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ジャパンオープン・荻村杯2013

U-21女子決勝

2013/06/22

●U-21女子シングルス決勝
車暁㬢(中国) 6、9、-7、7、12 劉高陽(中国)

中国勢の同士討ちを制した車暁㬢が優勝!
  • パワフルな車暁㬢のフォアドライブ

  • 左は車暁㬢、右は準優勝の劉高陽

●U-21男子シングルス
徐晨皓(中国) -9、12、9、4、6 呉智康(シンガポール)

男子シングルスでもベスト4に躍進している徐晨皓がU-21を制した。昨日の準決勝の神(明治大)戦はゲームオールの接戦だったが、決勝ではシンガポールの右シェークドライブ型、呉智康に4-1で勝利した。
  • 快進撃を続ける徐晨皓

  • 準優勝となった呉智康

●男子シングルス準々決勝
陳建安(チャイニーズタイペイ) -7、-5、6、-8、4、8、9 水谷
徐晨皓(中国) 8、7、-11、10、-7、8 王励勤(中国)
塩野 -11、7、5、6、5 丹羽
金ミン鉐(韓国) 4、-6、-5、9、4、5 森薗

 日本勢でベスト4に進出したのは、チョッパー・塩野。今大会は第1シードの荘智淵(チャイニーズタイペイ)、松平健太、李虎(シンガポール)、丹羽孝希と、世界ランキングの上位者をことごとくなぎ倒している。まだ大会は終わっていないが、7月発表の世界ランキングがとても楽しみだ(現在の塩野のランキングは188位)。

 準々決勝の丹羽戦では、「1ゲーム目は焦りすぎました」と出足でリードを許したが、2ゲーム目以降は本来の塩野らしいバックカットの粘りで、丹羽の打ちミスを誘った。試合を終えた塩野は「(ランキング上位者を次々と倒したことへの)実感はあまり無いです。以前に比べてカットのスイングも速くなっていて、切れ味が増していると思う。明日も自分らしく1本1本粘るだけです」と語った。準決勝の相手は、水谷を破った陳建安。見応えのあるラリー戦になるだろう。

 一方、敗れた丹羽。打っても打っても自分のコートに返ってくる塩野のカットに、終盤は集中力が切れてしまったように見受けられた。会見では「いつもの練習試合のような形になってしまった。自分の今の実力では、どうやっても塩野さんに勝てないと思ってしまい、途中から気持ちが切れてしまいました。明日はなんとしてもダブルスで優勝したいです」とコメントした。

 また、ベスト4進出を狙った森薗は金ミン鉐に敗れた。「勝てる要素があっただけに、とても悔しいです。相手はチキータが得意だし、最初からやってくると思っていたのに全然やってこなくて、逆に動揺してしまった。しかし今大会は、たくさん収穫があったし、こういう場でプレーできたことが本当に楽しかった」と、試合を振り返った。
●女子シングルス準々決勝
劉㬢(中国) -10、10、8、8、8 田志希(韓国)
文炫晶(韓国) 1、-9、8、10、8 ジルベライゼン(ドイツ)
福原 5、9、-9、6、4 車暁㬢(中国)
顧玉ティン(中国) 5、9、-9、6、-9、9 劉高陽

 福原がベスト4進出を決めた。車のフォア前に下回転とナックルサービスを集め、浮いたボールを積極的に打っていった。「相手は1回戦で平野早矢香さんを破った相手だったので、事前に平野さんや村上監督からアドバイスや対策などを教えてもらいました。相手を読みながら、冷静に試合ができたと思います」(福原)。

 明日の準決勝の相手は、世界ランキング55位の顧玉ティン。
●男子ダブルス準決勝
上田/吉村 10、3、5 ガオ・ニン/李虎(シンガポール)
松平健/丹羽 -7、3、11、8 ヤン・ツー/詹健(シンガポール)

 男子ダブルスは、日本ペアが揃って決勝に進出!上田/吉村ペアはシンガポールの強打者ペアにストレート勝ち。また、松平健/丹羽ペアもシンガポールペアに3-1で勝利した。男子ダブルス決勝は、明日14時30分から行われる。

