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 9月12〜16日にインド・ムンバイで行われた第20回アジアジュニア選手権。ジュニア男子ダブルスで吉村和弘/坪井勇磨(野田学園高/青森山田高)が優勝。平野美宇(JOCエリートアカデミー)・伊藤美誠(スターツSC)・早田ひな(石田卓球クラブ)の3名でチームを組んだカデット女子団体でも優勝を飾った。各種目の優勝記録、および日本選手の入賞記録は下記のとおり。

★各種目の優勝チームおよび選手
〈ジュニア男子団体〉中国 日本5位
〈ジュニア女子団体〉中国 日本2位
〈カデット男子団体〉韓国 日本3位
〈カデット女子団体〉日本

〈ジュニア男子シングルス〉于子洋(中国)
村松雄斗・酒井明日翔(JOCエリートアカデミー/帝京):ベスト8
〈ジュニア女子シングルス〉陳幸同(中国)
森さくら(昇陽高)・佐藤瞳(札幌大谷高):ベスト8
〈カデット男子シングルス〉安宰賢(韓国)
木造勇人(愛知工業大附中):3位 出雲卓斗(遊学館ジュニア):ベスト8
〈カデット女子シングルス〉孫穎莎(中国)
平野美宇(JOCエリートアカデミー):3位 伊藤美誠(スターツSC):ベスト8

〈ジュニア男子ダブルス〉吉村和弘/坪井勇磨(野田学園高/青森山田高)
酒井明日翔/木造勇人(JOCエリートアカデミー/帝京/愛知工業大附中):2位
〈ジュニア女子ダブルス〉王曼昱/陳可(中国)
加藤美優/佐藤瞳(JOCエリートアカデミー/札幌大谷高):ベスト8
〈ジュニア混合ダブルス〉孫嘉宏/邱嗣樺(チャイニーズタイペイ)

 金2・銀2・銅2の計6枚のメダルを獲得した日本。カデット女子団体決勝で、伊藤が2勝をあげる活躍で中国を3ー2で下し、ジュニア女子団体決勝でも、中国に1ー3で敗れたものの、トップで前田美優(希望が丘高)がユース五輪金の劉高陽(中国)を破っている。ジュニア男子ダブルス決勝が日本ペア同士の対戦になり、日本に4年ぶりのタイトルをもたらしたのも明るいニュースだ。

 一方で、ジュニア男子団体では準々決勝で香港に1ー3で敗れて5位。回転量の多いパワードライブを放つ左腕・何鈞傑をエースに、キレのある動きでカウンターを連発する李漢銘と孔嘉德が脇を固める香港。中国に選手を送り込んで強化を図り、手強いライバルになりつつある。ユース五輪銀の村松は、ユース五輪では勝利している金民赫(韓国)に1ー4で敗れてベスト8。今月27日からはアジア競技大会にも出場。ハードなスケジュールではあるが、敗戦の反省を活かし、着実にトップとの距離を縮めていきたい。
 9月11〜14日にブラジル・サントスでITTFブラジルオープンが開催され、女子シングルスで松平志穂(ミキハウス)が準々決勝でシルバ(メキシコ)を破り3位に入賞。松平はアンダー21でも、優勝したリウ・シン(中国)にストレートで敗れるも3位に入った。
 男子シングルスの優勝はリウ・ディンシャオ(中国)。地元のツボイ(ブラジル)を4-2で下し優勝。女子はリウ・シンがシングルス、アンダー21とも優勝し、2冠を達成した。

各種目の優勝記録は以下のとおり。

【ITTFワールドツアー・ブラジルオープン】
● 男子シングルス:リウ・ディンシャオ(中国) 
● 女子シングルス:リウ・シン(中国) ※3位:松平志穂
● 男子アンダー21:ジュ・チェン(中国)
● 女子アンダー21:リウ・シン(中国) ※3位:松平志穂
 9月10〜13日にベルギー・デハーン(西フランダース州)で行われたITTFフランダースオープン。日本からは男子4名、女子16名が参加し、女子シングルスで阿部恵(サンリツ)が決勝でポータ(ハンガリー)に敗れたものの準優勝を果たした。また、準々決勝でベテラン倪夏莲(ルクセンブルク)を破った加藤杏華(県立岐阜商業高)が3位に入賞した。
 女子アンダー21でも宋恵佳(中国電力)が決勝でスッチ(ルーマニア)とのフルゲームの接戦に敗れたが、準優勝。加藤知秋(十六銀行)と加藤杏華が姉妹で3位に入った。日本男子ではアンダー21で三部航平(青森山田高)が3位入賞。

 また、第1シードのオフチャロフ(ドイツ)が3回戦でストヤノフ(イタリア)に敗れる波乱の男子シングルスを制したのはサムソノフ(ベラルーシ)。アルビドソン(スウェーデン)を4-1で下し優勝を決めた。

