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 7月2〜7日にオーストラリア・ゴールドコーストでITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープンが開催。日本からは水谷隼(木下グループ)、張本智和(JOCエリートアカデミー)、石川佳純(全農)、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)などトップ選手も多数参加したが振るわず。唯一女子アンダー21で芝田沙季(ミキハウス)が優勝しタイトルを手にした。

 男子シングルスでは水谷は準々決勝に進出したものの趙勝敏(韓国)にフルゲームの接戦で敗れベスト8で敗退となった。また、7月の世界ランキングを18位まで上げ注目された張本は、1回戦で林鐘勲(韓国)にストレートで敗れ上位進出はならなかった。男子シングルス優勝はサムソノフ(ベラルーシ)。決勝でゴーズィ(フランス)を4-1で破り優勝を決めた。
 女子シングルスでは1回戦で石川が陳幸同に平野が顧玉婷に伊藤美誠(スターツSC)が張薔にと揃って中国の若手選手に破れ初戦で姿を消す結果となった。日本選手では塩見真希(四天王寺高)と芝田が準々決勝に進出したが、塩見は朱雨玲に芝田は顧玉婷にストレートで敗退しベスト8に終わった。ベスト4が全て中国選手となった女子シングルスを制したのは陳夢。決勝で王曼昱を破りタイトルを獲得した。

優勝と日本選手の上位記録は以下の通り。 

■ITTFワールドツアー・オーストラリアオープン優勝/日本選手上位記録
●男子シングルス優勝:サムソノフ(ベラルーシ) 
●女子シングルス優勝:陳夢(中国)
●男子ダブルス優勝:張禹珍/朴康賢(韓国)
●女子ダブルス優勝:陳夢/朱雨玲(中国) 3位:早田ひな/伊藤美誠
●男子アンダー21優勝:朴康賢(韓国)
●女子アンダー21優勝:芝田沙季 2位:塩見真希
全日本学生総合選手権・団体の部、いわゆるインカレの最終日に準決勝、決勝が行われ、男子は明治大、女子は早稲田大がそれぞれ連覇を達成した。

男女とも2年連続の同カードは、1本目から大きなガッツポーズが飛び出す熱戦となった。

明治大はトップの龍崎が流れを作る。関東学生選手権で負けた田添響に対し、積極果敢なプレーで序盤からペースをつかむ。田添も後陣から目の覚めるようなバックドライブで応戦するなど、好ゲームを展開したが、要所を占めた龍崎がストレートで勝利。
 明治大は勢いそのままに森薗も続く。球威があり、打ち合いでは不利になる田添健汰に対して、変化と粘りで対抗した森薗。3番ダブルスは落としたが、最後は酒井が超絶カウンターを何本も決めて明治大の連覇を決めた。

優勝した瞬間、ベンチで高山監督は思わず涙を見せた。「リーグ戦と関東学生選手権では負けて、本当に悔しかった。厳しいこともたくさん言ってきたし、このインカレで勝つためにやってきた」とコメントした。


● 男子準決勝
明治大 3−0 筑波大
専修大 3−1 愛知工業大

● 男子決勝
明治大 3−1 専修大
○ 龍崎 12、9、10 田添響
○ 森薗 −12、10、8、7 田添健
 森薗/渡辺 −6、5、−7、−9 田添健/郡山○
○酒井 9、7、7 及川


女子はお互いにエースをトップに置いた“逃げないオーダー”。カット打ちの名手・阿部は谷岡の攻守に苦しんだが、最後は打ち切って、先勝。2番の鎌田もピンチもゲームを先行されてピンチを背負うも、ストレートコースを有効に使い逆転勝ちを収めた。
「逆転勝ちが多かった。選手たちはみんな間合いも良かったし、言ったことができている。神がかりでしたね」と櫻井監督。
4番で徳永が素晴らしい当たりを見せて、早稲田大が昨年の初優勝に続き、全国チャンピオンに輝いた。

● 女子準決勝
早稲田大 3−0 東京富士大
日本体育大 3−2 神戸松蔭女子学院大

● 女子決勝
早稲田大 3−1 日本体育大
○ 阿部 5、−9、8、−6、10 谷岡
○ 鎌田 7、−8、−5、9、9 前瀧
 田中/加藤 8、−5、−9、−11 谷岡/高橋○
○ 徳永 2、7、5 竹前

詳しい報道記事は卓球王国10月号(8月21日発売)に掲載予定です。
  • ボールをしつこくねじ込んで、田添健を下した森薗

  • 今年も大爆発した酒井が決勝点!