★勝った上田と吉村のコメント★
上田「レシーブから積極的に2人ともチキータで攻め、常に自分たちのペースで進めることができました」

吉村「上田さんが厳しいボールを打ってくれるので、僕にはチャンスボールが来るので楽な展開でした(笑)」
●女子ダブルス準決勝
顧玉ティン/周シントン(中国) -6、5、12、8 姜華君/李皓晴(香港)
鄭怡静/黄怡樺(チャイニーズタイペイ) -9、-8、10、8、9 田志希/李恩姫(韓国)

 女子ダブルスが終了し、これから男子ダブルスがスタート。松平/丹羽ペアはヤン・ツー/詹健ペアと、上田/吉村ペアはガオ・ニン/李虎ペアと対戦する。
 昨日はルーマニアのクリサンを破り、ベスト16進出を決めた大矢。3回戦はパリ世界選手権で荘智淵とのダブルスで優勝した陳建安との対戦となったが、ストレート負けを喫した。

★試合後の大矢のコメント★
大矢「予選リーグから昨日のクリサンの試合まで、ずっと右利きだった。僕は左利きがあまり得意ではないし、相手も相当強いので辛かったです。2ゲーム目の11-10でリードした時に、浮いたボールを思いっきり打ってミスしたのが相当ショックだった。あのセットを取れていれば流れが変わったかもしれない。あと、球の速さが半端じゃなかったですね」

 今年に入り、全日本選手権で3位入賞、ジャパントップ12で準優勝、東京選手権で優勝と絶好調の大矢も、陳建安を破ることはできなかった。
●男子シングルス3回戦
塩野 1、4、6、4 李虎(シンガポール)
陳建安(チャイニーズタイペイ) 4、11、6、8 大矢
徐辰皓(中国) 4、6、8、-5、7 唐鵬(香港)
王励勤(中国) 5、7、3、2 アチャンタ(インド)
丹羽 5、7、8、-9、-9、9 フランチスカ(ドイツ)
金ミン鉐(韓国) 12、9、13、6 ハオ帥
森薗 6、6、-5、3、-8、9 黃鎮廷
水谷 8、8、8、16 ガチーナ(クロアチア)

 昨日の「マン・オブ・ザ・デイ」こと塩野真人が李虎に快勝。李虎は全くカット打ちができなかった。塩野、次はフランチスカを下した丹羽との対戦。これは非常に面白い試合になりそうだ。

 また、黃鎮廷を下した森薗は、コースのわかりにくいチキータでレシーブエースを連発した。これでベスト8には4名の日本選手が入賞した。
●女子シングルス2回戦
ジルベライゼン(ドイツ) 11、7、9、-6、8 ユン・スンエー(韓国)
劉㬢(中国) 8、-8、8、3、9 リー・ジャオ(オランダ)
文炫晶(韓国) -6、-9、-8、8、2、10、4 シャン・シャオナー(ドイツ)
田志希(韓国) -10、8、-7、-6、8、4、10 若宮
車暁㬢(中国) 8、7、3、8 周シントン(中国)
劉高陽(中国) 10、9、8、-10、4 エクホルム(スウェーデン)
福原 13、-5、-7、5、3、4 李皓晴(香港)
顧玉ティン(中国) -7、7、6、10、-11、8 姜華君(香港)

 ベスト8進出を狙った若宮。序盤は若宮のバック表のボールに田志希のリズムが全く合わず、3-1とリードしたが、後半に入り失速。ラリーでフォアを狙われ、バックの球質を生かせなかった。

★試合後のコメント★
若宮「1ゲーム目から相手が私のバックのボールを嫌がっていることはわかっていた。バック対バックのラリーからフォアを突かれ、そこからのラリー戦での失点が多かったと思う。今後の課題です」

 また、香港の李皓晴と対戦した福原。2、3ゲーム目はバックハンドのミスが目立ったが、4ゲーム目以降はしっかりと立ち直り、ピッチの速いバックハンドからのフォア強打のプレーで李を圧倒。準々決勝は中国の車暁㬢と対戦する。
●男子ダブルス準々決勝
ヤン・ツー/詹健(シンガポール) 5、11、-9、-5、6 陳建安/荘智淵(チャイニーズタイペイ)
松平/丹羽 5、3、8 リウェンツォフ/パイコフ(ロシア)
上田/吉村 6、6、9 デサイ/ゴーシュ(インド)
ガオ・ニン/李虎(シンガポール) 6、4、-11、10 王励勤/ロビノ(フランス)