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ロンドン五輪

 個性の強い3人だが、団体戦になるとプラスアルファが発揮される。
 トップで馮天薇に勝った福原の功績は大きい。完全にチームを勢いに乗せたのだ。馮天薇はシングルスで銅メダルを獲得した選手だが、福原はバック対バックで完全に有利に立った。「愛には無理をせずにしっかりつないでチャンスボールをたたけと指示をした。打ちすぎないことに注意が必要」と試合後の村上監督
 遂にやった。日本女子が準決勝でシンガポールに完勝し、五輪史上、日本初のメダルを決めた。トップで福原が素晴らしいプレーで馮天薇に勝ち、2番の石川も王越古に完勝。ダブルスでの平野のプレーも素晴らしく、決勝進出を決めた。相手は中国と韓国の勝者。
「みんなで獲ったメダルです」泣きながら福原はコメントした。

●女子準決勝
    日本   3−0  シンガポール
○福原    9、6、−5、9  馮天薇
○石川    3、6、2     王越古
○平野/石川 3、11、4  王越古/リ・ジャウエイ
 男子団体準々決勝でドイツがオーストリアにストレートで勝ち、韓国はポルトガルとの激闘を制し、それぞれ準決勝に進んだ。
 ポルトガルはモンテイロ、フレイタス、アポローニャとメンバーが揃っており、チームスピリットにあふれていたが、韓国のベテラントリオのガッツに敗れた。

●男子団体準々決勝
ドイツ  3−0   オーストリア
韓国   3−2   ポルトガル

●男子団体準決勝
中国 対 ドイツ
香港 対 韓国

写真はダブルスで勝ったモンテイロとアポローニャのペア、ラストで勝った柳承敏
●男子団体準々決勝
中国    3−0    シンガポール

   香港  3−2   日本
 江天一 −8、−9、9、−9      水谷○
○唐鵬  7、−7、9、7        岸川
○ 江天一/梁柱恩 −8、12、8、11  岸川/丹羽
 梁柱恩  5、−5、−11、−8    水谷○
○唐鵬   −7、7、7、3       丹羽
 大会9日目、8月5日の団体戦のスケジュールは以下のとおり。

日本男子は午前10時(日本時間午後6時)よりベスト4をかけ香港と対戦。
日本女子は午後7時(日本時間6日午前3時)よりメダルをかけてシンガポールと対戦する。





【男子団体準々決勝】


● 10:00(日本時間18:00)〜

日本 vs. 香港


中国 vs. シンガポール

● 14:30(日本時間22:30)〜

ドイツ vs. オーストリア


韓国 vs. ポルトガル









【女子団体準決勝】


●19:00(日本時間6日3:00)〜


日本 vs. シンガポール

【今夜(8/5)のテレビ情報】
●男子団体・準々決勝「日本×香港」
17:50〜18:45 NHK総合
18:45〜19:30 NHK Eテレ
19:30〜20:00 NHK総合

●女子団体・準決勝「日本×シンガポール」
6日 3:00〜4:30 NHK総合 ※フェンシングに放送変更の場合あり

※テレビ情報の内容及び時間は変更となる場合がございます

男女団体記録

2012/08/05

 8月4日(土)までの男女団体の記録は以下のとおりです。
クリックすると大きくなります。

 現地時間で朝の10時から日本男子は香港と準々決勝を戦う。チームランキング6位の香港は一見格下のようにも思うが、油断はできない。江天一がシングルスでもベスト8に入っているし、梁柱恩、唐鵬も強いので、チーム力は互角と見た方がいい。水谷で2点を確実に取りたいが、水谷の調子は今大会見極められない。救いはシングルスで好調だった岸川と五輪という舞台でも平常心を保っている丹羽だ。
 1回戦で香港は梁柱恩、唐鵬のダブルスを使ってきたが、場合によってはダブルスで江天一を使うことはないだろうか。
 いずれにしても競り合いが予想される対戦だ。一気に香港をとし、準決勝で韓国と戦い、メダルを狙いたい。頑張れ、ニッポン!

写真は丹羽と水谷
 今大会、そして北京大会から団体で故障選手が出た時のためにPカードの選手が用意されている。つまりいざというときのための補欠、リザーブ選手だ。
 韓国女子が準々決勝でいきなりカットの朴美英から唐汭序(タンイエソ)にスイッチした。その唐汭序が香港戦で単複2点取った。朴は確かに故障がちと伝えられていたが、シングルスにも出場、団体戦の1回戦でも起用されていた。しかし、このPカードを作戦として使われないように、朴は指定された病院で検査された上で、唐汭序の起用が決められた。しかし、大会前から唐の起用は噂されていたのも事実。いずれにしても、韓国女子はここにきてパワーアップされたのは間違いない。

写真は唐汭序
●女子団体準々決勝
シンガポール 3−0  北朝鮮
韓国     3−0   香港

 女子団体の残りの準々決勝が行われ、シンガポールが北朝鮮に、韓国が香港にそれぞれストレート勝ちした。しかし、韓国は3−0だったが、それぞれが大接戦。香港が勝っていてもおかしくない試合だった。

写真は勝利のあとの韓国チームとシンガポールの王越古/リ・ジャウエイのダブルス
 ドイツ戦を苦しみながらも、終わってみればストレート勝ち。日本女子の底力を見せたような試合ぶりだった。今大会の中で力をつけた感じのある石川は、負けそうな局面を見事に乗り切った。精神面での充実ぶりがうかがえる。競り合いをものにしながら、結果的にストレートで勝っている日本チームのムードも良い。
明日の準決勝は現地の午後7時からということだが、まだ最終的に確定していない。
 相手はシンガポールか北朝鮮の勝者。いずれにしてもにほんとは五分五分の激闘が予想される。