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 6月11日、全校生徒が6名で部活は卓球部のみという岩手県岩泉町立釜津田中学校でフランクリン・コヴィー・ジャパン(株)とヤマト卓球(株)による、特別授業と部活動の卓球指導が行われた。

 特別授業はフランクリン・コヴィー・ジャパン(株)の副社長である竹村富士徳氏が「自立」をテーマに行った。放課後の部活動ではヤマト卓球代表の松下浩二氏と元日本代表の仲村錦治郎氏による直接指導が行われ、生徒たちはプロの指導に興奮しながらも、熱心に指導を受けていたという。

※写真:当日参加したみなさんの集合写真(写真提供 フランクリン・コヴィー・ジャパン(株))
 6月20日(金)〜7月2日(水)、東京・有楽町朝日ギャラリーにて朝日新聞スポーツ報道写真展が開催。石川佳純選手の写真を含め、サッカー、陸上など約70点のアスリートの写真が展示される。入場は無料。20日(金)、21日(土)には先着200名様にJAタウンギフトカードなどが当たる抽選会も実施とのこと。ぜひ、会場に行ってみよう!

【朝日新聞スポーツ報道写真展】
日時:6月20日(金)〜7月2日(水) 11〜18時
※ 最終日は16時まで
会場:東京・有楽町朝日ギャラリー(有楽町マリオン11階)
内容:卓球、サッカー、陸上、テニス、ラグビーなど、朝日新聞紙面で掲載されたスポーツ写真を中心に約70点の展示
  • 2014世界卓球より(展示写真との関連はありません)

 ヨーロッパではスポーツは地域のクラブで行う、いわゆる社会スポーツがほとんどだ。これは日本の「部活」のようなスポーツ・文化活動がないためだ。
 つまり、学校は勉強するところ。スポーツや音楽、文化活動は学校が終わってから様々なクラブでスポーツや趣味を楽しむ。
 また韓国でも同じだ。卓球部があるのはスポーツコースを持っている学校で部活動はない。彼らからすると、エリートではない一般の子どもたちもスポーツを行う日本の部活動は特殊なものに見えてしまうらしい。
 
 日本の部活動、とりわけ中学校の部活動への参加率は高い。これはみなさんもご存じのように、内申書との関係がある。「何かしら部活動をやっていると内申書が良くなる」という話がささやかれるために、名前だけの幽霊部員もいたり、週1回、2回だけ参加して、あとは塾に通う部員も最近は多い。またその活動も、「スポーツを楽しむクラブ」というよりも「体を鍛える体育教育の延長」の側面が大きい。

 日本の部活動にはネガティブな面も多々あるが、「競技人口の増加のために大きく貢献している」ことは間違いない。卓球においても、日本卓球協会の登録人口の半分近くは中体連であり、日本の卓球市場が大きいのは中体連や高体連などの購買層が大きいからだろう。
 ITTF(国際卓球連盟)は4月28日〜5月5日に東京で開催されたJA全農世界卓球2014が今までの世界選手権の中で全世界でもっとも注目された大会であったことを発表した。

 ITTFが発表した世界卓球2014の統計資料によると、今大会は全世界22のテレビ局で合計475時間を放送。そのうち、CCTV(中国中央電子台)では50時間を放送し、視聴者数は1億8800万人にのぼった。また、日本をはじめとしてシンガポール、マレーシア、チャイニーズタイペイ、アメリカ、メキシコ、アフリカ、中近東(アルジャジーラ経由)、ヨーロッパ(ユーロスポーツ経由)では生中継でも試合を放送した。

ITTFのシャララ会長はこの結果について以下のようにコメント。
「私たちの広報活動の努力がメディアの注目を集めたことはとてもうれしい。また、満員の観客は日本での卓球人気が高まっていることであり、2020年のオリンピックの卓球競技にとって、とても良い兆候です。このままこの勢いを維持し、来年の中国・蘇州での大会ではこれ以上のメディアの注目が集まればうれしい。」

