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 2月28日、関東を中心に全国に卓球スクール「TACTIVE」を展開する、卓球スクール㈱タクティブ(本部・東京都港区、 佐藤司・代表取締役社長)が、『beyond2020 マイベストプログラム』第一弾認証事業に選出された。

 「beyond2020マイベストプログラム」とは、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局が設立したプログラムで、2020オリンピック東京大会を契機に、健康面などでの自己ベストを目指す個々人の取組を支援する事業・活動を認証するもの。

 2月28日発表の認証事業は5つで、そのひとつとなったタクティブは、スクール会員の個人別に目標を設定し、自分のペースで習得できるようにプログラムを作成・提示する「PING PONG マイベスト応援プログラム」が認証された。

■タクティブ
http://www.tactive.co.jp/
 トップ12の女子シングルスは、1回戦で加藤が佐藤のカットを粉砕。佐藤も時折攻撃をまぜるも、加藤のブロックは堅かった。
 準決勝では伊藤対平野の対戦。1ゲーム目のジュースを平野が落とすと、2、3ゲーム目を簡単に伊藤が取り、このまま試合が終わると思いきや、そこから平野が猛反撃。3-3に追いついた。最終ゲーム、試合の流れを引き寄せるかのように出足から伊藤が両ハンドで早い仕掛けを見せ、そのまま11-8で逃げ切った。
 「0-3になってからは相手の戦術に乗らないように注意した。でも、最後は少し消極的になってしまった。相手は色々な戦術を持っている。これからは自分の持ち味であるスピードをさらに磨いて練習していきたい」と試合後に平野は語った。
 準決勝のもうひと試合、石川は最初から加藤の攻撃に悩まされ、自分のペースをつかめなかったが、粘り強く点を拾い、4-2で加藤を下した。「石川戦は競るところまで行ったけど、最後は実力差を感じた」(加藤)。

 女子決勝は世界のトップ同士のハイレベルなラリーの応酬となった。お互い一歩も譲らない展開で、2-2になった5ゲーム目を9-9から石川がしっかりと取り、3-2とリード。6ゲーム目も一進一退からジュースになり、10-10から石川がレシーブドライブを決めて、最後は伊藤のカウンターミスで試合は決まった。
 石川は五輪レースで争う伊藤に競り勝ち、4度目の優勝を決めた。

●優勝した石川のコメント
「今日は最初から最後まで勇気あるプレーができて良かった。美誠ちゃんには胸を借りるつもりで戦った。決勝の3、4ゲーム目は弱気になり、焦ってしまった。勝ったことはもちろんだけど、内容が良かったし、攻め切ったプレーがあった。Tリーグを通して毎週自分のプラスになったことが多かった。今日は初優勝を目指すつもりで戦いましたが、東京は初めてのオリンピックを目指すつもりで、これから1年間頑張ります」

●敗れた伊藤のコメント
「決勝の2ゲーム目はリードしていたのに取られてしまったのが残念。ラリー戦では8割くらい自分が得点している感覚で、それが収穫で、自信になった。平野さん、石川さんの二人と試合をやれる機会は少ないので、二人とやれて良かった。これからカタールオープンと世界選手権、中国オープンが勝負ですね。特にカタールと中国は人生を変える2大会になると思います」
  • 決勝では最後まで攻めきって伊藤に勝利した石川

  • 優勝後のカスミン・スマイル!

  • 伊藤は敗れたとはいえ多彩な攻撃で石川を苦しめた

  • 準決勝で伊藤に迫った平野

 昨日の選考会の疲れか、森薗は精彩を欠き、1回戦で吉村が4-1で勝った。準決勝では全日本選手権以来の対戦となる、水谷対丹羽の試合。世界9位と10位の対戦カードは随所に目の覚めるようなハイレベルなラリーを展開するも、4-2で水谷が勝利。
 試合後の丹羽のコメント
「2ゲームを取ったけれど、水谷さんの縦回転系サービスからの台上勝負に持ち込まれた。戦術はさすがだし、技術レベルの高さを感じた。水谷さんのストップに対してダブルストップが甘くなった。これから合宿に入って、カタールオープン、アジアカップに向かっていく。これからが勝負。今日本人の2番手だけど、すぐ下に水谷さんがいる。3番手になってしまうと焦るけど、まずは自分の最高位の5位まで上げるつもりで頑張る。この半年間、Tリーグで世界ランク一桁の選手と試合をやれて良かった」
 もうひとつの準決勝は、張本対吉村。地元の声援を受けながら、張本の速攻とブロックが吉村を寄せ付けなかった。「張本は自分が良いボールを打ったと思っても、さらに良いボールを打たれしまう。自分のプレーは成長できている。特にTリーグに参加して、モチベーションが高くなり、レベルも上がった」と吉村のコメント。
 決勝は水谷対張本の2大会連続の顔合わせ。全日本では優勝した水谷と、3位に甘んじた張本。その張本が生まれ故郷の仙台でたくさんの声援を受けながら、圧勝した。バックハンドにはミスもあったが、強化中のフォアドライブが次々と決まり、水谷につけいる隙を与えなかった。

