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 北京五輪で、連日熱戦が繰り広げられている中、ITTF(国際卓球連盟)が8月15日最新の世界ランキングを発表した。
 オリンピック直前なので、大きな大会がなかったため、上位のランキングに大きな変動はなかった。
 多少目を引いた動きと言えば、高軍(アメリカ)がUSオープンでの優勝が効いて、ランキングを25→16位に上げたことぐらいだ。 50位以内の日本選手も、1つ順位を上げる(男子:水谷隼 21位 女子:)、変動無し(男子:韓陽 19位 女子:福原愛 12位、福岡春菜 27位)、1つ下げる(男子:吉田海偉 36位 女子:平野早矢香 20位、金沢咲希 48位)等の微動に終わった。

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 8月7~10日、広島県・広島市東区スポーツセンターにて「全日本大学対抗選手権大会」が開催された。“インカレ”の愛称で親しまれている同大会は、各大学が日本一を目指して戦う団体戦だ。そんな、熾烈な争いを制したのは男子・青森大、女子・朝日大だった。

 男子の青森大は、準決勝で春季関東王者の明治大をオール3-0のストレートで下すなど、他を寄せ付けず決勝まで進出。決勝の中央大戦では、1・2番で大矢、坪口が勝利して王手をかけると、3番で垣原/松平が森田/瀬山に敗れたが、4番では松平が森田を3-1で下して、2年ぶりの王者奪還となった。
 また、前回覇者の早稲田大は2回戦で同じ関東の日本大にまさかの敗戦。塩野と御内の両カットマンを単複で2点起用するオーダーで挑んだが、トップで塩野が明晨に完璧に攻略されるなど、勝ち星を挙げることができなかった。

 女子は昨年優勝の青山学院でもなく、春季関東王者の早稲田大でもなく、実力者を揃える淑徳大でもなく、朝日大が嬉しい初優勝を飾った。今大会では関東の強豪校との対戦はなかったとはいえ、決勝では早稲田大、淑徳大を連破して勝ち上がってきた立命館大を下し、文句なしの優勝だ。朝日大は昨年から日本リーグに参戦しており、実業団選手たちの中でもまれた経験が実を結んだといえよう。また、新加入の中村(富田高出身)がトップで元インハイチャンプの宇土を破って、チームに勢いをつけたのが大きかった。
 惜しくも準優勝に終わった立命館大だが、ルーキーの若宮を2点起用する作戦で、早稲田大、淑徳大を破った試合は見事だった。若宮、宇土のインハイチャンプコンビに加え、速攻の岡本、カットの中川と強力な駒を揃える関西の雄は、これからも関東勢を脅かす存在となるだろう。男子はまだ青森大vs.関東勢といった構図だが、女子は東海地区の朝日大が優勝、関西地区の立命館大が準優勝、神戸松蔭女子学院大が4位と、各地区の差が縮まってきた印象。群雄割拠の時代に突入したのかもしれない。
 今日8月8日、午後8時8分にいよいよ開会式がスタートする北京五輪。昨日8月7日、卓球競技・団体戦の第1ステージのドローが決定した。

〈男子団体・第1ステージ〉
グループA:中国・オーストリア・ギリシャ・オーストラリア
グループB:ドイツ・シンガポール・クロアチア・カナダ
グループC:韓国・チャイニーズタイペイ・スウェーデン・ブラジル
グループD:中国香港・日本・ロシア・ナイジェリア


日本の若きエース・水谷

 日本は中国香港、ロシア、ナイジェリアと同じグループDに入った。
 中国香港はエースダブルスの李静/高礼澤に、張ユクをシングルス2点起用するオーダーが予想される。ダブルスが強いだけに厳しい相手ではあるが、シングルスならば日本男子も互角の戦いができる。トップと2番のシングルスで一気に先行したい。2月の世界団体戦で勝っているロシアは、エースのスミルノフを2点起用か。ダブルスで確実に勝利を収めたい。8月13日の開幕戦で対戦するナイジェリアは、長く世界で活躍するエースのトリオラは手強いが、ストレートで勝って弾みをつけたい相手だ。

  

アテネ五輪銀メダルペアの李静/高礼澤
国内では英雄だ

ロシアの主力・スミルノフ
ヨーロッパチャンピオンズリーグで力をつけた


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〈女子団体・第1ステージ〉
グループA:中国・オーストリア・クロアチア・ドミニカ共和国
グループB:シンガポール・オランダ・アメリカ・ナイジェリア
グループC:中国香港・ドイツ・ポーランド・ルーマニア
グループD:韓国・日本・スペイン・オーストラリア