  • 前半で確実に点を取った阿部

  • 地元・北海道で鎌田が躍動した

7月7日から北海道・北海きたえーるで行われている全日本大学総合選手権・団体の部(インカレ)。
大会2日目の本日は予選リーグを勝ち抜いた1・2位校での決勝トーナメントが行われた。
午前9時30分から1回戦が開始され、本日最終試合の準々決勝が祝ったのが午後の21時。11時間半の熱戦の末、男女ベスト4が決定した。

● 男子団体準々決勝
明治大 3−0 埼玉工業大
筑波大 3−1 中央大
愛知工業大 3−0 早稲田大
専修大 3−0 法政大

● 女子団体準々決勝
早稲田大 3−2 青山学院大
東京富士大 3−1 愛知工業大
神戸松蔭女子学院大 3−0 金城大
日本体育大 3−1 朝日大

男子はベスト8に関東が7校とほぼ独占状態の中で愛知工業大が地方勢として孤軍奮闘。地方の星として期待された関西学院大は2回戦で明治大と当たり、上位進出はならなかった。

女子は専修大が2回戦で神戸松蔭女子学院大に競り負けて、2年ぶりの優勝はならなかった。また、東京富士大は予選リーグで朝日大に敗れて2位通過だったものの、同志社大、國學院大、そして準々決勝では愛知工業大との接戦を乗り切って、表彰台を決めている。

明日の最終日は準決勝、決勝が行われる。

対戦カードは以下のとおり
男子準決勝
明治大 vs. 筑波大
愛知工業大 vs. 専修大

女子準決勝
早稲田大 vs. 東京富士大
神戸松蔭女子学院大 vs. 日本体育大
  • 明治大のルーキー龍崎は徐々に調子を上げている

  • 関東学生2位の三浦(筑波大)は今大会も絶好調だ

  • 早稲田大戦では上村とのエース対決を制した吉村(愛工大)

  • さすがの安定感を見せている専修大の三部

  • 準々決勝で三條を破り、貴重な1点をたたき出した田中(早稲田大)

  • 大黒柱としてチームを引っ張る林(東京富士大)

  • 4年ぶりのベスト4入りを決めた神戸松蔭女子学院大

  • 谷岡(日本体育大)は気合いの入った試合で奮闘

 最新の7月の世界ランキングが国際卓球連盟から発表され、中国オープンで活躍した14歳の張本智和(エリートアカデミー)が39位から18位にランキングを上げた。日本男子の中では7位の水谷隼(木下グループ)、9位の丹羽孝希(スヴェンソン)、15位の松平健太(木下グループ)に次いで、4番手の位置につけた。

 日本女子では平野美宇(エリートアカデミー)が7位から自己最高位の5位にランキングを上げ、7位の石川佳純(全農)を抜いて、日本女子のトップに躍り出た。平野、石川の後は、11位の伊藤美誠(スターツSC)、12位の佐藤瞳(ミキハウス)が続いている。

  • 驚異的な早さでランキングを上げている張本

 6月29日〜7月4日に韓国で開催されたアジアジュニア選手権大会。ジュニアとカデットで全11種目が行われ中国が9種目を制覇する中、カデット女子シングルスで相馬夢乃(新発田ジュニア)が決勝で黄穎琦(中国)を3-0のストレートで下しタイトルを獲得した。

 ジュニア男子シングルスでは木造勇人(愛工大名電高)が準決勝で戸上隼輔(野田学園高)との同士討ちを制し決勝へ進出したが、王楚欽(中国)にはストレートで敗れ準優勝に終わった。