以下はITTF発表の大会の統計資料。

【JA全農世界卓球2014東京大会資料】
●中国TV放映時間:102時間(うち50時間はCCTV)
●中国での視聴者:1億8800万人
●ユーロスポーツTV放映時間:12時間
●その他世界でのTV放映時間:373時間
●日本での視聴率:6%
●itTVでの視聴回数:87万8998回
●五輪参加競技中のHP(ITTF.com)ランキング:2位
●世界戦関連の記事数:6284
●フェイスブック露出回数:10,051,626回
●#TTokyo2014 ツイッターでのツイート回数:2365回
●インスタグラム(画像共有サイト)回数:26,241回
●世界戦関連のYouTube視聴回数:420万回
●公認メディア数:904人
●観客数:43,209人
●参加国&地域:117
●参加チーム:男子110/女子94
●参加選手:791名(男子439/女子352)
●チーム役員・関係者:664名
●審判員:136名(国際:66名/日本:70名)
●大会運営役員:850名
●ボランティア:905名
●プレー合計得点:178,527点

ITTFサイト(英語)↓
http://www.ittf.com/_front_page/ittf_full_story1.asp?ID=35817&Category=General&Competition_ID=&
  • コートを囲む報道陣と巨大クレーンカメラ

 6月11〜15日に韓国の仁川で行われた韓国オープン。女子アンダー21の決勝でカットの佐藤瞳(札幌大谷高)がチャン(アメリカ)を下し優勝を果たした。また女子ダブルスでは今季2勝を挙げている平野美宇/伊藤美誠(JOCエリートアカデミー/スターツSC)が決勝に進んだものの、陳可/王曼昱(中国)にストレートで敗れ、3勝目はならなかった。

 男子シングルスでは大島祐哉(早稲田大)がトーナメント1回戦で金珉鉐(韓国/WR17)を、3回戦ではシバエフ(ロシア/WR37)を破る金星をあげ、準々決勝へ進出。K.カールソン(スウェーデン/WR95)には敗れ準決勝進出はならなかったものの日本男子で唯一のベスト8入りを果たした。男子の優勝は世界ランキング1位の許シン(中国)。決勝で方博(中国)を4-1で下し今季2勝目をあげた。
 2回戦で日本選手が姿を消した女子シングルスでの優勝はカットマンのハン・イン(ドイツ/第7シード)。決勝で第1シードの馮天薇(シンガポール)を4-0のストレートで下しワールドツアー初優勝を果たした。

上位の記録は以下のとおり。

【ITTFワールドツアー・韓国オープン優勝記録】
● 男子シングルス優勝:許シン(中国)
● 女子シングルス優勝:ハン・イン(ドイツ)
● 男子ダブルス優勝:于子洋/周愷(中国) 3位:森薗政崇/三部航平
● 女子ダブルス優勝:陳可/王曼昱(中国) 2位:平野美宇/伊藤美誠
● 男子アンダー21優勝:張禹珍(韓国)
● 女子アンダー21優勝:佐藤瞳
福島県郡山市で行われていた前期日本リーグは男子が東京アートが最終戦で協和発酵キリンを下し、全勝優勝を決めた。

女子はアスモが1敗を守りきり、2度目の優勝。そのアスモも倒していた日本生命は十六銀行、日立化成に落とし、3位どまりだった。

結果は以下の通り
1部男子
優勝:東京アート
2位:協和発酵キリン
3位:愛知工業大
4位:日鉄住金物流
5位:シチズン
6位:JOCエリートアカデミー
7位:原田鋼業
8位:リコー

1部女子
優勝:アスモ
2位:日立化成
3位:日本生命
4位:サンリツ
5位:中国電力
6位:十六銀行
7位:エクセディ
8位:神戸松蔭女子学院大

詳しい報道記事は卓球王国9月号(7月19日発売)に掲載予定です。
  • 東京アートが返り咲き

  • 2度目の優勝を果たしたアスモ

6月11〜15日まで、福島県郡山市にて、日本リーグ前期が開催している。
1部リーグ優勝が決定する最終日の14日の前に、2部リーグの結果をお伝えしよう。

男子2部は朝日大が最終戦でJR北海道を3-2で振り切り、全勝で優勝。
2位は信号器材。若手とベテランが一体となり、チーム力で勝ち進んだ。

女子2部は加藤美優が単複で活躍したJOCエリートアカデミーが優勝。最終戦の広島日野自動車戦は、もし1-3で負けると2位になってしまう場面。苦しみながらも2点を取り、最後も競り勝ち、3-2の大接戦を制した。

