●女子団体予選グループ第4戦
〈日本 3-0 オーストリア〉
○伊藤美誠 12、6、9 ポルカノバ
○石川佳純 7、7、9 リュウ・ジャ
○平野美宇 7、9、5 A.ゾルヤ
日本女子はグループリーグの4戦目、オーストリアと対戦。3-0でまたもや1ゲームも落とさずに完勝した。これで4試合連続1ゲームも落とさずに勝利した。
最終のアメリカ戦を待たずに1位通過を決め、第2ステージに進むことになる。
トップ伊藤は1ゲーム目の13−12からベンチの馬場監督がタイムアウトを取り、このゲームを14−12で奪って勢いに乗った。長身のポルカノバはゆったりとした間合いから回転量の多いバックドライブを放ち、伊藤はなかなかタイミングが合わなかったが、サービスの変化とロングサービスを読み切る勘の良さでストレート勝ち。
2番石川はバックハンドの進化を見せつけ、バック対バックで優位に立つことで試合全体の主導権を握った。細かいコース変更で揺さぶってから、クロス・ストレートへキレのあるバック強打。3ゲーム目の10−9のマッチポイントも、バック強打でバックサイドを打ち抜いた。
3番平野は、1番伊藤の試合終了時点でラケットコントロールにラケットを提出するのを忘れ、3番の試合開始時にそれを審判から指摘されるハプニング。しかし、試合ではゾルヤのよく切れたバックアンチのショートにも、中盤から冷静に対処し、勝ち切った。試合後にラケットコントロールを受け、もちろん結果はOK。ミックスゾーンに現れた日本女子チームに笑顔が弾けた。