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速報・現地リポート

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アジア競技大会・卓球競技

●女子予選グループC・第4戦
〈日本 3ー2 韓国〉
○福原 ー11、8、5、7 梁夏銀
 石川 ー9、ー6、ー7 徐孝元○
 平野 12、ー8、ー7、13、ー10 田志希○
○福原 10、5、ー9、6 徐孝元
○石川 8、ー10、ー11、7、7 梁夏銀

 日本、ラスト石川が梁夏銀にゲームカウント1ー2から逆転勝ち!
 最終ゲームも1ー4、4ー6とリードされたが、最後の最後で、石川らしい緩急と連続フォアドライブの積極性が復活。11ー7で勝利し、大観衆のため息を誘った。日本女子、休む暇もなく、2時間後には準々決勝の舞台に臨む。

「前半で徐孝元にすごい悔しい負け方をしたので、5番まで回してもらって、絶対に勝ちたかった。勝てて良かったです。会場はアウェーですけど、チームメイトが全力で応援してくれたから、むしろプラスにして戦えました」(石川)。試合後、ミックスゾーンに現れた福原は「もう声が出ないです……」とのどをおさえていた。それくらい激しい戦いだった。2勝をあげる活躍を見せた福原は決勝トーナメントに向け、「日本チームらしい団結力と粘りで頑張りたい」と語った。確実に底上げされている、日本女子の底力を見せた一戦だった。
  • 石川、苦しみながらもラストを締めた!

  • 梁夏銀、失意の2失点

  • ベンチで福原が石川をガッチリ抱擁

●女子予選グループC・第4戦
〈日本 2ー2 韓国〉
○福原 ー11、8、5、7 梁夏銀
 石川 ー9、ー6、ー7 徐孝元○
 平野 12、ー8、ー7、13、ー10 田志希○
○福原 10、5、ー9、6 徐孝元
 石川 8、梁夏銀

 徐孝元の攻撃も前陣できっちりブロックし、バッククロスへ切れのあるスマッシュを打ち込んだ福原が4番で勝利。JA全農東京大会を欠場した鬱憤を晴らすような、素晴らしいプレーを見せてくれた。
 やはり長引く日韓戦、間もなく試合開始から3時間が経過。ラスト石川対梁夏銀の運命の一戦は、石川が11ー8で第1ゲームを先取。頑張れ!
●男子予選グループC・第4戦
〈日本 3ー2 チャイニーズタイペイ〉
○水谷 7、ー4、9、8 荘智淵
 丹羽 ー7、ー6、ー9  陳建安○
○村松 4、9、6 黄聖盛
 丹羽 8、ー6、10、ー13、ー1 荘智淵○
○水谷 12、9、8 陳建安

日本、ラスト水谷がさすがのプレーで陳建安を完封!
予選グループの1位通過を決めた!

「(トップで対戦した)荘智淵とはもう20回以上やっているけど、今年に入ってからは3勝0敗だったので、ある程度自信をもってやれました。今日はしのいだボールに対して、荘智淵のミスが多かったので、ラッキーでしたね。自分の調子はそこまで良くはなかった。前回が銅メダルということもあるけど、もう銅メダルはいらない。常に銅メダル以上を目指したい。そして中国に一矢報いたい」(水谷)。

 ここまでトップ起用の村松を3番に配したオーダーについて、倉嶋洋介監督は試合後にこう語っている。「タイペイはカットが苦手な選手が多いチーム。村松を2点起用しても良かったけど、さすがにキツいと思った。タイペイの3番は、3番手以下ではある程度カットが打てる黄聖盛が出てくるのはわかっていましたし、それでも村松は問題なく勝てると思った。3番で確実に1点取って、あとは水谷の2勝、あるいは水谷と丹羽で1勝ずつあげるオーダーでした」。
 「村松を2点で使っても良いのでは?」と発表時には感じられたオーダーだったが、その裏には確かな読みがあったのだ。「またタイペイと当たったら、今度は2点起用するかもしれません」(倉嶋監督)。もちろん第一優先は勝利することだが、貴重な若手チョッパーを大事に育てようという「親心」がうかがえる。
  • 水谷のフォアドライブはとにかく凡ミスがない

  • 陳建安、丹羽を破るも水谷には翻弄された

  • ラスト水谷、勝利の瞬間

●男子予選グループC・第4戦
〈日本 2ー2 チャイニーズタイペイ〉
○水谷 7、ー4、9、8 荘智淵
 丹羽 ー7、ー6、ー9  陳建安○
○村松 4、9、6 黄聖盛
 丹羽 8、ー6、10、ー13、ー1 荘智淵○
 水谷 陳建安

