世界ジュニア団体戦の表彰式。男女とも日本が表彰台の中央に立った。中国の国歌ばかり聞いてきた世界大会の表彰式で、君が代が、しかも2回も続けて流れるなんて。感動というか、放心状態。脱力感という感じ。選手たちは最高の笑顔を見せてくれた。
そして中国や韓国の国旗より一段高く、掲げられた日の丸。……でもちょっと大きすぎて、なんの旗だかわからない。いやこの際、細かいことは気にしないでおきましょう。
第2ステージのチェコ戦、ルーマニア戦であわや敗戦という瀬戸際を乗り切り、頂点へと駆け上がった男子チーム。圧倒的な世界ランキングと国際大会での実績を誇る一方、優勝候補筆頭というプレッシャーの中で、見事にタイトルを獲得した女子チーム。
チェコ戦で2敗を喫した木造が、試合後に涙を見せた時は「男子チームはどうなるのか」と思ったし、日本女子も準々決勝以降は楽な試合はひとつもなかった。しかし、選手たちは困難から目を背けずに、正面からぶつかっていった。戦うごとに強く、たくましく。失敗を怖れないのが若者の特権、失敗を乗り越えられるのが若者の強さ。選手たちの芯の強さは半端ではないです。