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欧州リポート

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 昨日行われたフランスリーグ・プロA第4節に丹羽孝希(明治大)が出場した。試合の結果は下記のとおり。

【フランス・プロA第4節】
<エンヌボン 4–0 イストル>
○丹羽 -9、5、-7、8、8 ブロシエ
○Q.ロビノ 13、7、10 モンテイロ
○プロコプツォフ 11、10、-9、7 O.アサール
○Q.ロビノ 6、4、6 ブロシエ
☆丹羽孝希通算成績:4勝3敗

 開幕から3試合連続で引き分けに終わっていたエンヌボンだが、ストレートで勝利し今季初勝利。リーグ3位につけている。なお1位はフレイタス(ポルトガル)、王建軍(中国)、K.カールソン(スウェーデン)擁するポントワーズ。2位には今シーズン2部から昇格したブローニュがつけている。2部から昇格したばかりとはいえ、ルベッソン(フランス)、ドリンコール(イングランド)、翟超(中国)と実力ある選手が揃っている。
 丹羽所属のエンヌボンは次節でアルナ(ナイジェリア)、何志文(スペイン)ら所属のジュラ・モレと対戦する。
 週末に行われたブンデスリーガ2部と4部に多くの日本選手が出場。4部では愛工大名電高の松山祐季が初出場を果たした。試合の結果は下記のとおり。

【ブンデスリーガ2部】
<フリッケンハウゼン 0–6 ザールブリュッケンⅡ>
 池田/ゼリコ -11、-9、5、-8 ラカトシュ/ムッティ○
 池田 -10、11、-6、6、-5 ラカトシュ○

<フリッケンハウゼン 5–5 パッサウ>
○池田/ゼリコ 8、-8、6、4 アックズ/クルシル
 池田 -9、9、-5、-5 コジッチ○
 池田 -9、8、-0、-7 アックズ○
☆池田忠功通算成績:単1勝8敗/複3勝2敗

<エーレンバッハ 3–7 ボルシア・ドルトムント>
 三部/チウ・ダン -8、9、-5、-7 ヘルビン/チ・ウェンリン○
 三部 1、-7、-11、-9 ファデーヴ○
○三部 キケン ボトロフ
☆三部航平通算成績:単8勝2敗/複4勝1敗

<ユーリッヒ 6–3 ルールスタッド・ヘルネ>
○小澤/ミュールバッハ 6、3、6 出雲/シンドラー
○小澤 キケン スボティッチ
 オーストワウダー -5、7、-10、7、-6 出雲○
○小澤 4、9、8 スザディ
☆小澤吉大通算成績:単4勝2敗/複2勝1敗
☆出雲卓斗通算成績:単2勝2敗/複1勝2敗


【ブンデスリーガ4部】
<レイセルハイム 8–8 バークマンズウェイラー>
○松山/シャミン 7、8、10 チアブ/ザバドスキ
○松山 10、-10、6、3 ハペック
 松山 3、-8、-9、7、-11 チアブ○
○松山/シャミン -6、-7、5、6、6 ハペック/ザヴォラル

<レイセルハイム 9–3 ワーデン>
○松山/シャミン 5、4、6 ドメイカ/フレイタグ
○松山 -11、10、-11、7、7 パーソルヤ
○松山 4、2、5 フィッシャー
☆松山祐季通算成績:単3勝1敗/複3勝0敗
  • 4部に参戦の松山(写真は2015年和歌山国体)

 昨週末に開催されたブンデスリーガ2部にも日本選手が数多く出場。及川瑞基(青森山田高)と池田忠功(青森大)の日本人選手の直接対決もあった。試合の結果は下記のとおり。

<エーレンバッハ 5–5 フェルステンフェルトブルック>
○三部/チウ・ダン -7、6、7、10 クレプリャ/シピン
○三部 5、12、8 シュライナー
○三部 3、-6、9、3 オベシュロ
☆三部航平通算成績:単7勝1敗/複4勝0敗

<ケーニヒスホーフェン 4–6 フリッケンハウゼン>
 及川/ビボルニー -10、-6、-10 ゼリコ/池田○
○及川 6、-9、4、10 池田
 及川 3、3、-8、-11、-11 ゼリコ○
○ビボルニー 6、-8、11、-4、5 池田
☆及川瑞基通算成績:単3勝3敗/複1勝2敗
☆池田忠功通算成績:単1勝5敗/複2勝1敗

