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 先のITTFプロツアーグランドファイナルで日本史上初の優勝の快挙を成し遂げた水谷隼(明治大)が公式ブログを開設した。
 これまでは公式サイト内にてブログを持っていた水谷だが、今回は芸能人・有名人も多く利用している「Amebaブログ」を開設。早速記事も書いており、卓球ファンからのコメントも寄せられている。

水谷隼公式ブログ『Single Mindedly Table Tennis ~卓球一筋~』
http://ameblo.jp/mizutani-jun-blog/
 12月24~26日、広島県・呉市総合体育館にて2011世界選手権大会(個人戦)女子日本代表選手選考会が行われ、若宮三紗子(日本生命)が優勝。代表権を獲得した。

 計30名によって争われた女子選考会は、1次リーグが6名によるリーグ戦、2次リーグでは1次リーグの順位別でグループが分けられ、1・2位リーグの優勝者が代表権を獲得する、というシステム。 若宮は1次リーグ全勝で2次リーグ進出。2次リーグでは藤沼(日立化成)に敗れ、藤井寛(日本生命)と並んで8勝1敗となったが、直接対決で勝利している若宮が優勝。代表に内定した。
 若宮は09年横浜大会に続いて、世界選手権個人戦では2大会連続の出場となる。
 12月20~22日、大阪・羽曳野市総合スポーツセンターにて2011年世界選手権ロッテルダム大会(個人戦)男子日本代表選手選考会が行われ、松平賢二(青森大)が優勝。代表に内定した。

 20名の選手のよって争われた、たった一つの代表枠。松平は一次リーグ8勝1敗で、1位通過。準決勝では笠原(早稲田大)をストレートで退けると、決勝では予選に続いて丹羽(青森山田高)を4-3で下して、優勝。09年横浜大会の選考会でも代表権を獲得している松平が今回も厳しい選考会を勝ち抜き、2大会ぶりの世界選手権日本代表の座を勝ち取った。
★KALカップ ITTFプロツアー・グランドファイナル 12.16~19/韓国・ソウル
〈男子シングルス〉

優勝:水谷隼(明治大・スヴェンソン)
準優勝:シュテガー(ドイツ)
3位:サムソノフ(ベラルーシ)、柳承敏(韓国)

〈女子シングルス〉
優勝:馮天薇(シンガポール)
準優勝:石賀浄(韓国)
3位:福原愛(ANA)、リー・ジャオ(オランダ)
※ベスト16:石川佳純(ミキハウスJSC)、平野早矢香(ミキハウス)

〈男子ダブルス〉 優勝:江天一/唐鵬(香港)
※ベスト8:松平健太/丹羽孝希(早稲田大/青森山田高)
〈女子ダブルス〉 優勝:金キョン娥/朴美英(韓国)
※ベスト8:福原愛/石川佳純(ANA/ミキハウスJSC)

〈U-21男子シングルス〉 優勝:林高遠(中国)
※3位:松平賢二(青森大)
〈U-21女子シングルス〉 優勝:石垣優香(淑徳大)
※2位:若宮三紗子(日本生命)

 韓国・ソウルで行われたITTFプロツアー・グランドファイナルで、世界ランキング10位の水谷隼(明治大・スヴェンソン)が日本選手として初の優勝を飾った!
 初戦で鄭栄植(韓国)、準々決勝で唐鵬(香港)をともに4-2で破り、勝ち上がった水谷。準決勝では、今大会で唯一世界ランキングが格上(6位)のサムソノフにも4-2で勝利し、決勝で伏兵・シュテガーと対戦。中陣で粘り強い攻守を見せるシュテガーを、かつてはやや苦手としていた水谷だが、格の違いを見せて4-1で完勝。日本選手がプロツアーファイナルの男子シングルスでメダルを獲得したのは史上初、そして一気に頂点を極めた。

 また、女子シングルスでは福原愛(ANA)がこちらも日本選手として、女子シングルス初の表彰台となる3位入賞。1回戦でスン・ベイベイ(シンガポール)、準々決勝でション・イェンフェイ(スペイン)との前陣対決をともに4-0で制した。準決勝では優勝した馮天薇(シンガポール)に0-4で敗れたが、価値ある銅メダル獲得となった。
 世界ランキングの上位選手が多数出場したU-21女子シングルスでは、決勝が石垣と若宮の日本人対決となり、石垣優香が2年ぶり2回目の優勝。U-21男子シングルスでも松平賢二(青森大)が3位に入賞した。

 中国選手が出場資格を満たせず、ひとりも出場しなかった今大会だが、その中で勝ち抜くのはやはり並大抵ではない。男女チームのエースが、日本チームの存在感を改めて世界に見せつけた。日本選手の活躍の模様は、2011年1月21日発売の卓球王国2011年3月号に掲載します。ご期待ください!
 12月4~11日、スロバキア・ブラティスラバで行われた世界ジュニア選手権。日本勢は女子団体で初優勝し、男子ダブルスの丹羽孝希/町飛鳥ペアも優勝するなど、2種目を制覇。その他にも男子団体、女子シングルスの石川佳純、女子ダブルスの石川佳純/森薗美咲が銀メダル、女子ダブルスの前田美優/谷岡あゆかが銅メダルを獲得し、金2・銀3・銅1の計6枚のメダルを獲得した。
 上位および日本選手の記録は以下のとおり。