日本のみならず中国のファンも注目している福原

 女子団体は韓国、スペイン、オーストラリアと同組となった。
 ツインカットの金キョン娥・朴美英に、シェーク異質速攻の唐イェ序の韓国とは、5月のフォルクスワーゲンオープン荻村杯で互角の大激戦を演じている。オーダーが難しいところだが、世界団体戦で唐イェ序に勝ち、荻村杯では金キョン娥を3-0で破っている平野を2点起用か。協会の内紛が続く韓国だが、国の威信を賭けた戦いになるとプラスαの力を発揮するだけに要注意だ。
 左シェーク異質速攻のション・イェンフェイに、元インターハイチャンピオンの朱芳がいるスペインも決して侮れない相手。3番手のドボラクもウクライナ出身という傭兵チームだが、ダブルスが勝負のポイントになりそうだ。初戦で対戦するオーストラリアも中国選手3人を揃えた帰化選手チームだが、本来の実力を発揮すれば不安はないだろう。第1ステージは8月14日の13時からスペイン戦、19時半から韓国戦ということで、スペインに接戦に持ち込ませず、勝負となる韓国戦にはできるだけ体力を温存しておきたいところ。


韓国の頼れる姉貴・金キョン娥
アテネ五輪ではシングルスで福原を破った

スペインのション・イェンフェイ
06年グランドファイナル3位の実力者だ


 日本男女チームの戦いに、日本からエールを送ろう!
 卓球王国でも北京五輪速報で、熱戦の模様をお伝えします!

 インターハイ最終日となる大会6日目。シングルスの準々決勝~決勝が行われた。男子準決勝に勝ち上がったのは、松平・神・野邑・上田と、4人とも青森山田勢。そこから勝ち上がり決勝は松平vs.上田となった。互いに手を知り尽くているもの同士、どちらが勝ってもおかしくはない。第1ゲームを12-10の競り合いで松平が奪うと、続く第2ゲームはあっさりと松平が奪取。第3・4ゲームも12-10で松平が押し切り、ゲームセット。大会前から本命と目されていた松平が、見事に頂点に昇りつめた。これでヤマダは3年連続3種目制覇を成し遂げた。

 女子準決勝の顔ぶれは石川(四天王寺)、田代(山陽女子)、劉莉莎(日南学園)、藤井(四天王寺)の4名。決勝に勝ち上がったのは石川、藤井。2年連続全日本ジュニアの決勝を争っている2人が、今度はインハイに舞台を移し激突。第1・2ゲームをともに11-7で石川が奪う。続く第3ゲーム、藤井は意地をみせゲームはもつれるも、ここも18-16で石川が競り勝つと、第4ゲームも11-1とストレートで石川が勝利。
 終わってみれば、男女ともに最注目の選手が前評判通りの力を見せつけ優勝を飾るという結果となった。

 インターハイの詳細は8月21日(木)発売の、卓球王国10月号でお伝えいたします。お楽しみに!
 大会4日目の8月5日は、学校対抗(準決勝)、シングルス(1回戦)、ダブルス(4回戦~決勝)が行われた。

 男子学校対抗準決勝は青森山田(青森)と希望が丘(福岡)が勝利し、決勝は昨年と同じ対戦となった。青森山田の4年連続の優勝か、出場2年目で希望が丘が初優勝なるか、注目だ。
 女子学校対抗準決勝は四天王寺(大阪)と青森山田(青森)が勝利。決勝は、連覇を狙う四天王寺vs.昭和54年以来の優勝を狙う青森山田とのカードだ。石川佳純vs.森薗美咲のスーパー1年生同士の対戦からも目が離せない。