 また、団体ではジュニア女子が中国に敗れたものの準優勝、カデット男女も3位に入賞した。
 優勝と日本選手の上位記録は以下の通り。 

■アジアジュニア&カデット優勝/日本選手上位記録
● ジュニア男子シングルス優勝:王楚欽(中国) 2位:木造勇人 3位:戸上隼輔
●ジュニア女子シングルス優勝:孫穎莎(中国)
● カデット男子シングルス優勝:牛冠凱(中国)
● カデット女子シングルス優勝:相馬夢乃
● ジュニア男子ダブルス優勝:安宰賢/ファン・ミンハ(韓国) 3位:宇田幸矢/戸上隼輔
● ジュニア女子ダブルス優勝:孫穎莎/銭天一(中国) 3位:木原美悠/皆川優香
● ジュニア混合ダブルス優勝:王楚欽/孫穎莎(中国)
● ジュニア男子団体優勝:中国 5位:日本(木造、宇田、戸上、高見)
● ジュニア女子団体優勝:中国 2位:日本(笹尾、長崎、皆川、木原)
● カデット男子団体優勝:中国 3位:日本(曽根、横谷、濵田)
● カデット女子団体優勝:中国 3位:日本(大藤、相馬、中森)
  • カデット女子の表彰

  • カデット女子で優勝した相馬夢乃

 6月28〜30日に「関東学生卓球選手権大会」が東京・水元スポーツセンターで開催された。男子シングルスは田添響が準々決勝で定松、準決勝で上村と、それぞれ激しい打撃戦を制して決勝進出。決勝では、三部(専修大)らを下して勢いに乗る三浦に2ゲームを先取されたが、3ゲーム目からは完全に流れをつかんで一気に押し切って初優勝を遂げた。

 女子シングルスも伊藤が初優勝。両ハンドドライブに切れがあり、準決勝では前瀧との接戦を制し、決勝では阿部を下して勝ち上がってきた中村のカットを粘り強く攻略。ダブルスとともに二冠を達成した。

 上位の結果は以下のとおり。

●男子シングルス
優勝:田添響(専修大)
準優勝:三浦健太郎(筑波大)
3位:上村慶哉(早稲田大)、郡山北斗(専修大)
ベスト8:三部航平(専修大)、定松祐輔(中央大)、緒方遼太郎(早稲田大)、上野亨樹(駒澤大)

●女子シングルス
優勝:伊藤佑里子(中央大)
準優勝:中村真優美(大正大)
3位:森田彩音(中央大)、前瀧初音(東京富士大)
ベスト8:奥下茜里(日本大)、阿部愛莉(早稲田大)、明神佑実(中央大)、松澤帆乃果(淑徳大)

●男子ダブルス
優勝:上村慶哉/緒方遼太郎(早稲田大)
準優勝:坪井勇磨/三浦健太郎(筑波大)
3位:下山優樹/東勇渡(専修大)、田中博巳/田添響(専修大)

●女子ダブルス
優勝:伊藤佑里子/瀬山咲希(中央大)
準優勝:安藤みなみ/枝松亜実(専修大)
3位:中村真優美/三輪咲里南(大正大)、鹿股まりな/塚本佳苗(國學院大)
 世界選手権デュッセルドルフ大会開催中の5月末に行われたAGM(年次総会)でITTF(国際卓球連盟)会長に再選されたトーマス・バイカート氏(ドイツ)がこの度、会長職に次ぐ重要な地位につく3名の人物を発表した。

 会長代理にはバイカート氏が会長職に就いた2014年以降、会長代理を務めてきたカリル・モハンナディ氏(カタール)を任命。財務兼任の副会長にも引き続きペトラ・ゾーリング氏(スウェーデン)が任命された。

 カタール卓球協会会長でもあるモハンナディ氏は、任命されたことに対し次のようにコメントした。
「今後4年間、新しく選出された(バイカート)会長と協力し合い、ITTFを世界のスポーツ界でもっと高いレベルに引き上げて行くことを楽しみにしています。」

