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トピックス

トップニューストピックス
 ジャパンオープン男子U-21シングルスで3位に入った松平賢二(青森大)がブンデスリーガ(DTTL)1部リーグの「グレンツァオ」と契約したことが明らかになった。
昨シーズン、当初は同クラブのセカンドチームと契約しながら、シーズン途中からファーストチームでプレーし、6勝3敗。2部でも16勝3敗と大きく勝ち越していた松平は、8月末から始まる新シーズンでは同クラブのファーストチームでプレーすることが決まった。「グレンツァオ」は昨シーズン、ブンデスリーガで4位だったが、ヨーチャンピオンズリーグへの参戦が決まっている。

 また、野田学園高3年の平野友樹がインターハイのあとに、ドイツへ渡り、ブンデスリーガ2部の「フリッケンハオゼン」でプレーすることが決まった。「フリッケンハオゼン」は昨シーズン、松平健太が所属したクラブで、最下位の成績で2部に降格した。1部昇格を目指すチームに平野が貢献できるだろうか。

写真左:今季は1部でプレーする松平賢二
写真右:ドイツ初参戦となる平野友樹
 先の世界選手権モスクワ大会でも日本のメダル獲得に大きく貢献した吉田海偉が、11月から始まるロシアリーグ1部の「ヴィクトリア・モスクワ」と契約することが決まったと、吉田選手のマネージメント会社「テイクバック」が明らかにした。同選手の練習拠点はまだ未定。

 オイルマネーで強豪選手を獲得しているロシアリーグは、UMMCにメイス(デンマーク)、陳杞、ハオ帥(ともに中国)、オレンブルグにオフチャロフ(ドイツ)が移籍することも決定。ドイツ・ブンデスリーガに勝るとも劣らないハイレベルな争いが期待できそうだ。

写真:世界選手権モスクワ大会でプレーする吉田
 6月30日、「2010Volkswagen中国vs世界選抜」の2日目が行われ、水谷隼(明治大)も出場した男子(5シングルス)は、5-0で中国が勝利。同じ日に行われたジュニア女子も中国が勝利し、全4種目のうち3種目で中国が勝利するという結果となった。

 トップでボルが張継科とゲームオールの試合を展開した世界選抜チームだったが、2番以降はそれぞれが1ゲームを奪うにとどまった。3番で王励勤と戦った水谷も、0-2から1ゲームを奪い返したが、そこで力つきた。世界ランキング1位の馬龍、同3位の馬琳を出場しなかった中国だが、同4~6位を揃えた中国チームはあまりにも強力だった。

〈中国 5-0 世界選抜〉
○張継科 3-2 ボル
○王皓 3-1 朱世赫
○王励勤 3-1 水谷
○王皓 3-1 ボル
○張継科 3-1 朱世赫
 6月29日、「2010Volkswagen中国vs世界選抜」の1日目が行われた。

 最初の種目となったジュニア男子(4単1複)では金ミン鉐(韓国)とムッティ(イタリア)の世界選抜が、呉家驥と尹航の中国を3-2で下した。

 続いて行われた女子(5シングルス)は、5-0で中国の圧勝。先日の世界選手権団体戦で中国を破る原動力となった馮天薇(シンガポール)を筆頭に、福原愛(ANA)、金キョン娥(韓国)、ドデアン(ルーマニア)というメンバーを揃えた世界選抜だったが、5番で福原が郭炎から2ゲームを奪ったのみ。劉詩ウェン、郭炎、丁寧、李暁霞の中国には歯が立たなかった。

 2日目の30日はジュニア女子と男子が行われ、男子では日本から水谷隼(明治大)が出場する。

〈中国 5-0 世界選抜〉
○郭炎 3-0 馮天薇
○李暁霞 3-0 福原
○劉詩ウェン 3-0 金キョン娥
○丁寧 3-0 ドデアン
○郭炎 3-2 福原
 日本卓球協会は去る6月19日の理事会で、「日本卓球 協会公認用具指定業者」の規定を協議し、決定した。指定業者とし ての資格や手続き、公認申請料などが規定されたシンプルなもので ある。すでに複数の会社からの問い合わせがあり、申請の準備に 入っているとのこと。

 今までは協会の公認指定業者でないと問屋などの流通経路に乗り にくい面があったが、これによって手続きさえ踏めば、原則、新規 のブランドが市場に参入しやすい状況となった。
 今までは、既存のメーカーを保護するため、また卓球市場を混乱させ ないための用具の公認制と思われていたが、新たに公認を希望する メーカー〔代理店)に協会が対応するための今回の規定作りとなっ た模様だ。
 6月19日に行われた平成22年度日本卓球協会理事会・評議員会において、平成21年度の都道府県別加盟登録人数が報告され、総合計が前年度より3355人増の30万96人だったことがわかった。登録人数の30万人超えは、日本卓球協会で記録が残っている昭和54年度以来、初のこと。