 男子ダブルス決勝は王子康/山谷組vs.上田/野邑組で、青森山田の同士討ちとなった。第1ゲームは王子康/山谷組があっさり奪うが、第2・3ゲームは団体戦で起用されている上田/野邑組が取り返して逆王手。第4ゲームは王子康/山谷組が意地を見せて奪うと、最終ゲームはゲームオールにもつれた。この接戦を14-12で王子康/山谷組が制し、初優勝を決めた。今年も青森山田同士の決勝となった男子ダブルスだが、準決勝では、王子康/山谷組が松原/柳井組(明豊)に、上田/野邑組は板倉/橋本(希望が丘)組にともにゲームオールまで追いつめられるなど、決して圧倒的な力を誇示してきたわけではなかった。苦しい競り合いをモノにするヤマダの底力はさすがだが、各校も着実に差を詰めてきているようだ。
 女子ダブルスは大本命の藤井/石川組が、準決勝で土田(本来の表記は、「土」の右上に「`」)/平田組(明徳義塾)にストレートで敗れる波乱。石川佳純の3冠達成は消えた。
 決勝では金恵美/森薗組(青森山田)が、土田/平田組を3-1で下して、初優勝。1年生の森薗美咲は早くも1冠目を手中に収めた。本日行われる女子学校対抗で2冠目を、そして3冠目を目指してシングルスに挑む。


●優勝校決定! 学校対抗結果 ※追記

 大会5日目。男子学校対抗は昨年同様、青森山田vs.希望が丘。高校卓球界のスター軍団を前に、昨年のリベンジはなるか? という淡い期待はいともたやすく打ち砕かれた。試合は1番シングルスで王子康が板倉に、2番シングルスで松平が斉熙に、ダブルスで上田/野邑組が板倉/橋本組に全てストレート勝利をおさめるという、青森山田の完全勝利で幕を閉じた。これで青森山田は大会4連覇。11度目の栄冠を手に入れた。学校対抗で大本命と目され、今大会を迎えたヤマダはダブルスに続き2冠目を獲得。昨年の水谷隼に続き、今年もヤマダが3冠達成となるのか。

 昨年、7年ぶりにタイトルを奪還した四天王寺が盤石の試合運びをみせ、2連覇を達成。男子同様、大本命の四天王寺が1・2・3番とオールストレートで優勝。トップで対峙したのは四天王寺 藤井vs.青森山田 森薗。今年の全日本のジュニア準決勝と同じ顔合わせとなった。全日本では藤井が森薗にストレートで勝利している。この大一番でリベンジといきたい森薗だったが、またしても藤井相手にストレート負け。青森山田はトップで痛い敗北を喫すると、流れは一気に四天王寺へ。続く2番シングルス(酒井vs.池田)・3番ダブルス(藤井/石川vs.松澤/森薗)もストレートで試合終了。四天王寺が2年連続16度目の優勝を決めた。

●シングルス ベスト8出揃う!
 学校対抗、ダブルスと並行して行われていたシングルスも、遂にベスト8までが出揃った。明日は準々決勝から決勝までが行われ、今年のシングルスチャンピオンが決定する。組み合わせは以下の通り。

◆男子シングルス準々決勝組み合わせ
 松平(青森山田)vs.濱口(希望が丘)
 片桐(愛工大名電)vs.神(青森山田)
 野邑(青森山田)vs.斉熙(希望が丘)
 王凱(新潟産大附)vs.上田(青森山田)

◆女子シングルス準々決勝組み合わせ
 石川(四天王寺)vs.酒井(四天王寺)
 田代(山陽女子)vs.森薗(青森山田)
 岡崎(武蔵野)vs.劉莉莎(日南学園)
 中島(横浜隼人)vs.藤井(四天王寺)
 大会3日目となったインターハイは、学校対抗で3回戦・準々決勝が消化され、ベスト4が出揃った。男子の顔ぶれは青森山田(青森)、鶴岡東(山形)、遊学館(石川)、希望が丘(福岡)の4校。
 本命 青森山田は、3回戦で高田(三重)にストレートで勝利をおさめ、迎えた準々決勝、仙台育英(宮城)と激突。トップで松平が根田に1-3で敗れる波乱があったものの、続く王子康が昨年の全中チャンプ平野を3-1で押しきりまずは一つ勝ち星をあげると、上田・野邑のダブルスは根田・川端にフルセットまでもつれる接戦となったが、最終5ゲーム目を2点で締め2勝。最後は野邑が桑田をストレートで下し、青森山田はやや苦しみながらも、3-1で仙台育英を寄り切り準決勝へと駒を進めた。
 3回戦で名門 東山(京都)を3-1、準々決勝で関商工(岐阜)をストレートで倒し勝ち上がってきたのは鶴岡東。昨年の2回戦敗退から、今年はベスト4へと進出するジャンプアップを見せている。
 遊学館は準々決勝で強豪 愛工大名電(愛知)と対戦。4番平岡が中島に、5番細川が篠原に、鮮やかなストレート勝ちをおさめ、逆転で準決勝進出を決めた。
 昨年オール1年生で準優勝と旋風を巻き起こした希望が丘は、3回戦で木更津総合(千葉)、準々決勝でも明豊(大分)に3-0のストレートで勝利した。