●女子予選グループC・第4戦
〈日本 1ー2 韓国〉
○福原 ー11、8、5、7 梁夏銀
 石川 ー9、ー6、ー7 徐孝元○
 平野 12、ー8、ー7、13、ー10 田志希○
 福原 徐孝元
 石川 梁夏銀

男子のタイペイ戦は、4番丹羽が荘智淵をあと一歩まで追い詰めながら逆転され、ラストのエース水谷に命運が託された。女子は3番平野、田志希戦の最終ゲームに4ー9のビハインドから8ー10、10ー10まで追いついたが、ここでバック対バックのラリーにミスが出て、こちらも紙一重の差で及ばず。4番は福原対徐孝元だ。
●男子予選グループC・第4戦
〈日本 2ー1 チャイニーズタイペイ〉
○水谷 7、ー4、9、8 荘智淵
 丹羽 ー7、ー6、ー9  陳建安○
○村松 4、9、6 黄聖盛
 丹羽 荘智淵
 水谷 陳建安

●女子予選グループC・第4戦
〈日本 1ー1 韓国〉
○福原 ー11、8、5、7 梁夏銀
 石川 ー9、ー6、ー7 徐孝元○
 平野 12、ー8、  田志希
 福原 徐孝元

 男子は村松が黄聖盛をバック表ソフトの変化カットで翻弄。この大事な一戦で、完璧な勝利を挙げた。4番丹羽、決めてくれ!
 女子は平野と田志希が大激戦。観客を大いに沸かせている。会場は韓国の応援一色だが、観客のマナーは非常に良いです。
●男子予選グループC・第4戦
〈日本 1ー1 チャイニーズタイペイ〉
○水谷 7、ー4、9、8 荘智淵
 丹羽 ー7、ー6、ー9  陳建安○
 村松 黄聖盛
 丹羽 荘智淵
 水谷 陳建安

●女子予選グループC・第4戦
〈日本 1ー1 韓国〉
○福原 ー11、8、5、7 梁夏銀
 石川 ー9、ー6、ー7 徐孝元○
 平野 田志希
 福原 徐孝元
 石川 梁夏銀

 日本は男女とも2番の石川、丹羽が敗れ、1ー1のタイに戻された。
 石川は第1ゲーム中盤まで快調にリードしながら、6ー9から逆転されてゲームを先取されると、最後まで流れを取り戻せず。徐孝元の攻撃にペースを乱され、レシーブを大事に入れにいったところを痛打された。
 丹羽は同じ左シェークドライブ型の陳建安に対し、3球目攻撃の球威で押された。中陣での打ち合いでは完全に陳建安がペースを握り、パワーで丹羽の速攻を打ち破った。
●男子予選グループC・第4戦
〈日本 1ー0 チャイニーズタイペイ〉
○水谷 7、ー4、9、8 荘智淵
 丹羽 陳建安
 村松 黄聖盛
 丹羽 荘智淵
 水谷 陳建安

●女子予選グループC・第4戦
〈日本 1ー0 韓国〉
○福原 ー11、8、5、7 梁夏銀
 石川 徐孝元
 平野 田志希
 福原 徐孝元
 石川 梁夏銀

同時にスタートした日本女子対韓国戦、日本男子対チャイニーズタイペイ戦。日本はトップで福原、水谷が見事な先制点!

福原は梁夏銀のミスのないバック連打、長身を利したフォアのパワードライブに苦しめられながら、レシーブから常に攻めの姿勢を崩さず、少しでも台から出たらフォアハンドで狙い打つ。今年6月の韓国オープンでは完敗している相手に対し、闘志満々で戦い抜いた。

水谷は第3ゲーム、4ー8のビハインドから粘り強い中陣での攻守で逆転。荘智淵が根負けするまで、丁寧にコースを突いてボールを運び続けた。その一方で、第4ゲームのマッチポイントでは、「ここで決める!」と大きく倒れ込みながら、バックストレートへ強打。これが見事に決まった。さすが勝負師・水谷だ!
  • 福原、トップで会心の勝利!

  • 水谷、勝負を懸けた回り込みの一撃!

