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速報・現地リポート

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第48回 世界選手権(個人戦)上海大会

女子シングルス3回戦で日本の福原は世界8位の郭炎に敗れた。福原は3月のアジアカップで郭炎に勝っていたが、郭炎は「仮想・福原愛」の練習相手をつかまえ、準備ばんたん。郭炎の男勝りの両ハンドドライブに対して前陣での守りとカウンターで対抗した福原だったが、3ゲーム目、ジュースで落としたのが響いた。
福原愛  -3、4,-10、-9,8,-5 郭炎(中国)
 今大会を最後にビッグゲームから退くと言われているワルドナー。一時代を築いた卓球界の巨人は、静かにそして潔くセンターコートから去っていった。
 男子シングルス3回戦のワルドナーの相手はサムソノフ。今までこの二人は数々の名勝負を繰り広げてきた。中でも2000年シドニー五輪での準々決勝は球史に残る試合といって良いだろう。
 3回戦でサムソノフは、ワルドナーに完勝した。それは時代の終わりを告げる瞬間。ちなみにワルドナーは来シーズンはブンデスリーガでプレー。また大会直後には来日し、東京代々木第2体育館でスーパーサーキットに出場する。ワルドナーファンの人は必見になるだろう。
この世界選手権では、下のフロアに降りられるカメラマンの数に限りがあります。卓球王国で言えばツインボスの高橋&今野のみであり、下っ端の久保&渡辺は、2階の報道席からしか試合を見ることができません。非常に残念です。
そんなわけで、報道席からのぞき撮りした私のコレクションをどうぞ☆(渡辺)

電話する張怡寧(中国)/疲れ顔のステファノバ(イタリア)/何やらのぞいてる女の子
水谷隼 -5,-5、-7,-9 カールソン(スウェーデン)
きのうの大激戦での疲れか、水谷は試合の最初からインスピレーションがなかった。しかし、初出場の15歳の少年にこれ以上求めるものはない。
「緊張したというか、弱気になったというか自分の試合ができなかった。どんな時でももっと元気をだしてやらないといけない」(水谷)
「きのうあれだけの試合をしたので、きょうの試合は致し方ない。ジュニアの選手はシニアの選手に混じって戦い、そこであれだけの試合をして勝った。それを続けるのは15歳の隼には難しかった。きょう、会う人がみんな、きのうは信じられない試合だったと口々に言った。でも彼だけでなく、日本の他の選手も才能があり可能性があることに変わりはない。隼は2年後のザグレブ(世界選手権個人戦)で相手にとって危険な選手になることは間違いない」(アミズィッチコーチ)

本日サブアリーナにて、今大会のメディア関係者による卓球大会が行われ、我らが卓球王国からは、発行人の高橋が参戦した。
シードで2回戦からだったが、その相手がキケンし、準々決勝では南京展報さんにストレート勝ちし、見事ベスト4。
そして向かえた準決勝、新華社さんにストレートで敗北。得意のバックハンドが決まるも、使いすぎで自滅した。あらら残念…。
以上、速報でした☆

プレー中の高橋/ベスト4入りを決め喜ぶ高橋/応援にかけつけた(?)偉関選手ご夫婦と
1時間25分の長い試合を終えた平野早矢香。悔しさで目をぬらし、体調不良のため、じんましんが出て、痛々しいながらも、全日本チャンピオンの矜持を見せ、ベストを尽くした試合と、堂々たるメディアへの対応だった。「試合前の作戦通り、長いラリーにして相手を崩していく作戦で、相手にわざと打たせることもあった。大会の雰囲気は知ることができたけど負けたことが悔しい」(平野)。
 負けるたびに次への課題を見つけてきた平野。この大会での敗戦はとてつもない大きな課題を彼女に与えてくれた。
女子シングルス3回戦、平野は女子では世界最高レベルのカットマン、Vi.パブロビッチとの対戦となった。守備範囲が広く、平野はなかなか打ち抜くことはできないが、ねばり強くドライブとストップを織り交ぜて持久戦にもちこむ。しかし、1-3とリードされ苦しい展開。でもここからが平野の真骨頂。離されてもあきらめず、特に6ゲーム目は7-9から4本連取してゲームオールまで持ち込んだ。だが、最終ゲームは常にリードされ、追いつけず。ベスト16を目前に涙をのんだ。
陳杞/馬琳(中国) -8、-8、2、5、2、6 荘智淵/蒋澎龍(タイペイ)
ボル/ズース(ドイツ) 4、-9、5、7、10 ブラシュチック/ワン・チェンイ(ポーランド)
孔令輝/王皓(中国) 3、7、5、-9、8 張ユク/梁柱恩(中国香港)
王励勤/閻森(中国) -11、4、12、3、5 柳承敏/李廷祐(韓国)
女子ダブルス準々決勝、メダルを賭けて王楠/張怡寧組に挑んだ福原/藤沼組だったが、ストレートで敗退。メダル獲得はならなかった。
また、ベスト4は中国3組、中国香港1組と、事実上中国勢が独占となった。

王楠/張怡寧(中国) 3、9、9、3 福原/藤沼(日本)
帖雅娜/張瑞(中国香港) 8、5、9、-11、3 柳絮飛/桑亜嬋(中国香港)
白楊/郭炎(中国) 7、7、8、6 バトルフィ/トート(ハンガリー)
郭躍/牛剣鋒 6、2、-10、7、2 ボロス/バイダ(クロアチア)
テレビ東京で解説する前原正浩さんとアナウンサーの植草さん。こちらは卓球王国の朋友でもある朝日新聞の岡田記者。この間、卓球王国の合同練習日にわざわざ来て、打ちひしがれて帰っていった人だ。東京大学の卓球部出身なのだ。