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トピックス

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ITTF(国際卓球連盟)より、本日、2019年8月の世界ランキングが発表された。
日本男女とも首位は先月と変わらず、男子・張本智和、女子・石川佳純だったが、張本は先月から1ランクダウンの5位、石川は先月と同様の6位だった。
中国の男子・王楚欽が先月の71位から一気に26位にランクアップ。日本選手は丹羽孝希(12位→10位)、吉村和弘(50位→43位)、早田ひな(39位→34位)が少しずつランクを上げた。

その他の気になる選手の結果は↓ をクリック
http://world-tt.com/ps_player/worldrank.php
 7月25〜26日に大阪・守口市民体育館で開催された「大阪中学校優勝大会」にて、女子決勝で貝塚第二中が四天王寺中に3-0で勝利して優勝を飾った。例年、大阪および近畿大会では圧倒的な強さを誇る四天王寺中に、ついに土がついたことになる。

 両校は大阪、近畿、そして全国中学校大会(全中)で優勝を争うライバル校。この後、8月6〜7日に行われる近畿中学校大会の上位校が、20〜23日に行われる全中に出場することになるが、近畿大会や全中でも、両校のハイレベルな頂上決戦が見られるかも知れない。
 明日、8月1日から3日までの3日間、東京・港区スポーツセンター(5・6階)にてITTF PTT(パラテーブルテニス)ジャパンオープン 2019 東京大会が開催される。パラ卓球におけるワールドツアー的な位置づけの大会で、日本では初開催となる。

 競技は男女個人戦、男女団体戦(ともにクラス1~11)の4種目が行われ、日本からも先日のアジアパラ選手権でともにシングルス銀メダル、団体戦銅メダルを獲得した岩渕幸洋、八木克勝、リオパラリンピック代表の別所キミヱ、吉田信一、竹守彪、伊藤槙紀、日本パラ卓球のパイオニア・岡紀彦ら錚々たる顔ぶれがエントリー。オリンピック同様に、来年のパラリンピックへの出場権争いも佳境を迎えており、世界から参戦する選手たちも並々ならぬモチベーションで大会に臨むはず。ロンドン、リオパラリンピックのメダリストも多数出場する予定で、まさにワールドクラスの戦いが繰り広げられる。

 大会は3日間ともに入場無料。会場は駅からのアクセスも良いので、「パラ卓球を見たことがない」という方にも、ぜひ会場に足を運んでいただき、選手に声援を送ってもらいたい。


【ITTF PTT(パラテーブルテニス) ジャパンオープン 2019 東京大会】
◆日程:8月1日(木)〜8月3日(土)
◆会場:東京・港区スポーツセンター(5・6階)
◆種目:男女個人戦(クラス1〜11)、男女団体戦(クラス1〜11)
◆競技スケジュール(各日とも9時30分試合開始予定)
・8月1日(木):男女個人戦/予選リーグ〜決勝トーナメント
・8月2日(金):男女個人戦/決勝トーナメント(決勝まで)、男女団体戦/予選リーグ〜決勝トーナメント
・8月3日(土):男女団体戦/決勝トーナメント(決勝まで)、表彰式
◆入場料:無料

●大会HP(ITTFホームページ内)
https://www.ittf.com/tournament/5086/japan-para-open-2019/
7月26日〜28日に、全日本選手権(ホープス・カブ・バンビの部)が、グリーンアリーナ神戸で開催された。

ホープス男子では、大会5連覇中の松島がライバルの吉山を下して、張本智和以来となる6連覇を達成。
またホープス女子では、張本の妹・美和が小学5年ながら圧倒的な実力を見せて、バンビ・カブに続く三階級制覇を成し遂げた。

結果は以下のとおり。

【各種目ベスト4】
●ホープス男子
優勝:松島輝空(木下グループ)
2位:吉山和希(TC中原)
ベスト4:岡本智心(TEAM ZERO 1Jr)、谷本拓海(卓栄kid’s)

●ホープス女子
優勝:張本美和(木下グループ)
2位:青木咲智(石田卓球クラブ)
ベスト4:面手凛(T.Cマルカワ)、小塩悠菜(石田卓球クラブ)

●カブ男子
優勝:岩井田駿斗(誠卓球CL.)
2位:川上流星(新発田ジュニア)
ベスト4:郡司景斗(スマイルTC)、伊藤佑太(ヴィスポことひら)

●カブ女子
優勝:佐藤希未(マイダス)
2位:吉田璃乃(KYOWA KIRIN TTS)
ベスト4:香取悠珠子(卓桜会栃木卓球センター)、安藤海凜(明野ジュニア)

