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 本日7日の午後1時からTリーグ 理念・ロゴ・参加チーム 発表記者会見が東京・渋谷で行われ、多くのマスコミが集まった。
 まず冒頭で一般社団法人 Tリーグの藤重貞慶理事長からTリーグの理念が発表された。以下がその理念の要点。

<1> 世界No.1の卓球リーグを実現する
・世界水準のプレーを楽しめるリーグを実現
・世界で活躍するトップアスリートを育成するシステムを実現
・どの地域の誰もが「参加できる」「関われる」世界一開かれた地域密着型リーグシステムを実現
<2> 卓球のスポーツビジネス価値を高める
・「卓球を感動体験する」「卓球を科学する」「卓球をグローバル化する」ことを通じて卓球のスポーツビジネス価値を高める
・卓球のスポーツビジネス価値を高めることによって、卓球ファン、および卓球関連ビジネスを拡大する
・卓球のスポーツビジネス価値向上により、卓球の競技力や魅力を高める
<3> 卓球を通じて人生を豊かにする
・卓球競技者およびスタッフ(監督・コーチ・審判員等)が生涯にわたり卓球とともに人生を楽しめるようにする
・卓球を身近なスポーツにすることにより「やってみたい」「観に行きたい」「関わりたい」「語りたい」人を増やす
・卓球の普及により、地域の活性化、および国民健康寿命延伸に貢献

  • 理念を発表する藤重Tリーグ理事長

 2月11日(日)に東京・原宿で、障がい者スポーツ「パラ卓球」の魅力発信・体験イベントが開催される。
 エキシビションマッチの観戦とパラ卓球体験、そしてトークショーなどが行われる。ゲスト選手は、リオパラリンピック代表の吉田信一・岩渕幸洋、両選手だ。パラ卓球に馴染みのない方も大歓迎とのこと。ぜひ原宿に足を運んでみよう!


日時:2018年2月11日(日) 12:30〜18:00
会場:東京・原宿オリンピアアネックス 1階
   東京都渋谷区神宮前6-31-21(神宮前交差点前)
   明治神宮駅・原宿駅から徒歩5分以内、表参道駅から徒歩10分
参加方法:入場自由(参加無料/事前申込不要)
 2月7日、東京・渋谷でTリーグに参加するチーム名が正式に発表される。しかし、すでに新聞でチームは報道されている。

<男子>木下グループ(母体は神奈川)・埼玉・沖縄・岡山
<女子>木下グループ(母体は神奈川)・日本生命・日本ペイント・名古屋

 当初、男女4チームずつでは少なすぎると言われていたが、その4チームを集めるのも苦労した。その理由は、Tリーグ側が提示した条件のハードルが高すぎたからだ。
 クラブの予算規模は1.5億円から2億円。世界ランキング10位程度の選手を登録する、会場や若手育成機関などが付帯条件になっていたために企業は躊躇し、ましてや地域のクラブの参加は不可能に近いものになった。
 その裏には松下浩二代表理事 専務理事の執念とメンツが見え隠れした。
 ここまで遅れたのだから、どうせスタートさせるなら大きなアドバルーンを揚げたい、世界最高のプロリーグを作りたいという執念だ。ところが、日本卓球協会の理事会での承認を取りつけるまでに数年間を要し、さらにそこから日本リーグとの共存という難題に時間を要した。

 遅れた理由を探ってみよう。
 ひとつは、日本卓球協会の指導不足と決意の不足、2つ目はこだわりすぎた日本リーグとの共存、3つ目は松下氏の資質と協力者不足。
 
 ひとつ目の協会の指導不足とは、強いリーダーシップを取ってTリーグを推進しようという機運がわき起こってこなかったこと。日本卓球協会の理事会とは会長推薦の理事(東京近辺に住む理事が多い)と、日本リーグや学連、高体連などの各カテゴリーの代表理事、全国のブロック理事などによって構成されている。
 正直、理事会に出てみればわかるのだが、高齢者集団だ。ましてやそのなかにヨーロッパリーグや中国の超級リーグに精通している人は皆無と言って良い。
 その理事の人たちに「日本をTリーグで盛り上げよう」「これからはTリーグが必要だ」と説いても、「はあ???」という反応になる。また当初、プロリーグ設立検討委員会があって、その中にいたのは各カテゴリーの代表者だが、「このリーグによって自分のところの組織や試合がどう影響を受けるのか」という自己保身という防衛本能が働くだけだった。そこに「Tリーグによって日本の将来を変える、このリーグを成功させよう」などという思いが果たしてあったのだろうか。