 女子学校対抗でベスト4へと進出したのは、四天王寺(大阪)、武蔵野(東京)、青森山田(青森)、中村学園女子(福岡)の4校。
 石川を擁し、注目が集まる四天王寺は3回戦で千葉英和(千葉)を、準々決勝で市川(兵庫)をストレートで下した。石川・藤井と全日本ジュニアのトップ2が並ぶ豪華な布陣で、ここまで星を一つも落とさずに勝ち進んでいる。その四天王寺と準決勝で対峙するのは、エース岡崎を中心に勝ち上がってきた武蔵野。準決勝で連覇に向けて盤石な試合運びをする四天王寺に挑む。
 今大会、秀光(宮城)、横浜隼人(神奈川)という強豪をうち破り、ここまで破竹の勢いを見せてきた札幌大谷(北海道)は準々決勝で中村学園女子に敗れ、ついにここでストップ。中村学園女子は昨年の1回戦敗退から一転ベスト4進出へと大躍進を果たした。
 また、大会3日目から男女のダブルスがスタート。男女共に大きな波乱はなく3回戦までが終了した。

●男子学校対抗準決勝組み合わせ
 青森山田(青森)-鶴岡東(山形)
 遊学館(石川)-希望が丘(福岡)

●女子学校対抗準決勝組み合わせ
 四天王寺(大阪)-武蔵野(東京)
 青森山田(青森)-中村学園女子(福岡)
 日本代表女子・近藤ジャパンへの応援歌を制作したミュージシャン 宇津雄一さんのオフィシャルサイトで配信されているインターネットラジオにて、『オリンピック直前スペシャル 卓球特集』が配信される。
 「オリンピック卓球を応援すると共に、一般の方にも卓球に興味を持って頂きたい、少しでも身近なスポーツと感じてもらえるように」というコンセプトで企画され、卓球好きはモチロン、卓球になじみのない一般の方も楽しめる内容になっている。
 ゲストは前後半でそれぞれ1人ずつ登場。前半は日本生命の岸田聡子選手が、後半はナント日本代表・女子監督の近藤欽司監督が登場!
 後半では、宇津雄一さんが制作した近藤ジャパンの応援歌も流れるという。卓球ファンならずとも必聴だ!


●配信サイト
 宇津雄一 official web site:http://yuichiutsu.com/

●配信期間
 8月4日(月)12時~ 約1カ月間
 8月3日、ついにインターハイの競技がスタート。男女学校対抗1・2回戦が行われ、本命校の男子・青森山田(青森)と女子・四天王寺(大阪)はともにストレートで初戦を突破した。

 今年も優勝候補筆頭の青森山田は初戦となった2回戦で、地元・埼玉の狭山ヶ丘と対戦。まずはトップの留学生対決で王子康が聶衝を圧倒。終始、主導権を握り続け、聶衝に卓球をさせなかった。続く2番には松平健太が登場。手首の故障のため、戦列を離れていた松平はこれが国内復帰初戦となる。久々の試合のせいか、やや硬さが見られる松平だったが、得意のしゃがみ込みサービスなどで平塚をストレートで下した。3番ダブルスは上田/野邑組。意地を見せたい横幕/湯川組に1ゲームを奪われるも、的確にコースを突く上田、打ってよし守ってよしの野邑が落ち着いた連係プレーを見せて勝利。3回戦進出を決めた。

 世界選手権代表の石川佳純が加入し、俄然注目を集めている女子の四天王寺は、2回戦からの登場で藤枝北(静岡)と対戦。こちらも1ゲームを落とすだけの完勝で、3回戦へと駒を進めた。注目の石川は、3番ダブルスで藤井優子とペアを組んだ。全日本ジュニア1・2位の豪華ペアだが、右利きの藤井・左利きの石川はペアリングも最高。石川、藤井を抜きにしても強力な布陣を揃える四天王寺。2連覇に向けて、死角は見当たらない。