●バンビ男子
優勝:大野颯真(ABBEY )
2位:小林右京(ピンテック)
ベスト4:木方瑛介(T.T彩たま)、柴田洸(STライトニング)

●バンビ女子
優勝:石田心美(石田卓球クラブ)
2位:佐久間結生(卓桜会栃木卓球センター)
ベスト4:吉岡咲(マイダス)、木村朱里(さくら組ジュニア)

詳しい報道は、8月発売の卓球王国10月号に掲載いたします!
 東京・大塚に昨年オープンした「星野リゾート OMO5 東京大塚」。この施設の地下スペースに、明日7月26日(金)、卓球コミュニティースペース『ping-pong ba(ピン・ポン・バ)』がオープンする。オープン前日の今日はメディア向けのオープニングイベントが行われた。

 プロデュースと運営サポートは、(株)スヴェンソンスポーツマーケティングが展開する複合型卓球施設 “T4 TOKYO”。、「卓球を通して“大塚の街”と“人”を繋ぐ」コミュニティ・ラウンジ(café&bar)で、フロア内では、「ガストロパブ」×「卓球」をテーマに、パブの本場・ロンドンで人気のビールや本格的な食事が提供される。また、5台の卓球台とDJブースも設置し、落ち着いた雰囲気の照明と心地よい音楽が包み込む空間で、お酒や食事&卓球を楽しめるスペースとなる。

 今日のイベントにはゲストとして高野之夫豊島区長、デザイナーのコシノジュンコさん、星野一朗日本卓球協会専務理事、宮﨑義仁日本卓球協会常務理事、Tリーグの松下浩二チェアマン、MCとして福澤朗アナウンサー、そして選手ゲストとして丹羽孝希選手、木原美悠選手が参加。さらに、スペシャルゲストとして小池百合子東京都知事も出席し、丹羽、木原両選手とエキシビションマッチを行うなど会場を盛り上げた。また、一般の参加者とゲストによる卓球交流会も行われ、明日のオープンに向けて盛況で幕を閉じた。

【ゲストコメント】
◆高野之夫豊島区長
「大塚は今、東京で一番注目されていると言っても過言でない街だと思います。昨日、オリンピックのちょうど1年前と言うことで、国際フォーラムで大きなイベントを行いました。これからいよいよ盛り上がっていく中で、豊島区も大きく盛り上がっていきたいと思っています」

◆コシノジュンコさん
「卓球というのは、小さな台で、大きなコミュニケーションが生まれるもの。卓球もコミュニケーションも打たないと返ってこないし、相手がいて初めて成り立つもの。そういう意味で素晴らしいものだと思います」

◆星野一朗 日本卓球協会専務理事
「我々は卓球を通じて社会貢献をしたいと思っています。強化の部分が注目されがちですが、こういう町おこしですとか、ラリーをとおして人がつながっていくのは素晴らしいこと。卓球を通じて街がより盛り上がってくれたらうれしく思います」

◆宮﨑義仁 日本卓球協会常務理事
「私は強化を担当していますが、その拠点は北区にある味の素ナショナルトレーニングセンターです。練習後には『ちょっと一杯』ということもありますが、大塚ならすぐに来れる。ナショナルチームのメンバーをどんどん連れてくるというのは難しいかもしれないけど(笑)、楽しみが増えましたね」

◆松下浩二 Tリーグチェアマン
「Tリーグとしましても、このような卓球を楽しめる場所が増えるのは良いことだと思います。家族や友だち、職場の方々がこの場所でコミュニケーションを深めていってほしいです。Tリーグの目標は全国すべての市区町村にTリーグのチームを作ること。ぜひ豊島区にもチームを作っていただいて、卓球で大塚を盛り上げていってもらいたいなと思っています」


