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ジャパンオープン・荻村杯2012

ジャパンオープンがついに開幕。初日の前半は、アンダー21の予選リーグが行われている。
年齢層が幅広い日本勢は、上は実業団・大学で活躍する選手から、下は小学生選手までが出場。世界の若手を相手に白熱したプレーを展開している。

写真は、左から、大学生王者の松澤、エリアカの浜本、四天王寺高の松平

 シンガポールとの熾烈なチームランキング争いを繰り広げている日本女子。5度の全日本チャンピオンになっていて、ロンドン五輪の代表の平野早矢香がジャパンオープン不参加となった。
 4月1日に閉会した世界選手権大会以後、体調を崩した平野。ジンマシン、発熱、そして止まらない咳。そんな中で香港での五輪アジア予選では代表権を獲得。その後の、ワールドツアーにも参加していたが、咳が止まらず、大事を取ってジャパンオープン欠場となった。
 五輪ではドーピングが厳しいために、飲める薬も限られている。また、シンガポールとの激しい争いも相当ストレスになったはずだ。ロンドン五輪まで2カ月を切った現在、少しでも体を休め、五輪に備えてほしい。
大会前日の5日、会場のグリーンアリーナ神戸内で、五輪出場選手(水谷、丹羽、福原、石川)と男女両監督の記者会見が行われた。

五輪の予選で馬龍を破るなど、現在勢いに乗っている丹羽。中国勢がいない今大会、エースの水谷とともに、優勝候補の一角だ。
「ジャパンオープンでは、ダブルスが去年2位で、一昨年は1位、シングルスは去年はベスト4という成績なので、今年はシングルスで上位を目指したいです」と丹羽。五輪に向けてのコメントでは「初出場なので五輪の雰囲気はわかりませんが、今まで緊張して自分のプレーができなかったということはないのでいつもどおりプレーしたい」と頼もしいコメント。
急成長の次世代のエースは、このジャパンオープン、そして2カ月後の五輪で、どんなプレーを見せてくれるのか、楽しみだ。

今大会の見どころのひとつが、日本男子の戦いぶりと、世界ランキング&チームランキングの行方だ。

ロンドン五輪の団体戦の組み合わせは、7月発表のチームランキングによって決まってくる。1位を独走中の中国と反対側の山に入るためには、チームランキングを2位にしたいところだが、日本は、ドイツ、韓国に続いて4位となっている。
しかし現在、エース水谷(WR7位)のポイントが、ドイツのボル(6位)とわずかな差なので、今大会の結果によっては、水谷がボルを抜き、同時に日本がチームランキングの2位に上がる可能性があるのだ。
それを可能にするためには、水谷がしっかりと勝ち上がり、またボルと対戦する日本の他の選手の援護射撃も必要になってくる。
つまり今大会は個人戦とはいえ、ロンドンに向けた国対国の争いとも言える。

先月の韓国オープン、中国オープンではいまいちパッとしなかった日本勢。地元の今大会での活躍を期待したい。


写真は、6月1日のNT合宿公開練習での水谷。髪の色も明るくなり気合いも十分か!?
6月6日(水)
 ●予選ラウンド
 男子・女子U21シングルス
 男子・女子シングルス

6月7日(木)
 ●予選ラウンド
 男子・女子U21シングルス
 男子・女子シングルス
 男子・女子ダブルス

 ●決勝トーナメント
 男子・女子U21シングルス 1回戦

6月8日(金)
 男子・女子U21シングルス ~準々決勝
 男子シングルス 1回戦~2回戦
 女子シングルス 1回戦
 男子・女子ダブルス 1回戦~準々決勝

6月9日(土)
 男子・女子U21シングルス ~準決勝・決勝
 男子シングルス 3回戦~準々決勝
 女子シングルス 2回戦~準々決勝
 男子・女子ダブルス 準決勝

6月10日(日)
 男子・女子ダブルス 決勝
 男子・女子シングルス 準決勝・決勝

6/6-10に開催!

2012/06/01

ジャパンオープン荻村杯2012が
6月6日(木)~10日(日)に神戸で開催されます。
WEB速報をお楽しみに!

大会公式ページ
http://japan-open.kyomycom.net/12kobe