 また、2008年からITTFのマーケティング・ディレクターを務めている39歳のスティーブ・デイントン氏(オーストラリア)はCEO代行に就任する。

 この3名についてバイカート会長はそれぞれ次のように述べた。
「ITTF会長就任以後の3年間、会長代理として私を支えてくれたモハンナディ氏にとても感謝しています。これからの4年間も協力し合い、卓球というスポーツをさらに大きくして行くことを楽しみにしています。」

「ゾーリングさんとはヨーロッパで、そして近年ではITTF内で協力し合って仕事をしています。彼女の助言でこれからまた新しい任期に取り組めることが楽しみです。」

「デイントン氏の長期ビジョンは、商業化と成長に重点を置くことです。ITTFが次のレベルへと発展するために彼は適任でしょう。」

※記事はITTFプレスリリースより

  • 会長代理のモハンナディ氏(左)とCEO代理のデイントン氏(写真提供:ITTF)

 6月29日〜7月2日にかけて和歌山・和歌山ビッグホエール/和歌山ビッグウエーブで開催された全国ラージボール大会。今年も2000名を越える選手があつまり各カテゴリーで熱戦が繰り広げられた。今回で30回目を迎えた全国ラージだが、来年度以降は全日本ラージボール選手権と全国ラージボール卓球大会の2つに分けられての開催が決まっており、現行の大会方式では最後の開催となった。

 男女シングルス一般Aでは全種目で新チャンピオンが誕生。男子シングルス一般A(イ)では20歳の池田亘通(南茅部少年団)が質の高い両ハンドを武器に初優勝。昨年まで4連覇の香坂亮志(天狗乃舞)、同じく2連覇の内田康裕(ニッタク大阪サンフレンド)の2人が入った一般A(ロ)は相澤光(本城クラブ)が怒濤の猛攻を見せて初優勝。相澤は準決勝で内田を下すと、決勝では香坂を下して勝ち上がってきた高橋鑑史郎(カヴァヌーラ)に勝利。男子ダブルス一般Aと合わせて2冠を達成した。
 女子シングルス一般Aは内海麻里(長吉卓球センター、旧姓:花田)が優勝。硬式でも両面表ソフト、四天王寺高、立命館大などで活躍した実力を発揮して初出場で全国ラージの頂点に立った。

 年代別カテゴリーでは女子シングルス70A(イ)で平田洋子(武蔵野クラブ)が驚愕の15連覇を達成。今年も他の追随を許さず王座を守った。女子シングルス50A(イ)では1982年全日本チャンピオンの大津絵美子(丸亀SC)が5連覇を成し遂げた。男子シングルス65A(イ)の村上力(桔梗苦羅舞)は3年ぶりの優勝。娘の村上富貴(桔梗苦羅舞)との混合ダブルス100A(ロ)でも頂点に立ち、見事2冠達成となった。

 他の種目でも熱戦続出の全国ラージ、大会の模様は卓球王国9月号(7月21日発売)に掲載しますのでお楽しみに!
  • 男子シングルス一般A(イ)優勝:池田亘通

  • 男子シングルス一般A(ロ)優勝:相澤光

  • 女子シングルス一般A優勝:内海麻里

  • 平田洋子は驚異の15連覇達成

  • 3年ぶりのシングルス優勝を果たした村上力

  • 怒濤の攻撃で5連覇達成の大津絵美子

T2 第3日目、混合団体の第1ラウンドが終了した。第3日目の2試合の結果は以下のとおり。
※KZ=キル・ゾーン:1試合の制限時間24分で、22分を過ぎて新しいゲームに入った場合は、5点を先取した選手がそのゲームを取る

●第1試合
 チーム・パーソン 14ー12 チーム・メイス
 サウェータブット〈0ー4〉 ー8、ー4、ー7、ー3 早田○
 M.カールソン〈1ー3〉 ー8、ー9、ー10、10ー7 陳建安○
○丁寧〈5ー0〉 4、8、5、5、7ー1 梁夏銀
○水谷〈3ー2〉 9、6、ー5、ー6 5ー4(KZ) ボル
○スッチ〈3ー1〉 10、10、ー9、7ー5 馮天薇
 朱世爀〈2ー2〉 ー10、9、9、0ー4 シバエフ

