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ジャパンオープン・荻村杯2012

●男子ダブルス準決勝
呉尚垠/柳承敏(韓国) 6、-10、5、4、-9、11 村松雄斗/塩野真人
金ミン鉐/徐賢徳(韓国) 5、9、-12、3、9 岸川聖也/丹羽孝希

男子ダブルス準決勝で日本の2ペアが韓国に敗れた。村松/塩野のカットペアは韓国の五輪ペア-に善戦した。村松の今後の伸びが期待できるので、このカットペアはおもしろい存在になりそうだ。
一方、日本の五輪ペアである岸川/丹羽は最後まで韓国ペアのレシーブに苦しみ、完敗した。「スタートダッシュしたかった。金ミン鉐のレシーブがすごかった」と岸川。
 大会4日目を迎えたジャパンオープン。
 男子ダブルスの準決勝で日本の五輪ペアである岸川聖也・丹羽孝希が韓国の金珉鉐・徐賢徳と対戦する。一方、韓国の呉尚垠・柳承敏が日本の塩野真人・村松雄斗のカットペアに勝ち、決勝に進出すると、五輪模擬試合が実現する。ロンドン五輪を50日後に控えた熱い試合になりそうだ。
大会4日目は、女子ダブルス準決勝からスタート。韓国ペアと対戦した藤井/若宮、第1ゲームこそ金の変化に苦戦するが、第2ゲーム以降は持ち前のコンビネーションの良さが見られ、4ゲームを連取し勝利。決勝進出を決めた

●女子ダブルス準決勝
藤井寛子/若宮三紗子 -6、9、5、6、7 金ミン耿/文玄晶(韓国)
唐イェ序/石賀浄(韓国) -9、3、7、4、-7、9 スン・ベイベイ/ユー・モンユー


写真は、藤井/若宮ペアと金/文ペア。金は左シェーク裏粒、文は右ペンドラのコンビ
●男子ダブルス準々決勝
村松雄斗/塩野真人 -9、7、-9、15、9、-11、7 ヤン・ツー/詹健(シンガポール)
呉尚垠/柳承敏(韓国) 4、10、10、-7、4 荘智淵/呉志祺(チャイニーズタイペイ)
金ミン鉐/徐賢徳(韓国) 9、8、-5、-10、11、7 江天一/梁柱恩(香港)
岸川聖也/丹羽孝希 4、7、3、-8、10 ガオ・ニン/李虎(シンガポール)

●女子ダブルス準々決勝
藤井寛子/若宮三紗子 11、-4、7、-10、1、6 李皓晴/帖雅娜(香港)
金ミン耿/文玄晶(韓国) 10、7、-9、6、9 鄭怡静/黄怡樺(チャイニーズタイペイ)
スン・ベイベイ/ユー・モンユー 8、5、-8、-2、-10、5、6 姜華君/呉穎嵐(香港)
唐イェ序/石賀浄(韓国) -11、6、11、10、-10、6 福原愛/森薗美咲
●男子シングルス2回戦
江天一(香港) 8、9、10、-9、-8、7 張一博
ガオ・ニン(シンガポール) 4、8、9、-4、-9、6 吉村真晴
唐鵬(香港) -8、-9、8、9、7、-2、6 村松雄斗
シバエフ(ロシア) -9、9、9、5、8 岸川聖也
丹羽孝希 -4、4、-5、9、11、-7、3 松平健太
メイス(デンマーク) 8、11、5、-8、9 塩野真人
水谷隼 6、3、11、6 李尚洙(韓国)
鄭栄植(韓国) -9、10、6、-3、15、-9、7 ボル(ドイツ)
 久しぶりにジャパンオープンに顔を出したデンマークのメイス。元五輪ダブルスメダリストだ。なんと写真のように利き腕の左腕にタトゥーを大きく彫り込んでいた。しかもノースリーブなので、目立つ。シングルス2回戦では日本のチョッパー、塩野選手と対戦。あまりに豪快なタトゥーに塩野選手が見とれたか、それとも少しばかりビビッたか定かではないが、4-1で逃げ切った。
 ITTF関係者が「卓球のルール上、タトゥーは大丈夫かな……」と心配していた。日本では最近話題のタトゥーだが、メイスが引退後に日本の公務員を目指すこともないだろう……。
 優勝候補筆頭のボル(ドイツ)が2回戦で世界ランキング120位の鄭栄植にゲームオールの末に敗れた。鄭は出足から思い切りの良い攻撃を打ち込み、ボルを追い込んだ。最後はチキータと前陣での両ハンドカウンターを連打し、世界6位のボルを撃破した。
 世界ランキングで日本の水谷隼と争っているボルだが、これだけ下の選手に負けたのは大きい。水谷の成績如何では7位の水谷との入れ替わりもあるかもしれない。


ミスを恐れない果敢な攻めで勝利した鄭栄植
ベンチの金擇洙に笑顔の報告
負けた直後、メイスと笑顔で話すボル。悔しい表情も見せず
●女子シングルス1回戦
石川佳純 7、-12、5、-4、-7、14、10 リュウ・ジャー(オーストリア)
姜華珺(香港) -7、4、7、6、8 谷岡あゆか
福原愛 5、10、2、5 コムウォン(タイ)
シェン・イェンフェイ(スペイン) -13、-8、10、5、5、-10、2 若宮三紗子
王越古(シンガポール) 5、3、6、-2、-6、6 前田美優
 女子シングルスの1回戦、石川佳純対オーストリアのリュウ・ジャ。リュウが有利に試合を進め、世界5位の石川を追い込んでいく。3-2でリュウがリードで迎えた6ゲーム目11-10で、石川がボールを蹴ったと判断した審判にバッドマナーとみなされ、11-11。これに石川は涙を流し抗議し、審判長の判断も加わり、11-10に戻した。このゲームを石川が取り、最終ゲームも劣勢を跳ね返して、石川がぎりぎりの勝利を収めた。
「まさかフォールトを取られるとは思わなかった。あれはわざとじゃない。相手のフェアプレーにも助けられた。勝ちたい勝ちたいと頭の中がいっぱいになっているので、試合中は、負けてもいいよと自分に言い聞かせながら、思い切りやった。明日頑張りたい」と石川。
 五輪前の世界ランキングが関わる大事なジャパンオープンは、緊張感のある大会となっている。
●男子シングルス1回戦
鄭栄植(韓国) -2、-9、-8、9、6、7、6 高木和卓
張一博 -7、-6、-10、7、7、6、5 ウラソフ(ロシア)
プリモラッツ(クロアチア) 6、7、-9、10、9 軽部隆介
吉村真晴 8、9、-8、-9、-8、6、6 徐賢徳(韓国)
村松雄斗 6、-8、-6、5、-11、9、7 李虎(シンガポール)
荘智淵(チャイニーズタイペイ) 7、5、-7、6、9 森本耕平
金廷勲(韓国) 6、9、9、9 松平賢二
岸川聖也 -7、8、-9、9、11、2 パーソン(スウェーデン)
松平健太 -6、-4、10、7、7、8 K.カールソン(スウェーデン)
丹羽孝希 8、-9、-10、10、8、-9、6 チェン・フォン(シンガポール)
塩野真人 5、6、-9、-5、4、2 ルンクウィスト(スウェーデン)
水谷隼 4、-10、9、8、5 パン・シュエジエ(シンガポール)