 年齢別で見ると、小学生や高体連は若干人数が減っているが、日学連、教職員、一般の加盟人数が増加。多くの都道府県が増加傾向で、人数的に一番増えたのは神奈川県の618名、また、沖縄県が前年度より109.4%の増加率となった。ちなみに、加盟登録人口が多い都道府県のトップ3は、1位静岡県、2位愛知県、3位北海道の順になっている。
 元日産自動車卓球部の三原孝博さん(女子JNT・HNTコーチ)がJOC(日本オリンピック委員会)スポーツ指導者海外研修員として採用され、今年の9月から1年間、中国河北省で研修する予定であることが、6月19日の日本卓球協会理事会で報告された。
 6月16~20日、埼玉県・所沢市民体育館にて開催された平成22年度前期日本リーグ所沢大会にて、男子は東京アートが、女子は日立化成が優勝した。
 東京アートは、第6戦の協和発酵キリンとの全勝対決という山場を3-2で切り抜けて優勝へ王手をかけた。しかし、シチズンとの最終戦ではA大黒柱の韓陽が敗れるなど前半0-2とされ苦しいスタート。もしも敗れれば得失点により優勝がなくなる可能性もあったが、4番の張一博と5番の高木和卓がふんばり7戦全勝で3連覇を達成した。
 女子では、まだ日本リーグでの優勝はなかった日立化成。正念場は第6戦の日本生命との全勝対決だった。なかなか調子の上がらない藤沼(日立化成)だったが、藤井(日本生命)との四天王寺高同期対決に勝利。ラストでは新人の劉ティン(日立化成)が、巧みな両ハンドドライブで若宮(日本生命)の速攻を崩し、勝利を決めた。

 男子では準加盟登録の明治大が3位。全日本チャンピオンの水谷隼が活躍した。女子ではエリートアカデミーが1部残留を果たすなど話題も多かった今大会。詳細は7月21日発売の卓球王国9月号に掲載いたします。

●男子1部
優勝:東京アート 2位:協和発酵キリン 3位:明治大 4位:シチズン
5位:リコー 6位:住友金属物流 7位:信号器材 8位:原田鋼業

●女子1部
優勝:日立化成 2位:日本生命 3位:中国電力 4位:十六銀行
5位:サンリツ 6位:アスモ 7位:エリートアカデミー 8位:ルネサスSKY
 6月16~20日、インド・ニューデリーにて行われたITTFプロツアー・インドオープン女子シングルスで平野早矢香(ミキハウス)が優勝。プロツアー3勝目を挙げた。

 今大会第2シードだった平野は、準々決勝で元ヨーロッパ女王のリー・ジャオ(オランダ)を下すなど、ランキング通りに順当に決勝進出。決勝ではユ・モンユ(シンガポール)にストレート勝ち。06年セルビアオープン、09年ドイツオープンに続くプロツアー制覇を遂げた。
 また、2月のジャパントップ12で故障した樋浦令子(ミキハウス)が久々の参戦。2回戦で平野との同士討ちに敗れたが、もうケガの心配はないようだ。

 男子シングルスは、オフチャロフ(ドイツ)が優勝。日本から唯一参戦した松平賢二(青森大)は、2回戦でオフチャロフに敗れたが、U-21では見事に優勝した。

【ITTFプロツアー・インドオープン優勝記録】
男子シングルス:オフチャロフ(ドイツ)
女子シングルス:平野早矢香(日本)
男子ダブルス:李尚洙/徐賢徳(韓国)
女子ダブルス鄭怡静/黄怡樺(チャイニーズタイペイ)
U-21男子シングルス:松平賢二(日本)
U-21女子シングルス:ユ・モンユ(シンガポール)
 5月26~30日、ポーランドのセトニーヴォに於いてITTFジュニア&カデットオープンが行われた。日本からはジュニア女子選手のみが参加し、団体戦・個人戦ともに好成績を収めた。

 ジュニア女子団体では、日本Aチーム(森薗美咲、谷岡あゆか、前田美優)が日本Bチーム(鈴木李茄、佐藤優衣、松本優希)を3-0で下し優勝を決めた。ジュニア女子シングルスも日本人決戦となり、前田美優(ミキハウスJSC)が森薗美咲(青森山田高)を4-1で下し優勝、ジュニア女子ダブルスでも森薗美咲/谷岡あゆか(青森山田高/エリートアカデミー・帝京)が優勝し日本選手がジュニア女子3種目を制覇した。また、前田美優/松本優希(ミキハウスJSC/四天王寺高)もダブルスで3位に入った。

【ITTFジュニア&カデットオープン優勝記録】
ジュニア男子団体:ポーランドA
ジュニア女子団体:日本A
カデット男子団体:フランス
カデット女子団体:クロアチア
ジュニア男子シングルス:ソダルンド(スウェーデン)
ジュニア女子シングルス:前田美優(日本)
カデット男子シングルス:リー・チャシェン(タイペイ)
カデット女子シングルス:イェーガー(クロアチア)
ジュニア男子ダブルス:ロレンツ/ロビノ(フランス)
ジュニア女子ダブルス:森薗美咲/谷岡あゆか(日本)
カデット男子ダブルス:パヴォルカ/ブラクスカ(スロバキア)
カデット女子ダブルス:イェーガー/ラコバ(クロアチア)