け、世界的キャンペーン「ムーブ・トゥ・ザ・ビート」を発表した。世界の若い世代の情熱を触発し、ロンドン五輪とスポーツへの関心を高めようとするキャンペーンだ。

 キャンペーンCMには5人のロンドン五輪出場候補選手がアスリート大使として登場するが、その中のひとりとして21歳のイングランドの卓球選手、ダリウス・ナイト選手が抜擢された。選出された選手たちは「五輪に必要な前向きな姿勢の大切さを体現している」という点が考慮されたという。他4名のアスリートには、デビッド・オリバー(110mハードル/アメリカ)、ダイヤン・ジャファール(アーチェリー/シンガポール)、マリア・エスピーザ(テコンドー/メキシコ)、ケニア・ヴドヴィナ(400m走/ロシア)が選ばれた。

 またキャンペーン用のオリンピック賛歌の製作には、グラミー賞プロデューサーのマーク・ロンソンとシンガーソングライターのケイティ・Bを起用。それぞれのアスリートにあったビートを作りだし、スポーツの音とロンドン音楽のビートを融合したユニークな賛歌を作り出した。

 キャンペーンはテキストメッセージ、モバイルウェブ、アプリケーションなどを使用し、世界的規模で展開される。また限定版パッケージのコカコーラ商品の展開もあるという。キャンペーンCMは2012年の初めより放送される予定とのことだ。