<ルールスタッドヘルネ 1–6 ボルシア・ドルトムント>
 出雲/スボティッチ キケン ボトロフ/ファデーヴ○
 出雲 6、-6、11、-7、-3 チ・ウェンチェン○
☆出雲卓斗通算成績:単1勝2敗/複1勝1敗

<クレーヴェ 4–6 トステッド>
 梅村/イマムラ 5、-8、-8、-5 マツェク/コチ○
○梅村 6、-7、6、5 ハジョック
○梅村 5、4、7 マツェク
☆梅村礼通算成績:単6勝0敗/複2勝2敗
 昨日行われたブンデスリーガ1部に吉田雅己(愛知工業大)と浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)が出場。試合の結果は下記のとおり。

【2015/2016シーズン ブンデスリーガ1部】
☆男子1部
<グレンツァオ 2–3 フルダ・マーバーツェル>
○ガチーナ -4、7、3、-6、8 フィルス
○吉田 7、8、5 王熹
 チウ・リャン -7、-8、-3 グルーツ○
 ガチーナ -4、9、13、-4、-9 王熹○
 吉田 -6、9、5、-9、-5 フィルス○
☆吉田雅己通算成績:3勝4敗(第5節終了時点)

<ブレーメン 3–1 ミュールハウゼン>
 スカチコフ -6、-10、-10 イオネスク○
○シュテガー 8、8、-10、10 ヒールシャー
○チオティ 6、3、10 ヴォジツキ
○シュテガー 10、5、8 イオネスク

☆女子1部
<ベルリン・イーストサイド 6–2 コルバーモア>
○浜本/ポータ 5、-8、1、8 タン・ウェンリン/バリント
 ゾルヤ/シャン・シャオナ -9、-8、1、-3 ヴィンター/ジルベライゼン○
 シャン・シャオナ -4、9、-5、-6 ヴィンター○
○ゾルヤ -9、9、6、10 ジルベライゼン
○浜本 8、4、4 タン・ウェンリン
○ポータ 5、5、3 バリント
○ゾルヤ 8、5、10 ヴィンター
○シャン・シャオナ 8、-11、-6、6、8 ジルベライゼン
☆浜本由惟通算成績:単3勝0敗/複3勝0敗


 フルダ・マーバーツェルと昨週のドイツカップ準々決勝に続き対戦した吉田のグレンツァオは前半で2点を奪うも、昨シーズンまでの同僚、グルーツ(デンマーク)にポイントを奪われてから逆転負けを喫した。これで吉田の通算成績は3勝4敗。
 一方浜本は単複で勝利をあげて勝利に貢献。これでブンデスリーガデビューから単複負け無しでチームの勝利に貢献している。強豪揃いのベルリン・イーストサイドの中でも、キッチリと仕事を果たしている印象だ。
 次節は吉田所属のグレンツァオが11月1日、浜本所属のベルリン・イーストサイドは11月7日に開催予定だ。
  • ドイツカップに続き、マーバーツェルに敗れる(写真は15年和歌山国体)

  • 浜本はブンデスデビューから好調をキープ(写真は2014年度東京選手権)

 ドイツカップ準々決勝に吉田雅己(愛知工業大)と三部航平(青森山田高)が出場。吉田所属のグレンツァオはフルダ・マーバーツェルと、三部所属のエーレンバッハは昨シーズン王者のボルシア・デュッセルドルフと対戦した。試合結果は下記のとおり

【2015/2016ドイツカップ準々決勝】
<グレンツァオ 1–3 マーバーツェル>
 吉田 -7、-12、-9 王熹○
○ガチーナ 13、-10、5、8 フィルス
 チウ・リャン -8、-15、-5 グルーツ○
 ガチーナ 8、-9、-7、-10 王熹○

<エーレンバッハ 0–3 デュッセルドルフ>
 チウ・ダン 9、-7、-4、-9 ギオニス○
 三部 -5、-10、-11 フランチスカ○
 シャバッカー -2、-8、9、-6 アチャンタ○

