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 日本中に歓喜をもたらした、女子サッカーW杯・ドイツ大会での日本女子サッカーチームの優勝。体格にまさる欧米の強豪国を連破し、初優勝を果たした日本女子サッカーチームに、ITTF(国際卓球連盟)のアダム・シャララ会長(下写真/11年世界選手権時)もITTFのホームページでお祝いの言葉を送っている。掲載された文章は以下のとおり。

ダビデはいかにしてゴリアテ(旧約聖書に登場する巨人兵士)を倒したのか。
それは勇気と自信、闘志によるものだ。
日本はいかにして、サッカーの女子ワールドカップで栄冠を勝ち取ったのか。
やはり勇気と自信、そして闘志がもたらしたのだ。
今日、世界はかけがえのない教訓を得た。
日本に心からの祝福を。

2011.7.17 アダム・シャララ

 7月19~21日まで大阪・東大阪市立総合体育館で全日本大学総合選手権大会(団体の部)が行われた。

 男子は明治大が決勝で昨年の王者・青森大を3-0で下し2年ぶりの優勝。女子は淑徳大が朝日大を3-1で下して3連覇を達成した。また、殊勲賞には水谷隼(明治大)と石垣優香(淑徳大)が選ばれた。

上位の結果は以下の通り

■男子
優勝:明治大
準優勝:青森大
3位:愛知工業大、中央大

■女子
優勝:淑徳大
準優勝:朝日大
3位:東京富士大、神戸松蔭女子学院大

詳しい結果は卓球王国10月号(8月20日発売)でお伝えします。ご期待ください。
 ITTFが行っている2011年の発展プログラムの中でもXIOM(エクシオン)の『エクシオン・デベロップメント・インセンティブ・プログラム』が注目されている。その理由はユニークな選考方法にある。援助を必要としている発展途上国に、無条件で用具を提供するのではなく、オリンピック・ソリダリティ(※下記参照)を通してコーチの育成に力を入れる国が援助の対象となっていた。

 韓国の卓球メーカーであるXIOMは質の高い用具をリリースしている近年急速に卓球界に進出してきたメーカーである。2010年12月にITTFはXIOMのフィリップ・キム代表に援助の話をもちかけ、キム氏はこのITTF発展プログラムへの援助を即座に約束した。卓球を通して発展途上の国や地域の援助は、キム氏の考えと一致していたのだ。ITTFとXIOMの2回目の打ち合わせで、すでに『エクシオン・デベロップメント・インセンティブ・プログラム』は誕生した。そして、そのコンセプトが発展途上の国々に大きなインパクトを与えたのだ。

 援助の内容は卓球台6台(ネット・サポート含む)、スコアボード8個、ラケット8本、ボール12ダース、ユニフォームを1セットとし、選考基準をクリアーした8つの国に送られるというものだった。それぞれの国では2月にプログラムが発表後、オリンピックソリダリティを通し、国内で技術的または発展的なスポーツコースの設立が必須だった。そして、この報償は1つの大陸で2カ国という限定だった。

 素早い行動を起こし、この報償を受け取ることができたのは、アフリカからはウガンダとジプチ共和国、アジアからはアラブ首長国連邦とフィリピン。その後、南米からはパナマとカリブ海の小島、トリニダード・トバゴ、そしてオセアニアからはミクロネシア連邦とマーシャル諸島が選ばれた。既に用具も受け取り、試験的なプログラムも開始したジプチ卓球協会の会長は「ITTFとXIOMの援助にとても感謝している。ITTF発展プログラムの継続的な支援なくして、今後の発展のためのモチベーションを高く持ち続けることは難しい。本当に感謝している」とコメントした。

 ITTFの発展プログラムは、現在年間に110以上のコースがあり、発展途上国を中心にコーチ教育、トレーニングキャンプ、審判コース、大会組織コース、マーケティングコース、そしてウーマンコースなどのコースが組まれている。

※オリンピック・ソリダリティとは IOC(国際オリンピック委員会)が援助の必要な国々のスポーツの発展促進のため、指導者や競技者育成を主な目的として、様々な支援事業を行っている活動。