 この『ping-pong ba』は豊島区大塚に本社を置く山口不動産株式会社が手掛ける建築ブランド「ba」シリーズのひとつとしてオープン。「ba」には「場」、そして「being&association」の意味が込められており、大塚で人と街をつなぐ場所を創ることを目指している。「ping-pong ba」のある「星野リゾート OMO5 東京大塚」が「ba01(泊まる場)」、そこからほど近いところにある「東京大塚のれん街」が「ba02(集う場)」、「ba03(住まう場)」として高級賃貸マンションの「ba apartment」があり、2020年には「ba05(繋ぐ場)」として駅ビルをオープン予定。
 また夏季限定(7月26日〜9月30日)で足湯ならぬ「足水」に浸かりながらドリンクやフードを楽しめる「水ba」もオープン。こちらはping-pong baからすぐのところにあり、卓球から水baや、のれん街から卓球、なんて楽しみ方もできる。
 「『ba』には人々がつながる場を提供したい、そして街の成長につながってほしいという我々の願いと思い、意思が込められています。『ping-pong ba』は大塚と人をつなげるコミュニティスペースを創りたい、そして卓球とおして様々な交流が生まれる場を創りたいという気持ちで生まれました。我々が生み出す『ba』をきっかけに、大塚に住む人や訪れる人に『最近大塚って面白くなってきたね』と言われる街を創っていきたいと思います」(山口不動産株式会社・武藤浩司 代表取締役CEO)

 ここ数日、本格的な夏の暑さを感じるようになってきた東京。この夏は今注目の街・大塚でアクティブに過ごしてみてはいかがだろうか。

■『ping-pong ba』 店舗概要
【住      所】東京都豊島区北大塚2-26-1 ba01 B1F
【アクセス】JR大塚駅より徒歩1分
【電      話】080-7171-5744 (※7月26日(金)までは03-6452-5743(T4 TOKYO)へお問い合わせください)
【アドレス】ppba@svensonsm.co
【 U  R  L 】https://ppba.t-4.jp
【営業時間】11:30~23:30 / L.O23:00 (※営業時間は変更になる場合があります)
【定 休 日 】火曜日(年末年始を除く) 

■オープニングパーティー
日時:7月26日(金) 19:00~23:30 (18:30より受付開始/L.O 23:00)
料金:2,000円(税込) フード・ドリンク(2杯)付
〜アジアのホープが東京に集結!!〜
「2019ジュニアスポーツアジア交流大会」
卓球交流試合:8/30(金)〜9/1(日)入場無料
会場:駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場(東京都世田谷区駒沢公園1-1)

 国内外都市からのジュニア世代が卓球で対戦する「2019ジュニアスポーツアジア交流大会」(主催:東京都ほか)が、東京(駒沢オリンピック公園総合運動場[屋内球技場])で行われる。障害者アスリートの交流試合も開催される。
卓球の他には、バドミントンの交流試合(駒沢オリンピック公園総合運動場[体育館])が行われ、楽しいイベント(卓球教室は事前申込制・参加無料)や家族で楽しめるイベントなども予定されている。


※8/31(土)開催の卓球教室は参加者募集中!(申込期限8/6 ※詳しくはホームページを)
https://jsa2019.jp
 9月1日(日)に千葉県流山市民総合体育館(キッコーマンアリーナ)において、流山アストロズ卓球クラブ主催の公開練習と講習会が開催される。第1部の公開練習では、プロコーチと流山アストロズのトップ選手たちの公開練習を見学。また、第2部の講習会では卓球台を16台使用し、グループに分けて行われる。トップ選手の練習見学&指導を受けるチャンス! 興味のある方はぜひご参加ください。

★ 流山アストロズ公開練習&講習会

日時:9月1日(日) 10時〜15時
開催場所:流山市民総合体育館(キッコーマンアリーナ)サブアリーナ
第1部:公開練習(10〜12時)
第2部:講習会(13〜15時)
申し込み締切り:8月18日(日) ※予約制になります

主な選手・コーチ
① 時吉佑一(LaVIESプロコーチ/東山高→早稲田大→グランプリ)
② 森下雄太(東山高→中央大→リコー)
③ 大塚裕貴(卓球三昧プロコーチ/千葉経済大附属高→明治大)
④ 竹之内亮佑(千葉経済大附属高→明治大)
⑤ 川久保直哉(千葉経済大附属高→明治大)
※他、流山アストロズの選手がお手伝いします

流山アストロズのHPはコチラ
※What’s Newよりご確認ください

申し込み先等の詳細はコチラでもご確認できます

 東京・大塚にある話題のホテル「星野リゾート OMO5 東京大塚」に、7月26日(金)19:00〜、卓球コミュニティースペース『ping-pong ba』がオープンする。
 
 プロデュースと運営サポートは、(株)スヴェンソンスポーツマーケティング(本部:東京都港区、山下亮・代表取締役社長)が展開する複合型卓球施設 “T4 TOKYO”(東京都渋谷区)。