●男子団体予選グループC・第3戦
〈日本 3ー0 中国マカオ〉
○村松 3、5、3 チェ・ロンラム
○松平 2、2、5 シャオ・ズーカン
○岸川 3、7、6 チャン・ホイワ

●女子団体予選グループC・第3戦
〈日本 3ー0 パキスタン〉
○平野美 5、4、6 ビラル
○若宮 3、5、8 カシフ
○平野早 3、1、3 アンサリ

 日本は男女とも予選グループの第3戦を快勝。ここまで1ゲームも落とさず、きっちり勝ち切っている。
 日本男子の中国マカオ戦では、村松がトップで3戦連続の出場。長身のチェ・ロンラムの強打に打ち抜かれる場面もあったが、相手はバック表ソフトの変化が全く読めず、試合終盤はあきらめムードだった。3番では、これまで日本選手で唯一出場機会のなかった岸川が出場。右ペンドライブ型のチャン・ホイワに対し、台上から中・後陣まで自在な位置取り、自在な打球点で攻略し、実力の差を見せた。

 日本女子対パキスタン戦では、2番若宮がカシフ(右シェーク・バック粒高)の切り下ろすような粒高ショートにやや苦しんだが、実力の差は歴然。フォアサイドをうまく攻めてストレート勝ち。
 試合後、「やはり次の韓国戦が大事なので、その前の試合を3ー0で勝てて、すごい良い流れで次に臨むことができます」と語った若宮。選手村では福原、平野美と同室。朝は3人で起こしあっているが、最年少の美宇ちゃんが「目覚ましのアラームが聞こえてないみたいで、ちょっと起きられないですね(笑)」とのこと。「団体戦はチームメイトと力を合わせて、女子ダブルスでは愛ちゃんとの良いコンビネーションで、メダルが獲れるように頑張ります」と抱負を語った。
  • 確実に自分の仕事を成し遂げた岸川

  • 若宮、スコアは競っても危なげなく

  • 日本女子とパキスタンで記念撮影

 大会第2日目の9月28日、今日は男女団体の予選グループが終了し、準々決勝まで一気に行われる。日本は男女チームとも3試合を戦うハードなスケジュールだ。日本チームの試合予定は下記のとおり。

★9月28日・日本チームのタイムテーブル
10:00〜 日本男子 vs. 中国マカオ
      日本女子 vs. パキスタン     
14:00〜 日本男子 vs. チャイニーズタイペイ
      日本女子 vs. 韓国
20:00〜 男女団体・準々決勝

 やはりヤマ場となるのは14時スタートの日本男子対タイペイ、日本女子対韓国。男子のタイペイはJA全農東京大会で3位に入り、若手の陳建安が急成長している手強い相手。女子の韓国は、中国から帰化した田志希が試合に出場できるため、戦力がアップしている。田志希は小柄ながらパワーがあり、回転量の多い両ハンドドライブとキレのあるカウンターを見せるサウスポーだ。
 さあ、頑張れニッポン!
 アジア競技大会・卓球競技が開催されている水原は、韓国では有名な「カルビ」の街なのだとか。網を覆い尽くすような、巨大な骨付きのカルビ(バラ肉)は、その名も「王(ワン)カルビ」と呼ばれている。カルビの王様ということでしょうか。大会第1日目の取材が終わってから、急いでホテルへ戻り、王カルビで有名だという「本水原(ポンスウォン)カルビ」へ、夜も更けた水原の街をダッシュした。

 幹線道路から少し離れた、小高い丘の上にあるその店は、あっと驚く750席の「焼肉城」。メニューは実にシンプル、カルビと締めの冷麺三種、ご飯にビールと焼酎。セン(生)とヤンニョム(味付き)の2種類があるカルビは、1人前450gで2人前からの注文(!)。噂にたがわぬ超巨大カルビを、店員のオバサマがはさみでチョキチョキ切って焼いてくれる。トモとタロー、王国取材班のふたりはその量に少々ビビりましたが、結局あっという間に平らげてしまった。センも美味でしたが、やはりヤンニョムが絶品だったと申し上げておきましょう。

 それにしても、ほぼ満員の店内で、皆さんひたすらカルビをパクつく光景は実に壮観。どのテーブルもご飯など頼まず、目の前のカルビに真剣勝負を挑んでいる。その圧倒的なスケールにしびれました。韓国選手のパワーにも納得!
  • はさみでのカッティングは手慣れたもの。こちらは生カルビ

  • 味付きのヤンニョムカルビ。ま、参りました