 吉田、三部ともに敗れ、チームも準々決勝敗退。これで日本男子選手所属チームはすべてドイツカップ敗退となった。準々決勝残り2試合は10月26、28日に行われる。
 昨日のポーランド・スーパーリーグ第4節に吉田海偉(Global Athlete Project)が出場。今季の国内リーグ初出場となったこの試合で2点をあげる活躍を見せ、チームを勝利に導いた。昨シーズンはレギュラーシーズンからプレーオフまで全勝でチームの優勝に貢献した吉田。今季もチームのポイントゲッターとしてチームを引っ張る。

【2015/2016シーズン・ポーランド・スーパーリーグ】
〈グルジョンツ 3–1 ジェロナグーラ〉
○吉田 4、6、4 ナレパ
○ワン・ヤン 8、8、7 ホレイシ
 ザトウカ 9、-2、-6、-8 ブラシュチック○
○吉田 4、8、8 ホレイシ
☆吉田海偉通算成績:2勝0敗(第4節終了時点)
 昨日開催されたフランス・プロA第3節に丹羽孝希(明治大)、小野思保が出場した。試合の結果は下記のとおり。

【2015/2016フランス・プロA第3節】

〈エンヌボン 3ー3 カーン〉
○丹羽 4、4、7 マドリッド
 プロコプツォフ -6、-9、-9 バウム○
○Q.ロビノ -9、8、11、6 ロランツ
 丹羽 -5、7、4、-5、-7 バウム○
○Q.ロビノ 6、9、10 マドリッド
 プロコプツォフ 5、-12、-11、6、-10 ロランツ○
☆丹羽孝希通算成績:シングルス3勝3敗(第3節終了時点)

〈ALCL 2ー4 メトロポール〉
 ティアン・ユエン -4、9、-9、2、-6 ヤン・シャオシン○
○ドボラク 7、7、12 ワン・ユーティン
 小野 -7、5、8、-3、-4 スッチ○
○ティアン・ユエン 7、9、-6、12 ワン・ユーティン
 小野 9、-3、-2、-5 ヤン・シャオシン○
 ドボラク 9、-12、-8、-5 スッチ○
☆小野思保通算成績:シングルス1勝5敗(第3節終了時点)

 丹羽はトップで完勝するも、バウム(ドイツ)に逆転で敗れ開幕から3試合すべてで1勝1敗。チームも3試合連続で引き分けに終わっている。現在チームは10チーム中5位。
 小野はスッチ(ルーマニア)相手に好ゲームも敗戦、4番でもヤン・シャオシン(モナコ)に敗れ2失点を喫した。昨シーズンはチェコリーグで圧倒的な勝率を残した小野だが、フランスリーグに移籍した今季はここまで1勝5敗。所属選手を見ても、チェコリーグとはレベルが違うフランスリーグ。ここからの巻き返しに期待したい。
 なお10月21日発売予定の卓球王国12月号「Another Story」ではヨーロッパを主戦場として生活を送る小野思保選手のインタビューを掲載。日本ではなく、ヨーロッパ選んで戦う、その理由にも迫っているのでお楽しみに。
  • 今節も1勝1敗の丹羽(写真は2015年アジア選手権)

  • 小野はスッチを追いつめるも及ばず(写真は2014年長崎国体)

 2015/2016シーズンのECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)グループリーグ第2戦に今季よりオーストリアのストロックに所属する平野早矢香(ミキハウス)が出場。試合の結果は下記のとおり。

【2015/2016シーズンECL】
☆グループB第2戦
〈ストロック 1-3 セクサルド〉
 ビレンコ -8、-7、-8 リー・フェン○
○平野 -7、-5、8、4、6 ユー・ヤン
 エクホルム -7、8、-10、9、-9 ロバシュ○
 平野 -10、9、-7、-9 リー・フェン○

 10月9日のオーストリアリーグで、ストロックでのデビューを果たした平野は、ハンガリーのセクサルドと対戦。2番で勝利するも、4番でリー・フェン(スウェーデン)に敗れた。チームも相手エースのリー・フェンに2点を奪われチームは敗戦。第1戦は勝利しており、これで1勝1敗となった。第3戦はスペインのカルタヘナと対戦する。
 
  • ECLデビュー戦はチームを勝利に導けず(写真は2014年度全日本選手権)