 何年か前の理事会後の会見で、当時の専務理事が記者の人に「新リーグがあったほうがいいですか、どう思いますか」と聞いてきた時には驚いた。当事者であっても、新リーグ(当時は名称はなかった)設立に疑心暗鬼だったのだろう。当時から、そして今でも協会内で「Tリーグは松下がやりたいだけ」という空気が読み取れる。
 また当時の背景として、日本が世界でメダルを獲るなどの活躍を見せ、テレビなどのメディアにも頻繁に取り上げられ、協会にも危機感を持つ人はいなかった。だから専務理事ひとりを責めることはできない。この辺の状況は、競技力や人気の面で切羽詰まった状態でまとめていったサッカーのJリーグやバスケットボールのBリーグとは決定的に違う。

 2つ目の理由は、日本リーグとの共存。プロリーグ立ち上げの際、アマリーグの日本リーグとどう組むのかは大きな課題ではあったが、当初の松下氏のプロリーグ構想の中に日本リーグとの共存は入っていなかったのではないか。企業スポーツ主体の日本リーグとプロリーグでは、あまりに目指す方向が違いすぎるからだ。
 しかし、協会としてはそうはいかない。「和をもって尊しとなす」と言われる日本人のメンタリティーとしては「みんなで仲良く」と足並みをそろえようとするのは当然なのだ。ゆえに松下氏は「日本リーグとの共存共栄」に傾いていくのだが、ここでの交渉が結果としてスタートを複雑にし、遅れてしまう起因となった。
 日本リーグのトップチームでも選手はほとんどが正社員で、契約社員は少ない。彼らの人件費と卓球部費を合わせても数千万円規模で、かつ福利厚生として運営される卓球部と、2億円近い規模のお金を集め、運営し、社会貢献と営利目的を併せ持つTリーグのクラブ運営はあまりにギャップが大きすぎる。
 唯一、日本生命だけが日本リーグからTリーグに参戦する。潤沢な資金があり、世界を目指す日本生命が、ワールドツアーなどと日程が重なる日本リーグよりも、よりレベルの高いTリーグに鞍替えするのは自明だった。また、日本リーグ参入の噂のあった日本ペイントがTリーグにシフトしたのも同じような理由だろう。
 ただ、将来的に、日本リーグがTプレミアではなく、T1やT2などにシフトしていくことはあり得る。