 張本のコメント
「決勝の内容は良かった。仙台の人の応援のおかげです。震災からの復興はまだ途中ですが、勇気づけることができたらうれしい。今日はフォアハンドが良かったし、コースの打ち分けも良く、しっかりと振り切ることができた。もっとパワーをつけて、これから練習を積んでいくしかない」
 水谷のコメント
「決勝は良いプレーが1,2本しかなかった。張本には相性も悪いし、実力も不足していると感じる。今日の張本は緊張していたと思うけど、それよりも自分のプレーが悪すぎた。あれでは勝ちようがないし、研究してどうにかなるという試合ではなかった。速い段階で日本の上位2名に入りたい。カタールオープンが大事になると思う」
  • フォアドライブの威力が格段に向上している張本

  • 「応援が力になった」と張本

  • 昨年の決勝と同じカードになり、張本に完敗した水谷

  • 水谷とハイレベルなラリー戦を繰り広げた丹羽

〈女子シングルス〉
●1回戦
加藤美優(日本ペイントホールディングス) 6、-4、3、-9、9、3 佐藤瞳(ミキハウス)
●準決勝
石川佳純(全農) -4、5、6、-11、8、5 加藤美優 
伊藤美誠(スターツSC) 10、5、4、-6、-9、-7、8 平野美宇(日本生命)
●3位決定戦
平野  14、-4、8、-8、8  加藤
●決勝
石川 5、9、−11、−2、9、10 伊藤

〈男子シングルス〉
●1回戦
吉村和弘(愛知工業大) 6、-8、7、7、9 森薗政崇(岡山リベッツ) 
●準決勝
張本智和(JOCエリートアカデミー) 6、5、-11、8、8 吉村和弘(愛知工業大)
水谷隼(木下グループ) 9、-8、-3、5、5、7 丹羽孝希(スヴェンソン)
●3位決定戦
丹羽  9、-8、7、-8、4  吉村
●決勝
張本 8、3、7、9 水谷

4月の世界選手権個人戦のシングルス代表5名が出場した『LIONカップ 第23回ジャパントップ12』。先に決勝が行われた女子シングルスは石川佳純、そして男子シングルスでは張本智和が優勝を飾った。優勝コメントなど、詳報は後ほどお伝えします!
 ITTF(国際卓球連盟)より、2019年3月の世界ランキングが発表された。
 上位は2月とあまり変動がなく、今月も日本男子の首位は張本智和、日本女子の首位は石川佳純だった(順位はともに4位)。

その他、気になるトップ選手の動向は

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http://world-tt.com/ps_player/worldrank.php
 世界選手権日本代表の選考会が宮城県仙台市のカメイアリーナ仙台で行われ、男子は森薗政崇(岡山リベッツ)、女子は加藤美優(日本ペイントホールディングス)が優勝し、それぞれ日本代表に内定した。

 男子は混戦の中を森薗が抜け出し、代表権を獲得した。1回戦で平野(協和発酵キリン)、準決勝で戸上(野田学園高)にそれぞれ4-3で勝ち、決勝では同じ岡山リベッツの吉田を4-1で下し、世界選手権では初のシングルスの出場を決めた。
 全日本選手権準優勝の大島は初戦で吉田に逆転負けを喫した。

●森薗のコメント
「ダブルスはある程度今までも結果を残せてきたが、シングルスは残せていなかった。今回は競り合いに勝ちながら自信を重ねていけた。Tリーグのレギュラーシーズンが終わってから1週間、新しいことに取り組んで、それをうまく発揮できた。特に同じチームの林昀儒(チャイニーズタイペイ)のサービスが効いていたので、彼にコツを聞いて取り入れた。Tリーグがぼくを強くしてくれた。ダブルスだけじゃなくてシングルスで勝てることを示していきたい」