・左腕の早田と陳建安がスタートダッシュをかけ、チーム・メイスが第2試合を終えた時点で7ー1と大きくリードしたが、チーム・パーソンは第3試合に出場した丁寧が5ー0の大活躍。一気に盛り返し、5番水谷がボルとの大接戦を3ー2としてゲームカウント9ー9に追いつく。
 そしてチーム・パーソンの勝利の立役者はスッチ。厳しい試合になると見られた馮天薇戦、1・2ゲーム目をともに11ー10でもぎ取り、4ゲーム目も6ー5で時間制限を迎えた「ファイナルポイント」でラリー戦を制し、3ー1で馮天薇を制した。ラスト朱世爀もさすがの勝負強さで、シバエフから2・3ゲーム目を奪い、勝利を確実なものにした。

●第2試合
 チーム・ロスコフ 12ー12 チーム・JJ(江加良)
 サマラ〈1ー3〉 ー2、9、ー10、3ー4 武楊○
○オフチャロフ〈5ー0〉 9、8、9、3、5ー3(KZ) 張本
○ポータ〈3ー1〉 9、4、ー3、8 田志希
 尚坤〈0ー4〉 ー8、ー8、ー5、ー5 荘智淵○
○鄭怡静〈2ー1〉 ー10、10、8 エクホルム
 ドリンコール〈1ー3〉 ー7、ー9、10、2ー7 サムソノフ○

・2番オフチャロフがパワーで張本を圧倒し、第3試合を終えた時点でチーム・ロスコフが9ー4とリード。しかし、第4試合で荘智淵が尚坤から4ゲームを連取し、チーム・JJが一気に挽回した。超級リーグでは時に中国のトップ選手から金星も挙げる左腕・尚坤だが、昨日の陳建安戦に続いて0ー4の大敗。さすがにプレッシャーが大きかったか。
 T2の個人成績では陳建安とポイント数が並んだ水谷隼は3勝した。特に初日にオフチャロフを下し、今日の3戦目ではボルに対し、2-2のあとKill Zoneで破った。

「試合の中で自分に来たり、相手に行ったりという流れがかなりあって、その流れをつかむのが難しかった。1、2ゲーム目、リードされながら中盤から自分に流れが来たけど、3、4ゲーム目は相手に一気に流れが行き、最後はKill Zoneで勝てた。最後はフォア前にサービスが来たのでレシーブに集中して対応できた。
 Kill Zoneで勝てたけど、最後まで点数はあまり考えていない。時間も考えていない。ルールそのものに関しては、普段と変わらない。プレーは変わらない。3日連続で世界のトップ選手とやれることが自分にとって良い経験になるし、相手の気合も十分で、ヨーロッパチャンピオンズリーグよりも相手も自分も集中している感じはある。あの試合では観客の応援があるから勢いでいくこともあるけど、ここは声援もほとんどないかわり、試合に集中できる。このままこの勢いを継続させたいです」と試合後の水谷。

 今日、張本智和を5-0で破ったオフチャロフはこう語った。
「最初はこのルールに慣れるのが難しかったけど、日に日に慣れて、良くなっていった。特に、今日は張本に5-0で勝ててとても満足している。この試合は時間に注意しながら賢くプレーしなければいけない。
 最初の試合の1ゲーム目に、監督(ロスコフ)に「なんでそんなにナーバスになっているんだい」と言われた。中国オープンでは自信を持ってプレーしていたのに、ここの特別な雰囲気があるから、すべてのゲームを取りたいし、チームに貢献したいと緊張してしまう。この試合がぼく自身のメンタルをさらに強くしていくような気がする。
 緊張する理由? ドイツチームともロシアのクラブとも違う人がベンチに座っている。お互いを知っているけれど、お互いが励まし合い、勝ちたいと強く思う。相手は世界のトップ選手ばかりだから、このT2がさらに良くなっていくと思う」
  • オフチャロフ、サムソノフ、ボルを下して3戦全勝で1回目を終えた水谷

  • 張本を5-0と圧倒し、試合後のインタビューにこたえるオフチャロフ