 3つ目の理由。松下氏の資質の問題。私は彼とは30年以上の付き合いで、相当に彼を知ってるからこそあえて書かなければいけない。彼はスーパーマンではなく、長所と短所を持っている。Tリーグに関していくつかの方面から、そのプレゼンテーションに具体性が欠ける、松下氏の説明が明解でないという話が聞こえてきた。
 彼の短所は大雑把な行動。緻密さに欠ける点だ。打ち合わせをしていてもメモを取る姿はあまり見たことがない。しかし、それは「器の大きさ」とも受け取れる。大変なときでもネガティブに落ち込むことがなく、前向きになれる性格。細かなところで立ち止まらない。
 プレゼンは得意でなくても、スポンサーや興味を持つ企業のトップに臆することなく向かっていくし、断られてもへこたれない。ただ、ひとつ言えるのは、彼の緻密さや配慮を欠いたプレゼンで計画が立ち止まることもあるし、断ったチーム、企業もあったかもしれないが、松下なくしてTリーグの構想は1mmも進まなかったことだ。
 惜しむべきは、彼のビジョンや大雑把な計画を、緻密に具体性のあるものに書き換える人やプレゼンのうまいスタッフが不足していた点だ。
 松下氏は誰かの批判をすることを嫌う性格であり、基本的に優しい男である。しかし、今後、冷徹な鬼になるべき時もあるかもしれない。何十億円という価値を生み出すだろうTリーグ、世界の卓球市場やプロ選手のマーケットを動かすであろうプロリーグ。様々な利権もうごめく興行の世界。それを彼ひとりで取り仕切れるわけはない。友だち感覚ではなく、優秀な人材を配することが肝要だ。
 2月7日の公式発表は大きな船出の第一歩ではあるが、荒れる海は遙か遠くにある。  (今野)
 2月2〜4日にルクセンブルクで開催された2017ワールドジュニアサーキットファイナル。日本からは塩見真希(四天王寺高)と長﨑美柚(JOCエリートアカデミー)の女子2選手がジュニア女子シングルスに出場し、塩見が決勝で蘇珮綾(チャイニーズタイペイ)をくだし優勝を果たした。
 塩見は準決勝でディアコヌ(ルーマニア)にゲームカウント2-3とリードを奪われるも、第6、第7ゲームを連取し決勝に進出。決勝では4-0のストレートで蘇に勝利し栄冠を勝ち取った。
 長﨑は準決勝で蘇とのゲームオールの接戦に惜しくも敗れ、日本選手同士の決勝はならず、3位の成績に終わった。

 男子はジャー(アメリカ)がタッカー(インド)を最終ゲーム6本で振り切り、優勝を決めた。

上位の結果は以下のとおり。

【ITTFジュニアサーキットファイナル記録】
★ジュニア男子シングルス
優勝:ジャー(アメリカ)
2位:タッカー(インド)
3位:イヴォニン(ロシア)、アブデル-アズィジ(エジプト)

☆ジュニア女子シングルス
優勝:塩見真希
2位:蘇珮綾(チャイニーズタイペイ)
3位:長﨑美柚、ディアコヌ(ルーマニア)
 日本ペイントホールディングス株式会社(本社:大阪市北区、社長:田堂哲志)は、本日2月1日、田代早紀が女子卓球部に加入したことを発表した。

 山陽女子中・高を経て日本生命で活躍した田代は、14年ジャパントップ12優勝、同年世界選手権団体準優勝、17年日本リーグビッグトーナメント優勝、そして今年1月の全日本では女子ダブルスで3位入賞などの実績を誇る。

 日本ペイントHDは昨年4月に女子卓球部を創部。田代は、昨年4月に所属契約を結んだ加藤美優に続く2人目の選手となった。また、同日付で池袋晴彦氏がコーチとして加入。同卓球部は、今後も選手の入部促進に努めるとのことだ。
  • 2014年世界選手権(団体戦)東京大会で日本代表として活躍した田代

 今朝、卓球王国WEBでも指摘したが、スポーツ報知の記事に対して、エドウインが自社サイトのNEWSで完全否定した。
 以下が同社が流したプレスリリース。
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スポーツ報知の誤報に関するお知らせ

関係各位
2018年1月31日5時0分 スポーツ報知の記事にて、「卓球Tリーグにエドウインが参入」とされており、事実と異なる報道がなされました。スポーツ報知に対しまして、事実無根の記事について然るべき措置をとるべく対応中ですが、エドウインとしましても事実誤認や混乱なきよう当該誤報につきまして
皆様にお知らせいたします。

2018年1月31日
株式会社エドウイン
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 メディア同士の競争の結果にしてはお粗末だった。情報の裏を取らないばかりか、それが一面の袖の見出しになった。かつヤフーですぐに後追いをされる昨今のメディア情報事情。このスポーツ報知の記事はヤフーでもすぐに削除されて今では見ることができないが、紙面ではしっかり残ることになる。
 一発のでかいネタを取りたい記者が、最近の卓球会場には多くいる。先日の全日本選手権でも日本男子監督のコメントが違うニュアンスで報道されることもあった。卓球が注目されればされるほど、この手の誤報を含んだ情報が飛び交うことになる。
 新聞とは言え、確実に真実がそこにあるとは限らない。  (今野)
 Tリーグのトップリーグ「Tプレミア」の男女4チーム、計8チームは2月7日にTリーグから公式発表される予定になっているが、新聞各紙は会見前に内定チームの報道を始めた。Tリーグからの公式コメントはないが、メディアの独自取材による事前報道までは統制ができないのが実状だ。