●敗れた吉田のコメント
「お互い知り尽くしている相手。1ゲーム目を取って、2ゲーム目の10-9で取り切れなかった。2-0にできたら流れは変わった。森薗はバックハンドで点を取れるようになっていた」

 女子は初戦で、ポルトガルオープンで優勝した早田ひな(日本生命)が全日本準優勝の木原美悠(JOCエリートアカデミー)を4-2で下し、準決勝で加藤と対戦。試合は競り合いとなり、最終ゲームで早田が10-5とマッチポイントを奪い、勝負あったと思った瞬間にそこから加藤が挽回。ジュースに持ち込んでからは加藤がしゃがみ込みサービスで2本連続、サービスエースを取り、最後は13-11で加藤が勝利した。

●早田のコメント
「 2-0とゲームをリードしてから相手がしゃがみ込みサービスを多用してきて、うまく対応できなかった。自分の感覚と相手ボールの回転に差があり、レシーブが甘くなった。もっと練習で精度を上げなくてはいけない。最終ゲームの10-8の時に弱気になってしまった」

 決勝では加藤は、長崎を破って上がってきた森(日本生命)と対戦し、ラリー戦での強さを発揮し、優勝。デュッセルドルフ大会に続いての世界選手権出場となった。

●加藤のコメント
「正直優勝するのは無理かなと思っていたので信じられない気持ちで、優勝はうれしい。4日前に背中を痛め、本調子ではなかった。早田さんは絶対優勝しようと考えていて、私はリラックスしてできた。マッチポイントを取られて、もうダメかなと思ったけど、開き直ってできた。本大会ではのびのびとやりたいですね」

●森のコメント
「決勝では相手の作戦にうまく対応できなかったし、バック対バックで優位に立てなかった。しゃがみ込みサービスは苦手ではないけれども、その後のラリー展開でうまくいかなかった」

●男子の倉嶋洋介監督のコメント
「森薗はダブルスのスペシャリストと言われてきたが、シングルスも頑張れることを示した。1次選考会の7、8位の二人での決勝で、日本男子の層の厚さがわかる。森薗はもともとチキータはうまいが、今回はバックハンドのパワーもできてきた。彼は研究熱心で向上心のある選手、これから期待したい」

●女子の馬場美香監督のコメント
「加藤選手は早田戦で5-10から粘り強い試合を見せ、自分のペースに持って行けた。早田は試合の戦い方を考えなければいけないし、受け身になってしまった。加藤は今まで試合の中で波があったが、今回はリードされても落ち込み方が少なく、安定していた」
  • 世界卓球で初のシングルス代表を手にした森薗

  • 代表は逃したが存在感を見せた吉田

  • 早田を大逆転で下し、森にも快勝した加藤

  • パワフルな攻撃で決勝に勝ち上がった森

●男子1回戦
吉田(岡山リベッツ)-5、-6、8、9、9、-9、5 大島(木下グループ)
松平賢二(協和発酵キリン)10、12、-1、9、9 有延(リコー)
戸上(野田学園高)6、-10、6、9、5  宇田(JOCエリートアカデミー/大原学園)
森薗(岡山リベッツ) -7、5、-8、5、7、-5、9平野(協和発酵キリン)
●男子準決勝
吉田  6、-8、11、7、8 松平
森薗  4、-5、8、-9、-9、8、7 戸上
●男子決勝
森薗 -7、10、9、9、7 吉田

●女子1回戦
長崎(JOCエリートアカデミー/大原学園)7、-4、-8、5、-6、6、3 芝田(ミキハウス)
森(日本生命) 8、-8、1、8、9 笹尾(早稲田大)
加藤(日本ペイントHD) 6、-9、4、11、8  安藤(専修大)
早田(日本生命)6、-9、8、4、-7、7 木原(JOCエリートアカデミー)
●女子準決勝
森  -8、10、-3、7、8 長崎
加藤 -4、-4、9、7、-7、8、11 早田
●女子決勝
加藤 7、-9、5、8、6 森
  • 2019年世界選手権ブダペスト大会(個人戦)の日本代表に内定した森薗