各種目の優勝記録は以下のとおり。

【ITTFワールドツアー・フランダースオープン】
● 男子シングルス:サムソノフ(ベラルーシ) 
● 女子シングルス:ポータ(ハンガリー) ※2位:阿部恵、3位:加藤杏華
● 男子アンダー21:ウェシュ(フランス) ※3位:三部航平
● 女子アンダー21:スッチ(ルーマニア) ※2位:宋恵佳、3位:加藤知秋、加藤杏華
全日本クラブ選手権が9月12〜15日に札幌市・北海きたえーるで開催され、400チーム以上が全国各地から参加した。各部入賞チームは以下の通り。

男子1部
優勝:T.O.M(東京)
2位:KTY長崎(長崎)
3位:TTC浦和・土合B(埼玉)、流山アストロズ(千葉)

女子1部
優勝:MILFLUR(東京)
2位:フェニックス卓球クラブ(福井)
3位:HIBIKI(大阪)、T.L.S(千葉)

男子2部
優勝:久御山明伸館(京都)
2位:美しが丘クラブA(神奈川)
3位:青嵐クラブ(神奈川)、ドリーム(静岡)

女子2部
優勝:美鷹クラブENJOY(東京)
2位:卓精会(東京)
3位:T&Tクラブ(東京)、チャイム(神奈川)

男子 小・中学生の部
優勝:羽佳卓球倶楽部(東京)
2位、華兵ロードスカイ(兵庫)
3位、卓研ジュニアクラブ(岐阜)、ねや卓球クラブ(岡山)

女子 小・中学生の部
優勝:ミナミラボ(福井)
2位:玖珂SC Jr(山口)
3位:マイダス(東京)、フェニックス卓球クラブ(福井)

男子 50代の部
優勝:福卓会(福島)
2位、高倉クラブ(神奈川)
3位、秋山卓球(福岡)、MD相模(神奈川)

女子 50代の部
優勝:COLOR(神奈川)
2位:みらくる(大阪)
3位:大田クラブ(東京)、千代田クラブ(A)(東京)

男子 60代の部
優勝:清友クラブ(大阪)
2位:友卓会(東京)
3位:サザンクロス(東京)、チームTAISHO(埼玉)

女子 60代の部
優勝:あすか(兵庫)
2位:武蔵野クラブ(東京)
3位:サザンスターズ(東京)、淑友クラブ(東京)
 実業団のトップチームが多く加盟している、日本リーグこと日本リーグ実業団卓球連盟に、 11月に行われる後期日本リーグ大阪大会より、 愛媛銀行(女子)が 新規加盟することが発表された。
 愛媛銀行(女子)は、 昨年度の後期日本リーグにスポット出場し、2部女子で5勝2敗の3位と活躍。 2012年の全日本大学総合選手権(個人の部)準優勝の鳥居夕華選手を擁し、 今年夏の全日本実業団でも決勝トーナメントに進出、優勝した日立化成から1点を奪うなど健闘を見せた。
 11月19〜23日の後期日本リーグ大阪大会(大阪市中央体育館)での正式デビュー&その活躍ぶりに注目したい。
  • 昨年後期日本リーグより。鳥居(左)・亀石のダブルス

  • 昨年後期日本リーグ2部表彰式より

 9月3日からスタートした秋季関東学生リーグ1部が本日閉幕。男子は明治大が全勝で春に続く優勝を果たし、2013年の春季から4シーズン連続の優勝となった。7月に行われたインカレでも優勝を果たしており、これで春季リーグ、インカレ、秋季リーグとすべてのタイトルを獲得しグランドスラムを達成した。
 女子は早稲田大が全勝で2008年秋季の優勝以来、12シーズンぶり通算3度目の優勝。また、女子1部ではインカレ優勝の淑徳大が最下位に終わり、2部へ自動降格が決定。男女1部の最終順位、殊勲賞は下記の通り。

<男子1部>
1位:明治大(7勝0敗)
2位:早稲田大(5勝2敗)
3位:中央大(5勝2敗)
4位:専修大(4勝3敗)
5位:法政大(3勝4敗)
6位:駒澤大(2勝5敗)
7位:日本大(2勝5敗)
8位:筑波大(0勝7敗)
※2〜3位、6〜7位の順位は当該校間の直接対決の結果による
殊勲賞:町飛鳥(明治大)

<女子1部>
1位:早稲田大(7勝0敗)
2位:東京富士大(6勝1敗)
3位:専修大(5勝2敗)
4位:中央大(4勝3敗)
5位:日本大(2勝5敗)
6位:日本体育大(2勝5敗)
7位:大正大(1勝6敗)
8位:淑徳大(1勝6敗)
※5〜6位、7〜8位の順位は当該校間の直接対決の結果による
殊勲賞:小道野結(早稲田大)