 今朝のスポーツ報知は「卓球リーグにエドウインが参入」と大きく報じ、これはヤフーニュースでも取り上げられている。しかし、「エドウイン」は全くの誤報。さらに「トーサイアポ」という会社名も挙げられているが、ここも誤報だ。
*その後にスポーツ報知のネット上の記事、ヤフーなどのサイトから記事は削除された

 正しいのは日本経済新聞の記事になる。記事の中で男女の参加チームをこう記している。
男子 木下グループ・埼玉・沖縄・岡山
女子 木下グループ・日本生命・日本ペイント・名古屋

 木下グループはチーム名から会社名を外し、ニックネームと地域名(もしくは県名)を入れることになる模様で、沖縄は琉球アスティーダが主体となり、埼玉・岡山・名古屋は複合スポンサーからなるクラブチームによる参入である。
 そのどこにも「エドウイン」の名前は出ていない。
 以前から裏を取らない情報を掲載する報道機関には呆れてきたが、これほど大きな見出しになる会社名を間違えるとは・・・。(こちらはその会社が無関係であることの裏は取っている。スポーツ報知はエドウイン社に対してどういう責任を取るのだろう・・)
 Tリーグに関して、一部の一般紙、スポーツ紙は報道を少しでも早く出したいと加熱した結果、今回のような誤報になってしまった。公式発表を前に、箝口令を敷くTリーグ関係者ではなく、参戦するチームなどから情報を仕入れようとするメディア。どこかの新聞が掲載するとわかった時点であわてて未確認情報を記事にするメディア。
 卓球王国も気をつけよう(笑)。

 さて、事前に報道されたチーム名(地域名)だが、今後は選手獲得の動きに拍車がかかりそうだ。
 選手登録は4チームが各6名なので、24名の選手が必要になる。いわゆるヨーロッパなどで活躍したり、フリーのプロ男子選手は数名で、ヨーロッパからの選手獲得は少なく、中国選手は未確定の中で、国内の選手獲得に動くしかない。
 もし、Tリーグが日本リーガーに触手を伸ばさなくても、日本リーガー自ら、またチーム関係者が接触することはあるだろう。日本リーグのチームは団体戦に4名が必要とされるが、大体チームメンバーの総数は6名ほどだ。とすると、もし3名が一気に移籍すると卓球部は団体戦には出られず、日本リーグに参戦することはかなわない。
 強いチームであればあるほど、契約社員を多く抱えるチームであればあるほど、選手移籍の波に呑み込まれることになる。
 日本リーグは昨年9月16日の理事会で、「日本実業団リーグが全体として 2021年以降に加入するかどうかを検討する」ことを決めた。つまり、日本リーグ全体としての参入を見送ったが、2021年を前に、選手が複数移籍した場合、チームの存続が危ぶまれるという事態が現実のものになってきた。  (今野)
 今年10月(もしくは11月)に開幕すると言われているTリーグのトップリーグ「Tプレミア」の男女各4チームが2月上旬に発表される見込みだ。
 女子の1チーム以外はほとんどが日本リーグなどの既存のチームではなく、新チームが参戦すると予想されている。

 チームが発表されれば、次に各チームに登録される選手名が気になる。ヨーロッパの強豪クラブでは12月末くらいまでにトップ選手の契約が終わるために、また日本に滞在してプレーすることに躊躇するために、ヨーロッパの選手の参戦は少ないと思われている。
 また体育総局の管理下にある中国卓球協会の動向が読めないために中国からトップ選手が参戦するかどうかもわからない。他はチャイニーズタイペイや香港、シンガポールからの参戦があるかもしれない。