  • 2019年世界選手権ブダペスト大会(個人戦)の日本代表に内定した加藤

 2月28日、Tリーグはレギュラーシーズンの男子2試合について、出場選手規定の違反があったことをプレスリリースで発表した。

 規定違反があったのは、2018年12月25日の琉球アスティーダ対木下マイスター東京(結果:琉球 3−1 木下)と、2019年2月18日の木下マイスター東京対琉球アスティーダ(結果:琉球 4−0 木下)の2試合。Tリーグは「1チームマッチにおいて、各Tリーグチームが出場させることができるAランク選手の人数は2名まで」と規定されているが、琉球アスティーダは両試合とも張一博・江宏傑・有延大夢と3人のAランク選手が出場していた。本件の取り扱いについては、後日改めて発表される。

 2月23日に行われた女子のトップおとめピンポンズ名古屋対日本ペイントマレッツ戦でも、同様のAランク選手の出場規定違反があったTリーグ。試合終了から2カ月以上経過した試合で規定違反が発覚するというのは、ファーストシーズンゆえの混乱だと言えるが、規定の内容も含めて来シーズン以降に生かしていきたい。


Tリーグ 応援サイト「Go for T.LEAGUE」
https://www.go4t.jp/
 2月20〜24日にスウェーデン・エーレブローでITTFジュニアサーキット・スウェーデンジュニア&カデットオープンが開催。日本からは男子4名、女子6名が参加し、8種目中6種目で優勝を飾った。
 ジュニア女子シングルスでは赤江夏星(貝塚市立第二中)が決勝で菅澤柚花里(ミキハウスJSC)との同士討ちを制し優勝。赤江はカデット女子シングルスでも横井咲桜(ミキハウスJSC)を破り今大会2冠を獲得した。
 カデット男子シングルスではカットの原田春輝(中間東中)が小学5年の松島輝空(木下グループ)とのゲームオールジュースの接戦を制しタイトルを獲得。2位の松山はジュニア男子では準決勝で優勝のモアガルド(スウェーデン)に敗れたが3位入賞。ミニカデット男子では全試合ストレート勝ちで優勝を果たした。また、ミニカデット女子では張本美和(木下グループ)が出場し、こちらも全試合1ゲームも落とさない圧勝でタイトルをつかんだ。

 優勝と日本選手の上位記録は以下のとおり。

■ITTFジュニアサーキット・スウェーデンジュニア&カデットオープン上位結果
●ジュニア男子シングルス優勝:モアガルド(スウェーデン) 3位:松島輝空
●ジュニア女子シングルス優勝:赤江夏星 2位:菅澤柚花里 3位:横井咲桜、白山亜美
●ジュニア男子ダブルス優勝:ベ・クンティン/パン・ユゥエンケン(シンガポール) 
● ジュニア女子ダブルス優勝:中森帆南/菅澤柚花里 2位:赤江夏星/張本美和
● カデット男子シングルス優勝:原田春輝 2位:松島輝空 3位:道廣晴貴
● カデット女子シングルス優勝:赤江夏星 2位:横井咲桜 3位:張本美和、白山亜美
●ミニカデット男子シングルス優勝:松島輝空 3位:佐伯爽翔
● ミニカデット女子シングルス優勝:張本美和

ITTF大会サイト

https://www.ittf.com/tournament/5033/2019-ittf-junior-circuit-swedish-junior-cadet-open/#information
 ドイツ・ブンデスリーガ男子1部のフリッケンハウゼンで最優秀監督に選ばれ、水谷隼選手のプライベートコーチとして16年リオ五輪での2枚のメダル獲得に大きく貢献するなど、世界のトップコーチとして数多くの実績を残してきた邱建新氏(タマス/木下グループ卓球部総監督)。卓球王国本誌でも『最強的Q兵法』を好評連載中の邱氏が、自身のWEBサイトである『邱卓球.jp』を本日2月20日にオープンした。

 『技術』ページでは、第1回として「新しい時代・ボール・練習方法」を無料で公開中。会員登録(有料)すれば、新しい時代の卓球に対応する技術や戦術についての動画、連載を見ることができる。動画のコーナーでは、プラスチックボールに対応する技術などが順次公開されていくので、戦術について詳しく語られている『最強的Q兵法』と合わせて見れば、試合で勝てる選手になれること間違いなし。ぜひ一度、『邱卓球.jp』をチェックしてみよう!

邱卓球.jp
https://qtt.jp