★『Volkswagen2010世界ジュニア選手権大会』結果

〈男子団体〉 1. 中国 2. 日本 3. 韓国、ドイツ
〈女子団体〉 1. 日本 2. 中国 3. 韓国、ドイツ
〈男子シングルス〉 1. 宋鴻遠(中国) 2. 林高遠(中国) 3. 周雨(中国)、呉家驥(中国)
※ベスト8:丹羽孝希・吉田雅己、2回戦敗退:平野友樹、1回戦敗退:町飛鳥
〈女子シングルス〉 1. 朱雨玲(中国) 2. 石川佳純(日本) 3. 梁夏銀(韓国)、易芳賢(中国)
※ベスト8:森薗美咲・谷岡あゆか、1回戦敗退:前田美優
〈男子ダブルス〉 1. 丹羽孝希/町飛鳥(日本) 2. ゴーズィ/Q.ロビノ(フランス) 3. フランチスカ/ホルター(ドイツ)、林高遠/周雨(中国)
※ベスト8:平野友樹/吉田雅己
〈女子ダブルス〉 1. 顧玉ティン/朱雨玲(中国) 2. 石川佳純/森薗美咲(日本) 3. 前田美優/谷岡あゆか(日本)、易芳賢/趙岩(中国)
〈混合ダブルス〉 1. 呉家驥/顧玉ティン(中国) 2. 林高遠/朱雨玲(中国) 3. ゴーシュ/呉穎嵐(インド/香港)、周雨/易芳賢(中国)
※ベスト16:町飛鳥/前田美優、吉田雅己/谷岡あゆか

 詳細な報道は2011年1月21日発売の卓球王国2011年2月号に掲載します。
卓球王国世界ジュニア速報ページもご参照ください。
 12月11、12日に千葉県・浦安市総合体育館で「JTTLファイナル4」が開催された。
「JTTLファイナル4」とは、前・後期の日本リーグ総合4位までが出場でき、今年度の日本リーグ総合優勝、内閣総理大臣杯を争う大会だ。

 男子は前・後期ともに優勝をしている東京アートが1点も落とさず完勝し、見事ファイナル4の5連覇。東京アートは他にも全日本団体と全日本実業団も優勝しており、今年もグランドスラムを達成した。
 2位は協和発酵キリン。初日、決勝と東京アートに2度挑むも、その厚い壁の前に跳ね返された。しかし、準決勝では水谷を擁する明治大の挑戦を退け、日本リーグの強豪チームのプライドを見せた。

 女子は日本生命が優勝。初日に日立化成に敗れていたが、準決勝でサンリツに競り勝ち、決勝の舞台で日立化成にリベンジ。主将の藤井寛子が単複で2点取りし、優勝の立役者となった。また、藤井のダブルスパートナーの若宮も単複に活躍。サンリツ戦ではゴールド選手の福原を沈めるという大金星をあげている。
 2位は昨年のチャンピオンチーム日立化成。初日に日本生命に勝っているだけに、決勝は有利と思われたが、楊飛飛とダブルス、そして藤沼が競り負けてしまい万事休す。故障の福平の穴は大きかったようだ。

結果は以下の通り
男子
優勝:東京アート
2位:協和発酵キリン
3位:明治大学
4位:シチズン

女子
優勝:日本生命
2位:日立化成
3位:サンリツ
4位:中国電力

詳しい報道、記録は卓球王国3月号(1月21日発売)に掲載します
 8月に行われたドーピングテストで禁止薬物「クレンブテロール」が陽性反応を示し、ドイツ卓球協会から暫定的に試合への出場を停止されたドミトリー・オフチャロフ(下写真)。毛髪などの検査が行われた結果、ドイツ卓球協会は「オフチャロフは違反に該当しない」として、10月15日にオフチャロフの出場停止の解除を発表した。オフチャロフを襲ったドーピング・スキャンダルは、収束したかに思われていた。

 しかし、12月9日、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)がオフチャロフとドイツ卓球協会に審査のやり直しを求め、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したことが明らかになった。スポーツ仲裁裁判所が出場停止処分に相当すると裁定すれば、最悪の場合、ドイツ卓球協会はオフチャロフに2年間の出場停止処分を下さなければならない。来年5月の世界選手権個人戦はもちろん、2012年のロンドン五輪にも出場できなくなる。