 『ping-pong ba』のコンセプトは、「卓球を通して“大塚の街”と“人”を繋ぐ」コミュニティ・ラウンジ(café&bar)で、フロア内では、「ガストロパブ」×「卓球」をテーマに、パブの本場・ロンドンで人気のビールや本格的な食事が提供される。また、5台の卓球台とDJブースも設置し、落ち着いた雰囲気の照明と心地よい音楽が包み込む空間で、お酒や食事&卓球を楽しめるスペースとなる。

 オープン初日の7月26日(金)は、オープンを記念したお客様参加型のオープニングパーティとなり、当日は入場時の料金(2,000円)で、食事や飲み物(2杯)を楽しめるほか、フリーで卓球台を利用できる。(下記参照/通常の営業は27日より)

 新しいコンセプトの卓球コミュニティースペースへ、ぜひ行ってみよう。


■『ping-pong ba』 店舗概要
【住      所】東京都豊島区北大塚2-26-1 ba01 B1F
【アクセス】JR大塚駅より徒歩1分
【電      話】080-7171-5744 (※7月26日(金)までは03-6452-5743(T4 TOKYO)へお問い合わせください。)
【アドレス】ppba@svensonsm.co
【 U  R  L 】https://ppba.t-4.jp
【営業時間】11:30~23:30 / L.O23:00 (※営業時間は変更になる場合があります)
【定 休 日 】火曜日(年末年始を除く) 

■オープニングパーティー
日時:7月26日(金) 19:00~23:30 (18:30より受付開始/L.O 23:00)
料金:2,000円(税込) フード・ドリンク(2杯)付
 T2ダイヤモンドの最終日。19時からのセッション2は、男女シングルスの3・4位決定戦と決勝が行われた。それぞれの記録は下記の通り。

●女子シングルス3・4位決定戦
○丁寧(中国) 11-3、11-6、11-9、11-6  加藤美優

●男子シングルス3・4位決定戦
○許昕(中国)  6-11、11-6、11-3、7-11、11-8、5-2 黃鎮廷(香港)

●女子シングルス決勝
○朱雨玲(中国)11-9、11-6、7-11、11-7、5-2   王曼昱(中国)

●男子シングルス決勝
○林昀儒(チャイニーズタイペイ)11-7、11-4、8-11、11-5、5-0  樊振東(中国)

 男子シングルスは、17歳の林昀儒が樊振東を撃破した。林昀儒は例に漏れずサービスで先手を奪うと、入れるだけになることが多い樊振東の甘いレシーブを逃さずに3球目ドライブで決めた。林昀儒のサービスは長短がわかりづらいだけでなく、これでもかというほど相手の読みを外すコース取りが光る。そのサービスに惑わされた樊振東は得意のチキータができず、後手にまわっていた。

 また、林昀儒のフォアドライブは中国選手のような迫力あるスイングではないが、なぜか決定率が高い。
 林昀儒のフォアドライブのスイングを良く見てみると、インパクト時のボールの捉え方が良く、ロスが少ない。そのためバウンド後に伸び上がるような打球になるため樊振東はカウンターはおろかブロックもうまくできなかった。
 林昀儒のバックハンドはどんなボールに対しても強打ができ、樊振東のドライブも上から叩きつけるようなバックドライブで餌食になっていた。
 ここまで書くと林昀儒を褒めすぎだと感じるかもしれないが、今大会の彼のプレーを現地で見た者としては、決して大げさに書いているわけではない。それほど、この17歳の天才のプレーは衝撃的だった。

 前日の馬龍を倒した時と同様に優勝を決めてもガッツポーツはなく、うれしそうな笑顔も見せなかった林昀儒。今大会で一気に東京オリンピックでもメダル候補に跳ね上がったが、もしオリンピックでメダルを獲得したら、その瞬間に笑顔を見せてくれるのだろうか。
 そんな林昀儒だが、表彰式で司会者に何か言われて、一瞬だけ笑顔になった。あいにく中国語でのやり取りだったため意味はわからなかったが、17歳の青年らしさが感じられた。

 水谷、馬龍、黃鎮廷、樊振東という名だたる選手を破った林昀儒。今大会で林昀儒のプレーを連続写真で撮影しているので、そのプレーのすごさを技術特集として近く誌面で紹介できればと思う。

 女子シングルスは、守備的なプレーから脱却した朱雨玲が王曼昱の強打を跳ね返して優勝を飾った。
 朱雨玲は、これまでの両ハンドで相手の様子を伺いながらジワリジワリと戦っていくというプレースタイルから、早い段階でバックハンドで強打を仕掛けていくスタイルに変貌。特にバック側に打たれた相手のチキータやバックドライブを1本目からストレートに弾き返すバックハンドが光り、攻撃的なプレーを意識していることが伝わった。
 第一線から外されかけていた朱雨玲だが、今大会のプレーで東京オリンピックの代表争いをアピールできたのではないだろうか。