 男女各3校ずつが出場している地元の埼玉勢。男子は前述の通り、狭山ヶ丘が2回戦で敗れたほか、川越東も2回戦で敗れた。しかし、関東チャンピオンの埼玉栄は1回戦で滝川(兵庫)、2回戦で柳井商工(山口)を下して3回戦へ進出。エース会田を中心に、上位進出を狙う。
 女子は1回戦で星野が敗れ、2回戦に進出した川口総合と埼玉栄だったが、それぞれ松商学園(長野)と青森山田(青森)に敗れ、姿を消した。

 また、組み合わせの妙か、有力校・伝統校同士の対戦も相次ぎ、男子の大阪桐蔭・上宮(ともに大阪)、実践学園(東京)、明徳義塾(高知)、女子の就実(岡山)、秀光(宮城)が早くも敗退となった。なかでも、秀光は今年で卓球部がなくなってしまうだけに何とも寂しい結果に終わってしまった。
 7月23~27日にかけ、シンガポールのトアパヨで第14回アジアジュニア選手権が開催された。日本前回大会においてジュニア男子団体で初優勝。男子ダブルスでも水谷隼・松平賢二が優勝するなど、素晴らしい成績をおさめている。
 第14回となる今大会は、中国が圧倒的な強さを見せ、全10種目中9種目で優勝。唯一男子シングルスを韓国の李尚洙が制し、中国の金メダル独占を阻止した格好となった。しかし、ジュニア男子シングルス、カデット女子シングルス以外の個人戦4種目は、決勝が同国の対決になるなど、中国はジュニア・カデット世代でも相変わらずの選手層の厚さを感じさせた。

 日本は、ジュニア男子団体で準決勝まで駒を進めるも、中国に悔しいストレート負け。ジュニア女子団体も準決勝で中国香港に1-3で敗れ3位となった。
 男子ダブルスでは森本耕平・藤本海統(愛工大名電高・滝川第二高)が、女子ダブルスでは藤井優子・岡崎恵(四天王寺高・武蔵野高)、森薗美咲・谷岡あゆか(青森山田高・エリートアカデミー)がそろって3位に入賞。また、カデット女子シングルスでは谷岡あゆかと佐藤優衣(21クラブ)が3位に入賞するなど活躍をみせた。

各種目優勝は以下の通り
●ジュニア男子団体:中国
●ジュニア女子団体:中国
●男子シングルス:李尚洙(韓国)
●女子シングルス:李暁丹(中国)
●男子ダブルス:閻安/宋鴻遠(中国)
●女子ダブルス:李暁丹/王(中国)
●カデット男子団体:中国
●カデット女子団体:中国
●カデット男子シングルス:張聖伍男(中国)
●カデット女子シングルス:陳夢(中国)

 7月24~27日、北海道・道立総合体育センターにて全日本実業団選手権が行われた。各都道府県から集まった強豪実業団チームが争うこの大会。男子は東京アートが4年ぶりの優勝、女子は日本生命が昨年に続いての連覇を飾った。

優勝に大きく貢献した高木和卓

 男子優勝の東京アートは5回戦から登場すると、TTSタカハシをストレートで撃破。続く準々決勝でもシチズンを、準決勝では日本リーグ前期王者の協和発酵をストレート下し、決勝へ進出。決勝の相手は日産自動車だったが、トップで高木和卓が金恩華をゲームオールで破って流れをつくると、2番韓陽、3番韓陽・遊澤組も続いて、決勝でもストレート勝ちを収め、全試合ストレート勝ちという離れ業をやってのけた。しかし、全試合ストレート勝ちとは言っても、戦力的にズバ抜けているわけではなく、現在はむしろ混戦状態。その中で、このような結果になったのはトップで高木和卓が勝利を重ねたことが大きいだろう。団体戦ではトップで流れを作ることが重要だということを改めて感じた大会だった。

レギュラーとして定着してきた重本幸恵

 女子は日本生命が優勝。こちらは決勝で1点を失ったが、終始安定したゲーム展開を見せた。これで、今季は日本リーグ前期に続いてのタイトル獲得。2年連続のグランドスラムへ向けて、死角は見当たらない。

男子
●優勝:
東京アート
●準優勝:日産自動車
●3位:協和発酵、グランプリ

女子
●優勝:
日本生命
●準優勝:サンリツ
●3位:日立化成、十六銀行