2位は今期から新加盟した広島日野自動車。馬文ティンを中心に、粒揃いのメンバーでエリートアカデミーを追い詰めた。

結果は以下の通り
男子2部
優勝:朝日大
2位:信号器材
3位:JR北海道
4位:福島県選抜
5位:トヨタ自動車
6位:豊田自動織機
7位:協和発酵バイオ
8位:三菱重工長崎
9位:ボッシュ

女子2部
優勝:JOCエリートアカデミー
2位:広島日野自動車
3位:JR北海道
4位:豊田自動織機
5位:東芝メディカルシステムズ
6位:百十四銀行
7位:オークワ
8位:朝日大
9位:福島県選抜
10位:トヨタ自動車
11位:藤ミレニアム

1部リーグは明日(15日)に優勝が決定する。
男子は協和発酵キリンと東京アートが全勝中で、最終戦で直接対決となる。
女子は5勝1敗のアスモを4勝2敗の日本生命、日立化成、中国電力、サンリツの4チームが追いかける混戦状態になっている。
 現在開かれている韓国オープンで、復帰戦となた福原愛(ANA)は2回戦で地元韓国の梁夏銀(ヤン・ハウン)に8-11、8-11、10-12、4-11のストレートで敗れた。また石川佳純も中国の若手の陳可に1−4で、前田美優(希望が丘高)もドイツのハン・インにストレートで敗れ、日本の女子は姿を消した。


 昔、ブンデスリーガを見た時に一番驚いたのは「引き分け」があったことだ。日本だと「最後まで決着つけよう」と思うのだが、ヨーロッパはサッカーの影響なのか、引き分けという概念が団体戦にある。
 その試合方式も時代とともに変化した。

 試合方式は現在男子1部は
1番 ホームNo.1 vs アウェイNo.2
2番 ホームNo.2 vs アウェイNo.1
3番 ホームNo.3 vs アウェイNo.3
4番 ホームNo.1 vs アウェイNo.1
5番 ダブルス

という試合方式だが、以前はNo.1とNo.2は相手チームのNo.1とNo.2と、No.3とNo.4は相手のNo.3とNo.4と、No.5とNo.6は相手のNo.5とNo.6とやり、ダブルスが2試合という全14試合をやる方式を採用した時期もあった。これを同時に2台で進行してやっていた。これは今、2部リーグなどでまだ採用されている。
 この場合、引き分けもある。それが時代とともにテレビ用、観客を意識して現在の3点先取方式に変わった。
 観る人を意識して、世界ランキングや国内ランキングをもとに、チーム中での選手のランキングが決まっていて、それによってNo.1、No.2、No.3という順位が決まり、日本の試合のように「当て駒」「捨て駒」という概念はなく、常に同レベルの選手と対戦し、観客にとってもおもしろい試合になることが多い。

 ヨーロッパのトップクラスの団体戦では「オーダーの妙」「相手の裏をかく」「うまく相手の読みを外した」という考えはない。常に力対力の勝負で、自分と同レベルの選手を想定した練習や戦術を立てることになる。
  • ブンデスリーガのプレーオフ。フリッケンハオゼンの丹羽と邱建新コーチ

 本日、軽部隆介選手(シチズン)の26歳の誕生日です。おめでとうございます。

 カット打ちの名手と言われ、打ち出すボールは「軽く」ない、「重い」。センスあふれるプレーと甘いマスクが魅力昨年は全日本社会人チャンピオンとなった選手は、現在、日本リーグで奮闘中です。今後の活躍を期待しましょう。