 3・4位決定戦に出場した加藤は、初対戦の丁寧にストレートで敗れた。
 「丁寧のドライブは回転があり、とても威力があって押されてしまった。ビデオなどで見て、想像していたよりも威力があった」と試合後に加藤が言うように、丁寧のドライブに終始押されてしまった。だが、敗れたとはいえ、男女とも日本勢が早々と姿を消す中、ベスト4入りは立派。加藤にとっても自信につながった大会だったはずだ。
 和歌山ビッグホエールで行われていた第69回全日本実業団卓球選手権は大会最終日を迎え、男子団体は東京アート、女子団体は十六銀行が優勝。両チームはともに6月に行われた日本リーグ前期でも優勝しており、国内団体戦のビッグゲーム2連勝となった。決勝の結果は下記のとおり。

●男子団体決勝
〈東京アート 3-2 リコー〉

 吉村 10、-7、9、-10、-2 有延○
○高木和 9、-6、8、5 山本
 吉村/坪井 -1、9、-11、-7 鹿屋/有延○
○村松 9、3、15 郡山
○吉田 -8、8、7、-10、5 鹿屋

●女子団体決勝
〈十六銀行 3-2 日立化成〉

 加藤(知) -7、-10、-10 後藤○
○安藤 -7、9、9、8 牛嶋
○山本/加藤(杏) -9、9、-9、4、6 近藤/平
 加藤(杏) 8、-8、-7、9、-8 近藤○
○山本 -6、3、11、-3、9 平

 男子団体決勝に勝ち上がったのは、東京アートとリコー。リコーは優勝候補筆頭と目されたファーストを、準決勝で3-1で撃破した。トップでエース有延が吉村(真晴)に敗れたものの、2番山本が大矢、3番鹿屋/有延が岸川/吉村、4番鹿屋が松平(健太)に競り勝った。日本リーグ前期ではまさかの7位に沈んだリコーだが、チーム力の高さを改めて証明した形だ。ファーストとしてはラスト岸川に回したいところだったが、どの試合も紙一重の差だった。

 東京アートも準決勝でシチズン時計に大苦戦。トップで吉田が酒井にゲームオールで敗れ、3番ダブルスも敗れて後がなくなったが、4番吉村が笠原をゲームオールで撃破。そしてラスト高木和が御内のカットを粘り倒した。勝負が決した瞬間、高木和がフロアに倒れ込み、御内がひざまずくほどの激戦だった。

 決勝も両者一歩も退かない戦い。リコーはエース有延が単複で2勝を挙げる活躍。一方、東京アートは攻撃の切れ味が増し、復活の兆しが見える村松を4番で起用し、リコーの新人・郡山にストレート勝ち。勝負はまたもラスト、吉田海偉対鹿屋良平。バックハンドの強さと鋭いフォアフリックを生かし、鹿屋がゲームオールに持ち込んだが、最後は吉田が締め、歓喜の雄叫びを挙げた。

 「目標とする団体5冠(日本リーグ前後期・全日本実業団・全日本団体・ファイナル4)を狙ううえで、ファーストさんが出てくる全日本実業団が一番難しいと思っていた。吉村がワールドツアー、坪井がユニバーシアードに出場して、大会前の調整が万全ではない中で、選手たちが頑張ってくれたと思います」(東京アート・大森監督)

 女子団体決勝はエース鈴木を手首の故障で欠く日立化成が、カットの後藤と牛嶋を前半に配するオーダーで勝負。後藤が低く正確なバックカットでストレート勝ちをおさめ、2番牛嶋も安藤から1ゲームを先取したが、安藤が逆転勝ち。「2番安藤が踏みとどまってくれたのが大きかった」と十六銀行の河田監督は語った。

 3番ダブルス以降はすべてゲームオールの熱戦。ラスト山本対平は、3ゲーム目を逆転で奪った山本が、劣勢の最終ゲームも懐の深い攻守で粘り強く得点を重ね、劇的な勝利。クールな山本がベンチに戻り、満面の笑顔を見せた。「日本リーグ前期から3−2の接戦が続いていて、ラストまで回せば勝てるという雰囲気がチームにあった」(河田監督)。準決勝・決勝といずれも3−2で制する勝負強さで、うれしい3年ぶりの優勝だ。