※写真はXIOMから報償を受け取ったジプチ共和国(写真提供:ITTF)
 実業団チームの日本一を決める、全日本実業団選手権が7月15~18日まで秋田市立体育館で開催され、男子は東京アートが4年連続、女子は日本生命が5年連続の優勝を決めた。

 男子の東京アートは準決勝で住友金属物流を3-0のストレートで下し決勝へ進出。決勝のシチズン戦でも、張/水野のダブルスが森田/軽部に敗れたのみで、3-1でシチズンを下し4連覇を達成した。

 5連覇を達成した女子の日本生命は、準々決勝からの登場。東芝メディカルシステムズ、サンリツを3-0のストレートで下し決勝へ。決勝の十六銀行戦でも圧倒的な強さを見せ、相手を寄せ付けず3-0のストレートで5年連続の優勝を飾った。

【全日本実業団選手権順位】
●男子
1位:東京アート
2位:シチズン
3位:協和発酵キリン、住友金属物流

●女子
1位:日本生命
2位:十六銀行
3位:日立化成、サンリツ
 7月14~17日、モロッコの首都ラバトでITTFプロツアー・モロッコオープンが行われ、女子シングルスで平野早矢香(ミキハウス)が、女子ダブルスで、平野早矢香/石川佳純(/全農)が準優勝を獲得した。

 男子シングルスはサムソノフ(ベラルーシ)がモロッコオープン3度目の優勝。女子シングルスでは第8シードの韓国の18歳、田志希が初優勝を飾った。田志希はアンダー21でも優勝しており、前週に行われたジャパンオープンに続き2大会連続アンダー21での勝利。
 日本からの参加は石川佳純と平野早矢香の2選手のみで、昨年女子シングルスで優勝の石川は準々決勝で田志希に敗れベスト8に終わった。

各種目の上位選手は以下のとおり。

〈男子シングルス〉
優勝:サムソノフ(ベラルーシ)
2位:セイブ(ベルギー)
3位:アチャンタ(インド)、フレイタス(ポルトガル)

〈女子シングルス〉
優勝:田志希(韓国)
2位:平野早矢香
3位:王越古(シンガポール)、サマラ(ルーマニア)

〈男子ダブルス〉
優勝:ロギエール/ボスト(ベルギー)

〈女子ダブルス〉
優勝:スン・ベイベイ/ユ・モンユ(シンガポール)
2位:平野早矢香/石川佳純

〈U-21男子シングルス〉
優勝:J.ペチオ(フランス)

〈U-21女子シングルス〉
優勝:田志希(韓国)
 7月12日、スポーツを通して世界中で地域の活性化を援助している国際的な組織、「ビヨンド・スポーツ」が2011年度のビヨンド・スポーツ賞のノミネートプロジェクトを発表し、ITTF(国際卓球連盟)の『Breaking Down Barriers with Table Tennis Balls(ピンポン球で障壁をなくそう)』がノミネートされた。ノミネートには125カ国、400件の中から18カ国、35のプロジェクトが選ばれた。

 ITTFの『Breaking Down Barriers with Table Tennis Balls(ピンポン球で障壁をなくそう)』プロジェクトはITTFの発展プログラムのひとつで、1999年にオセアニアで試験的にスタートし、2001年には全大陸に展開。コーチや大会運営スタッフの派遣などを含む100以上のコースと30の用具援助パッケージ、また障がい者への指導なども含まれている。
 ノミネートされたプロジェクトの代表は2011年12月5~8日に南アフリカのケープタウンで行われるビヨンド・スポーツの第3回年次サミットに招待される。

 受賞プログラムの選定はイギリスのトニー・ブレア元首相が議長を務めるビヨンド・スポーツ大使により選定され、サミットで発表される。また、受賞プロジェクトには今後、活動を広げるための具体的な支援が約束される。
 熊本県を拠点に卓球場とショップを展開しているタカギ卓球が30周年を記念し、熊本市渡鹿に卓球場『スピンボールTAKAGI』をオープンした。