なおこの大会の模様は12月号(10月21日発売予定)に掲載予定です。
  • 4シーズン連続優勝の明治

  • 12シーズンぶり3度目の優勝の早稲田

 9月6日の日本卓球協会理事会で発表された2016年リオ五輪に向けた「アジア大陸予選会への選出方法」。
 選手にとって最高の目標である五輪出場を巡っては、毎回のように選出方法が変わる。ロンドン五輪までは1年前の世界選手権直後の世界ランキングによって20名ほどの自動出場を決め、その後、大陸予選を行うやり方だった。
 リオ五輪からは世界ランキングによる1年前の自動出場枠がなくなり、その代わり、シングルスに出場する選手は2016年春に行う大陸予選に出場しなければいけない。しかし、もし出場枠から漏れた場合でも、五輪シングルスランキングリストなるものが作られ、そこで救済されるシステムだ。
 結局は、世界ランキングの上位選手は出場できるとの見込みだ。しかし、直前の春まで予選を意識するのは今までと大きく違う。選手にとってプレッシャーのかかるシステムになった。

 そこで日本卓球協会強化本部は、五輪の1年前の15年9月の世界ランキングの男女上位2名ずつをまず「アジア大陸予選会出場選手」として決定し、団体戦に出るもうひとりの選手は「強化本部推薦」とする。
 つまり、大陸予選の半年前以上に決めることで選手の重圧を減らし、準備をしていく。さらに3人目の団体戦要員も世界ランキングを元に決めていく(団体戦の3人目は大陸予選はない)。

 ということは、五輪出場選手が決まるまで、1年を切ったことになる。男子の水谷隼(世界ランキング7位)、女子の石川佳純(同8位)はポジション的に大きくリードしている。ところが、男子の2番手争いは熾烈だ。15位の丹羽孝希、27位の松平健太に続き、ユース五輪銀メダリストの村松雄斗が29位まで急激に順位を上げ、それを32位の塩野真人、34位の岸川聖也が追いかけ、38位の吉田海偉、41位の高木和卓、森薗政崇も控えている。
 一方、女子は石川の後、14位の福原愛、17位の平野早矢香が有力だが、23位の石垣優香、25位の森薗美咲、35位の若宮三紗子までは十分な圏内と言える。
 リオ五輪までのこの1年間、選手たちは国際大会での実績を積みながらも、激しい「国内競争」に挑まなければいけない。
  • 世界ランキング8位まで上げた石川佳純選手

  • 着実に世界ランキングを上げている日本のエース水谷隼選手

本日は、卓球王国ブログでも大人気の、エクセディ・田中彩能選手の25歳のお誕生日です。

ほんわか癒し系キャラとは裏腹に、切れ味鋭いバックドライブが魅力の田中選手。残念ながら前期リーグでは2部降格となってしまいましたが、後期でのリベンジに期待がかかります! 頑張れ!アヤノ!


ブログにお祝いメッセージを!↓↓↓
http://world-tt.com/blog/tanaka-ayano/
 9月4〜7日にアルゼンチン・ブエノスアイレスでITTFワールドツアー・アルゼンチンオープンが開催。日本からはシチズンから男子2名、ミキハウスから女子3名が参加し、男子シングルスで森田侑樹が、女子シングルスで酒井春香がそれぞれ3位に入った。
 また、女子アンダー21でも松本優希が3位入賞。第1シードの松平志穂は準々決勝で松本との同士討ちで敗れた。
 
 表彰台のトップは中国が独占。上位3位入賞者も日本の3選手を除き、全て中国選手の入賞となった。

各種目の優勝記録は以下のとおり。

【ITTFワールドツアー・アルゼンチンオープン】
● 男子シングルス優勝:シュ・チェン(中国) ※3位:森田侑樹
● 女子シングルス優勝:ヘ・ズオジャ(中国) ※3位:酒井春香
● 男子アンダー21優勝:シュ・チェン(中国)
● 女子アンダー21優勝:シュ・チャオホイ(中国) ※3位:松本優希
 8月29日の日本卓球協会の運営会議と9月6日の理事会で、プロリーグ設立検討委員会の松下浩二委員長が「プロリーグ構想」のプレゼンテーションを行い、「好感触だった」(松下氏)とのこと。
 松下委員長は「’王座奪回のための競技力向上」「卓球のステイタス(地位)を上げる」「卓球をよりアピールして、子どもたちに夢を与える」ことなどを掲げ、具体的にどのように運営していくのかを提示した。
 理事会でもおおむね肯定的な反応が多く、今後は10月の国体の時の日本卓球協会の代表会議でのプレゼンを経て、12月の理事会でその賛否を問い、早ければ来年早々にも創設に向けてのプロジェクトが動き出すのではないかと見られている。