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第48回 世界選手権(個人戦)上海大会

女子ダブルス3回戦で、福原・藤沼のペアがシンガポールペアに勝ち、準々決勝進出を決めた。ゲームをリードされながら、途中、審判の判定で集中力も切れそうになりながら、何とか持ちこたえた日本ペア。福原の安定感と藤沼の決定打がうまくかみ合った。
最終ゲームは0-3から3-3、4-4からは日本ペアが5本連取した。10-7と追い上げられたところでのタイムアウトもベスト。最後は執念の差、という感じだった。次の準々決勝では第1シードの中国の王楠・張怡寧と対戦。メダルを賭けて戦う。
女子ダブルス3回戦、梅村/金沢組は白楊/郭炎(中国)組と対戦。2ゲーム目以降は序盤リードするものの、接戦の末、ストレートで敗れた。

梅村/金沢 -1、-9、-13、-8 白楊/郭炎(中国)
混合ダブルス4回戦、唯一日本勢で勝ち残っていた岸川/藤沼組。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のキム・ソンチョル/キム・ジョン組にストレートで快勝し、ベスト8入りを果たした。
「思ったより楽な試合だった。ここまでこれるとは思ってなかったので、8強入りはうれしい。次は中国ペア(閻森/郭炎)だけど、ここまで来たからにはメダルを狙いたい」(岸川)
 早朝にJ WAVEに電話出演でその眠たさがまだ抜けきれない。スポーツ新聞の一面に愛ちゃんが登場したという話を聞いた。でも、昨日のシングルスはさほど緊迫する場面はなかったのに、どうやって一面まで持っていくのだろうと思ったが、いずれにしても海の向こう日本では盛り上がっているのだろう。こちらにいるとそういう熱気が逆にわからない。
 それよりっも現場ならではの、選手と会場の熱気は凄い。特に水谷戦や、平野戦は熱くなった。テレビ東京を筆頭に100人に近い日本からのマスコミが上海に集まった。今まで海外での世界選手権ではほとんど来てなかったことを考えると何とも不思議に感じる。
頑張って、明日、そしてあさって、そして最終日まで日本選手が残ってほしいと願うばかりだ。
写真は報道席とワーキングルーム。
ハイスター(オランダ) 7,10,-10、10、-11、-8,4 柳承敏(韓国)
シュテーガー(ドイツ) 4-3 J.セイブ(ベルギー)
五輪金メダリストの柳承敏が伏兵のハイスターに敗れるという番狂わせが起きた。出足からリードを奪われた柳承敏は最後までリズムをつかめず、ハイスターのカウンターを食らった。
J.セイブは3-0とリードしていたが、ドイツの中堅シュテーガーに3-3に追いつかれ、最後はジュースでシュテーガーが劇的な勝利を飾った。
福原は2回戦でベラルーシのコストロミナにストレート勝ち。また男子シングルス2回戦で全日本チャンピオンの吉田はギリシャのカットマン、イオニスに敗れた。一方、15歳の水谷が荘智淵をゲームオールの大激戦の末に破る快挙を見せた
女子シングルス2回戦
平野早矢香  7,-7、-7、10、-11、9、8シュトルーゼ(ドイツ)
梅村礼 -8、5,-11、-5、6,9,-8 バトルフィ(ハンガリー)
全日本チャンピオンの平野対元ヨーロッパチャンピオンのシュトルーゼの一戦。前半2,3ゲーム目まではお互いが探り合いながら、早めに切り合うような展開でラリーは続かなかった。しかし、4ゲーム目あたりからお互いが相手ボールに順応し、早いラリー展開が続く。5ゲーム目は競り合いからジュースでシュトルーゼが取る。ここに来て、会場の観衆は反日的な応援で、シュトルーゼの背中を押し、歓声をあげ始めた。
ボールの威力ではシュトルーゼ、平野はしっかりと粘り、サイドを鋭くついていく。6ゲームの最後はギリギリのところで逃げ切り、ラストゲームへ。最終ゲーム3-2、4-2、4-4、5-4、5-5、6-5、6-6、6-7、6-8、7-8、8-8、サービスエースで9-8、サービスエースで10-8,11-8。やった! 5本連取。まるで全日本選手権のような「平野らしい」驚異のメンタル。3回戦に進出した。
混合ダブルス3回戦、岸川/藤沼ペアは、ルーマニアの実力派、クリサン/バデスクを4-2で破り、日本勢で唯一のベスト16入りを果たした。

岸川/藤沼 8,-3、8、7、-6、7 クリサン/バデスク
混合ダブルス、ベスト16をかけて、前回準優勝ペアの劉国正/白楊(中国)と対戦。第4ゲームをとったものの、内容的には完敗。中国の壁は厚かった。

坂本/福原 -5、-7、-10、4、-6 劉国正/白楊
日本男子のエースダブルスの坂本・岸川組が中国香港の梁・張組に敗れた。ちょうど1年前の五輪アジア予選では勝った相手だったが、この試合を見る限り、力の差は否めなかった。
坂本竜介/岸川聖也 -9、-9、7,-4、-4  梁柱恩/張ユク(中国香港)