 日本の男子のトップ選手はほぼほぼ参戦する気配はあるが、女子のトップ選手たちの動きは読めない。また、Tリーグから日本リーガーを誘うことはできないが、日本リーガーが自ら会社を辞職、もしくは契約を終えて、Tリーグに参戦するのは許可されているので、プロ卓球選手としてチャレンジしたい選手は日本リーグを辞めて、Tリーグに参戦すると思われる。
 Tリーグ側は日本リーグや学生連盟との掛け持ちはOKとなっているが、日本リーグや学連をそれを了承するかどうかも現時点では不明。ただ、今までも日本リーグの選手がヨーロッパや中国のリーグに参戦したり、学連加盟の選手がブンデスリーガなどの海外リーグにすでにプレーしてきているために、「海外リーグは許してきたけど、Tリーグはだめ」という決定をすると、今までの事実との整合性がとれなくなる。

 参加チームが発表されて、一斉に各チームが選手獲得に動いた場合、この1、2カ月の日本卓球界の中での選手獲得や移籍は相当に激しくなることが予想される。
 
 日本リーガーの中でもとりわけトップ選手は、現時点で所属する安定した企業を選ぶのか、何倍もの報酬が見込めるTリーグに移行するのか。その選手の人生を左右する時期がもうすぐやってくる。 (今野)
ドイツの卓球メーカー・ドニックの日本代理店しているイルマソフト株式会社(代表取締役・瀧澤弘)が、新たに3ブランドの代理店を行うことになったことを発表した。

2月5日より、以下3ブランドを扱うことになる。
●アカディ(台湾)
●ITC(韓国)
●ザ・ワールドコネクト(中国)

ドニックの代理店は今まで通り行うため、イルマソフトは4ブランドの代理店を担うことになった。
また、複数の代理店を務める関係で、「ドニックジャパン事業部」→「スポーツトレーディング事業部」に部署名が変更となる。

新たに加入するメーカーを少し紹介しよう。
アカディはドニックの粒高ラバー「アカディL2」でもおなじみ。粘着ラバーの「アカディタイチ」など、懐かしい人も多いだろう。

韓国ブランドのITCは、デザインセンスが光るラケットや高性能裏ソフトを取り揃えている。04年五輪金メダルの柳承敏がアドバイザーとなり、彼が満足するラバーがすでに完成したという話もあるので楽しみな存在だ。

ザ・ワールドコネクトはトレーニングボールのメーカー。日本はトレ球といえども1球80〜100円とセルボール時代に比べてまだまだ高い。ザ・ワールドコネクトはABS樹脂を使った高品質なトレ球を1球50円程度で取り扱っている。

問い合わせは以下のとおり
イルマソフト株式会社 スポーツトレーディング事業部
TEL:04-2936-4441 FAX:04-2936-1425
 1月16〜21日、全日本選手権と時を同じくしてハンガリー・ブタペストで2018年最初のITTFワールドツアー・ハンガリーオープンが開催された。中国からは若手選手中心の参加で、男子シングルスでは第1シードの樊振東(中国)が決勝で王楚欽(中国)を4-1で下し今年最初のタイトルを獲得。樊振東はまた、于子洋(中国)と組んだダブルスでも優勝し大会2冠を獲得した。

 女子シングルスでは準々決勝で第1シードの陳夢(中国)を4-1で破った王曼昱(中国)が決勝で孫穎莎(中国)とのゲームオールの接戦を制し優勝。女子ダブルスではシングルスの決勝で敗れた孫穎莎が陳幸同(中国)とのペアで陳可/王曼昱との同士討ちを制し優勝を決めた。
 日本からは浜本由惟(日本生命)が女子シングルスに出場したが、トーナメント1回戦でカットのミハイロワ(ロシア)に敗れ上位進出はならなかった。

優勝者の記録は以下のとおり。

ITTFワールドツアー・ハンガリーオープン優勝記録
● 男子シングルス:樊振東(中国)
● 女子シングルス:王曼昱(中国)
●男子ダブルス:樊振東/于子洋(中国)
● 女子ダブルス:陳幸同/孫穎莎(中国)
●男子アンダー21:林昀儒(チャイニーズタイペイ)
● 女子アンダー21:陳可(中国)