 昨日2015/2016シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグ(以下ECL)グループリーグ第2戦が行われ、大島祐哉(早稲田大)、吉田海偉(Global Athlete Project)が出場した。試合の結果は下記のとおり。

☆2015/2016 ECL男子グループリーグ☆

【グループA】

〈ヴォルターヴェルス 3ー1 アンジェ〉
 
 ボボチーカ 7、-7、-6、-9 ヨン・パーソン○

○大島 -7、6、-10、7、5 ルンクイスト

○ペテ 11、-5、7、9 陳剣

○大島 5、6、10 ヨン・パーソン



【グループB】

〈グルジョンツ 3ー2 エンヌボン〉
 
 吉田 -8、-7、5、11、-5 クレアンガ○
 ザトウカ -7、-7、3、5、-8 プロコプツォフ○
○ワン・ヤン 5、-8、4、3 Q.ロビノ
○吉田 -7、-8、5、7、10 プロコプツォフ
○ザトウカ 12、-8、-6、12、10 クレアンガ

 先月の第1戦では大島の2得点の活躍で昨シーズン優勝のオレンブルク(ロシア)を下したヴォルターヴェルス(オーストリア)。2戦目はフランスのアンジェとの対戦となり、大島がスウェーデン代表の2人から2点を奪い取り、グループリーグ2連勝を決めた。この調子でグループリーグ突破を目指してほしい。
 吉田は国内リーグ、ECL通じて今季グルジョンツでの初出場となった。トップでクレアンガにフルゲームで敗れた吉田だが、4番ではプロコプツォフに0–2から逆転勝利。ラストでザトウカがクレアンガに勝利しチームも勝利をあげた。

 本日10日、明日11日にもECL第2戦が行われ、日本選手所属チームの試合も多数行われる。
  • 第1戦に続き活躍を見せた大島(写真は15年秋季関東学生リーグ)

 9月25日からロシアのエカテリンブルクで開催されたヨーロッパ選手権。最終日の10月4日に全種目が終了し、男子シングルスはオフチャロフ(ドイツ)が2回目のV。女子シングルスはサマラ(ルーマニア)が初優勝を遂げた。

 今大会第1シードのオフチャロフは順当に準決勝へ進出。準決勝ではアポローニャ(ポルトガル)をストレートで、決勝ではフレイタス(ポルトガル)を4-1で破りヨーロッパ選手権2度目の栄冠を手にした。団体決勝でチームはオーストリアに敗れたものの、個人では負けなしの成績を残したオフチャロフ。全勝で大会を終えた。
 
 女子シングルスでは第3シードのサマラが準決勝でミハイロワ(ロシア)を4-2で、決勝ではリー・ジエ(オランダ)とのゲームオールの接戦を制しカット対決を連覇。初のヨーロッパ女王の座に就いた。
「夢がかないました。こんなにうれしいことはありません」(サマラ)

 また、男子ダブルスは今大会で初めてペアを組んだフェガール(オーストリア)とモンテイロ(ポルトガル)が優勝。フェガールは団体と合わせて2冠を達成した。女子ダブルスはフー・メレク/シェン・イェンフェイ(トルコ/スペイン)がポータ/サマラ(ハンガリー/ルーマニア)を下し優勝を決めた。
個人戦の上位記録は以下のとおり。
 
[ヨーロッパ選手権上位記録]
● 男子シングルス
優勝:オフチャロフ
2位:フレイタス
3位:アポローニャ、イエレル

● 女子シングルス
優勝:サマラ(ルーマニア)
2位:リー・ジエ(オランダ)
3位:ミハイロワ(ロシア)、ユ・フ(ポルトガル)

● 男子ダブルス
優勝:フェガール/モンテイロ(オーストリア/ポルトガル)
2位:ガルドス/ハベソーン(オーストリア)
3位:K.カールソン/M.カールソン(スウェーデン)、シバエフ/スカチコフ(ロシア)

● 女子ダブルス
優勝:フー・メレク/シェン・イェンフェイ(トルコ/スペイン)
2位:ポータ/サマラ(ハンガリー/ルーマニア)
3位:ハン・イン/イバンチャン(ドイツ)、リー・ジエ/リー・チェン(オランダ/ポーランド)