 オフチャロフと同じようなケースでは、スペインの自転車のスター選手であるアルベルト・コンタドールもクレンブテロールが陽性反応を示し、やはり食肉汚染によるものだと主張している。コンタドールに対する処分はまだ決定していないが、クレンブテロールが微量に検出され、食肉汚染の可能性が指摘されていたにも関わらず、2年間の出場停止処分を受けた自転車選手もいる。
 ドーピングが故意であるかどうかを判断するのは非常に難しい。WADAとしては「疑わしきは罰する」とまではいかないが、ドイツ卓球協会のあまりに早い出場停止の解除に「待った」をかけたということか。食肉への汚染が指摘されるクレンブテロールについては、これからも様々なスポーツで、陽性反応を示す選手が出てくるだろう。オフチャロフに対するCASの裁定が、ひとつのガイドラインとなるかもしれない。
 フォルクスワーゲンカップが11月30日~12月1日にドイツで行われ、男子シングルスはボル(ドイツ)、女子シングルスは李暁霞(中国)が優勝した。 地元の期待を背負ったボルは、初戦でガオ・ニン(シンガポール)をストレートで下すと、準決勝でも水谷隼(日本/明治大)にストレート勝ち。決勝では馬琳(中国)と対戦し、第1ゲームを奪われたが、そこから4ゲーム連取。天敵・馬琳を破り、見事優勝を飾った。

 先のアジア競技大会で優勝した李暁霞(中国)が勢いそのままにフォルクスワーゲンカップを制した。準々決勝で日本の福原愛(ANA)を破り、準決勝では馮天薇(シンガポール)を下して勝ち上がったトート(ハンガリー)を一蹴。決勝の金キョン娥(韓国)戦では、幸先よく2ゲーム先取したあとに、第3・4ゲームを失う嫌な展開だったが、気を引き締め直した李暁霞が第5・6ゲームを奪って優勝した。
11月19~21日、『全日本選手権(カデットの部)』が岩手県・花巻市総合体育館で行われた。

男子13歳以下は、昨年のホープスの部でも決勝を戦った及川と三部(ともに青森山田中)が決勝進出。最後まで冷静にプレーした及川が三部にリベンジを果たし、初の全国タイトルを獲得。

女子13歳以下は、エリートアカデミーの森田と小6の浜本(すみよし長居TC)が決勝に勝ち上がり、浜本がストレート勝ち。浜本は、バンビ、ホープスの部に続き、3度目の日本一となった。

男子14歳以下は、昨年の13歳以下王者・酒井と、14歳以下王者・村松というエリートアカデミー勢が、飛び抜けた実力を見せつけ決勝へ。「一緒に練習しているので慣れている」という酒井が、村松のぶつ切りカットも苦にせず、ストレートで勝利をおさめ、大会2階級制覇を成し遂げた。

女子14歳以下は、優勝候補の前田(ミキハウスJSC)が安定したプレーで、昨年の13歳以下に続き優勝。2年連続で決勝進出を果たした森(青森山田中)も健闘を見せたが、今年も前田に一歩及ばず、準優勝に終わった。

男子ダブルスは、ダークホースの高杉・青山(実践学園中)が決勝で酒井・村松を下し、悲願の初優勝。四天王寺勢の同士討ちとなった女子決勝は、昨年準優勝の徳永・阿部が、前田・石田を下し、うれしい優勝を果たした。

【全日本選手権カデットの部・優勝者】

●男子13歳以下シングルス:及川瑞基(青森山田中)
●女子13歳以下シングルス:浜本由惟(すみよし長居TC)

●男子14歳以下シングルス:酒井明日翔(エリートアカデミー)
●女子14歳以下シングルス:前田美優(ミキハウスJSC)

●男子ダブルス:高杉東志・青山登太(実践学園中)
●女子ダブルス:徳永美子・阿部愛莉(ミキハウスJSC)

※写真
・シングルス優勝者(左から、浜本・前田・酒井・及川)
・ダブルス優勝者(左から、阿部・徳永・青山・高杉)
11月20~21日に神奈川県・横浜文化体育館で全日本学生選抜が行われた。学生選抜とは全日学でベスト16に入った選手と外国人留学生を合わせた試合で、男子は12名、女子は15名の中国人留学生が参加。

男子は全日学で3位に入った上田(青森大)が笠原(早稲田大)を決勝で下し、初優勝を飾った。上田は全日学のリベンジを果たしての優勝に「誰よりも優勝したいという気持ちが強かったと思う。優勝しか狙っていなかった」と力強いコメントをした。
女子は淑徳大の1年生・松澤が絶好調。予選リーグこそ苦戦したものの、決勝トーナメントは1回戦からすべてストレート勝ちと力の差を見せつけた。
決勝も数々の接戦を制してきた麻赫男(金城大)のくせ球に序盤から対応し、あっという間に勝利。見事全国個人戦の初タイトルを手にした。

また、男子準々決勝で勝利した明晨(日本大)が試合後のラケットコントロールで失格となり、敗者のニエ冲(大正大)の勝利となったが、ニエもラケットコントロールで失格という事態がおこった。結局、失格となった二人はベスト8とし、ベスト4は3人、ベスト8が5人、3位決定戦は行わずという異例の処置となった。


男子
優勝:上田仁(青森大)
準優勝:笠原弘光(早稲田大)
3位:王子康(青森大)

女子
優勝:松澤茉莉奈(淑徳大)
準優勝:麻赫男(金城大)
3位:高瑜瑶(専修大)
4位:中島未早希(早稲田大)

詳しい結果は卓球王国2月号(12月21日発売)で掲載します。