 『「目指せオンリーワン!!」をコンセプトに新しいタイプの卓球場として多くの皆様に愛されるよう一丸となって努力をいたす所存でございます』(タカギ卓球代表 高木さん)。

【スピンボールタカギ】
住所:熊本市渡鹿8-1-54
電話:096-227-6216
FAX:096-227-6217

※詳細はこちらをクリックしてご覧ください。パンフレットがPDFファイルで開きます。
 7月7~10日に兵庫県のグリーンアリーナ神戸で行われたジャパンオープン・荻村杯。男子シングルス決勝で、岸川聖也(スヴェンソン)が水谷隼(明治大)を下し、プロツアー初優勝を飾った。
 岸川は2回戦の松平賢二(青森大)戦、準決勝の荘智淵(チャイニーズタイペイ)戦で1-3とリードされながらも逆転で勝利。接戦が予想された準決勝の丹羽孝希(青森山田高)戦ではストレートで丹羽を退けた。岸川の勢いは決勝でも途切れることなく、水谷を4-1で破ってのうれしい初優勝だ。

 また女子シングルスでは馮天薇(シンガポール)が決勝で福原愛(ANA)をストレートで破り韓国オープンに続きプロツアー2連勝。また同じく女子ダブルスでも藤井寛子/若宮三紗子(日本生命)が決勝でリー・ジャーウェイ/王越古(シンガポール)を下し、プロツアー2連覇を達成した。
 ジャパンオープン・荻村杯の模様は、8月20日発売の卓球王国10月号に掲載されます。

各種目の上位選手は以下のとおり。

〈男子シングルス〉
優勝:岸川聖也
2位:水谷隼
3位:高木和卓、丹羽孝希

〈女子シングルス〉
優勝:馮天薇(シンガポール)
2位:福原愛
3位:石川佳純、王越古(シンガポール)

〈男子ダブルス〉
優勝:林高遠/呉家驥(中国)
2位:松平健太/丹羽孝希
3位:張一博/松平賢二、金義雄/宋鴻遠(CHN)

〈女子ダブルス〉
優勝:藤井寛子/若宮三紗子
2位:リー・ジャーウェイ/王越古(シンガポール)
3位:福原愛/石川佳純、朴美英/徐孝元(韓国)

〈U-21男子シングルス〉
優勝:尹航(中国)
2位:鄭栄植(韓国)
3位:上田仁、金珉鉐(韓国)
〈U-21女子シングルス〉
優勝:田志希(韓国)
2位:田代早紀
3位:森薗美咲、鄭怡静(チャイニーズタイペイ)

※写真左から男子シングルス優勝の岸川聖也、女子シングルス優勝の馮天薇、入賞の日本選手
 7月5日、東京青山で石川佳純の所属発表が行われた。石川は四天王寺高を卒業後、マネージメント会社IMGと契約しており、所属スポンサーを探していたところ、全国農業協同組合連合会(全農)が名乗りをあげた。
 全農の広報部部長の椎名氏は「全農は健康とスポーツを大事にする。石川さんのプレーは、はつらつとしてて、イメージにピッタリです」と所属に踏み切った経緯を説明した。会見で石川は2日後に迫る七夕に一足先に短冊でお願い。
『ロンドンオリンピックでメダルが獲れますように…』と書かれた短冊をかけた石川は、「全農さんのおいしいお米や野菜でパワーをもらって、もっと頑張ります」と意気込みを語った。

写真左:石川佳純と全農の椎名氏
平成23年度前期日本リーグの入れ替え戦が、下記の日程でおこなわれることが決定した。

【男子】
原田鋼業(1部7位)対 エリートアカデミー(2部2位)
日時:7月31日(日) 14:00~
会場:原田鋼業(株)卓球場(広島県福山市)

【女子】
朝日大学(1部7位)対 エクセディ(2部2位)
日時:7月13日(水) 16:00~
会場:朝日大学 卓球場(岐阜県瑞穂市)

詳細は日本卓球リーグ実業団連盟HPでご確認ください
http://www.jttl.gr.jp/index.html