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欧州リポート

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 2月21日、ドイツ・ブンデスリーガ2部北部の試合に、ハーゲンの上田仁が登場した。この日も上田は絶好調。シングルスで2勝、複1勝と出場した3試合で勝利を収めたが、チームは4-9で敗れた。

上田仁(ハーゲン)
 2月24日 4-9 ベルクノイスタッド
○上田/ブロージク 4、5、12 デルポルテ/エバーハート
○上田 9、10、-9、9 ブローダ
○上田 7、7、7 ローゼンベルク
通算:単18勝6敗、複12勝1敗

 ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)男子準々決勝第2戦が2月11・12日に行われ、準決勝進出チームが決まった。

 第1戦では3-2でロスキレ(デンマーク)に辛勝したデュッセルドルフ(ドイツ)。第2戦ではトップでボル(ドイツ)が負傷をおして出場してきたメイス(デンマーク)にストレート勝ち。続くズース(ドイツ)は敗れたが、3番で岸川がベンツェン(デンマーク)にゲームオールで勝利すると、4番ではボルが呉尚垠(韓国)を下して準決勝進出を決めた。

 第1戦でストレート勝ちを収め、優位に立っていたスティリルガルダ(イタリア)。一人でも勝利すれば準決勝進出が決まる状況の中、2番でモンテイロ(ポルトガル)が陳衛星(オーストリア)のカットを打ち抜いた。準決勝進出が決まったスティリルガルダは、ラストでモンテイロがキケンし、第2戦は2-3で敗戦という形になったが、ベスト4進出だ。

 シャルロワ(ベルギー)vs.UMMC(ロシア)は第1戦と全く同じオーダーに。前回はストレートで快勝したシャルロワは、トップで王建軍(中国)が勝利して早々と準決勝進出を決めたが、今回は3番でJ.セイブ(ベルギー)がガルドス(オーストリア)の逆襲にあうなど、終わってみれば3-2での勝利だった。

 第1戦で荘智淵(チャイニーズタイペイ)の活躍があり、3-1で勝利したオクセンハオゼン(ドイツ)。今回は逆に1-3でエヌボン(フランス)に敗れ、2戦合計で4-4の同点となったが、得失ゲーム率でわずかに上回り、ベスト4進出を決めた。

●準々決勝(第2戦)
2月12日 デュッセルドルフ(ドイツ)  3-1  ロスキレ(デンマーク)
○ボル  11、11、2  メイス
 ズース  7、4、-9、-7、-9  呉尚垠○
○岸川  -8、8、-10、5、6  ベンツェン
○ボル 8、9、10 呉尚垠
デュッセルドルフ(ドイツ)が準決勝進出!

2月12日 ニーダー・オーストリア(オーストリア) 3-2  スティリルガルダ(イタリア)
○邱貽可 -12、4、9、7 郭瑾浩
 陳衛星 8、-4、-8、-9 モンテイロ○
 シュラガー - 7、-9、-9  ボボチーカ○
○陳衛星 7、10、7 郭瑾浩
○邱貽可  キケン モンテイロ
スティリルガルダ(イタリア)が準決勝進出!

2月11日 シャルロワ(ベルギー) 3-2 UMMC(ロシア)
○王建軍 3、6、4 金廷勲
○オフチャロフ  6、-10、1、-8、3  プリモラッツ
 J.セイブ  7、-6、-3、-14  ガルドス○
 王建軍 7、-7、-10、-9 プリモラッツ○
○オフチャロフ 5、8、-14、-6、6 金廷勲
シャルロワ(ベルギー)が準決勝進出!

2月12日 エヌボン(フランス) 3-1 オクセンハオゼン(ドイツ)
 クレアンガ -11、-11、-8  荘智淵○
○柳承敏  6、8、-8、6  アポローニャ
○ワン・シン -8、14、-8、10、7 クリサン
○柳承敏  8、6、7  荘智淵
オクセンハオゼン(ドイツ)が準決勝進出!
 ドイツ・ブンデスリーガ女子1部にホルスターハオゼンの梅村(文化シヤッター)が参戦。ここまでシングルス13勝3敗と活躍していた梅村だったが、この日は2敗。08・09年ヨーロッパカデットチャンピオンのP.ゾルヤ(ドイツ)、97年ジャパンオープンに出場していた李芬(中国)にストレート負けした。

梅村礼(エッセン-ホルスターハオゼン)
 2月13日 1-3 ザール-フラルラウテルン
 梅村 8、11、7 P.ゾルヤ
 梅村 5、10、4 リー・ファン
通算:単13勝5敗、複1勝1敗

 ドイツ・DTTLに挑戦している日本人選手たちの戦い。フリッケンハオゼンの松平健太(青森山田高)は、1月29日のヤン・ツー(シンガポール)戦と2月9日の江宏傑(チャイニーズタイペイ)戦に勝利するも、ダブルスで2敗するなど不調から抜け出せず。チームも4連敗だ。

 好調のデュッセルドルフ・岸川聖也(スヴェンソン)だが、2月9日のザールブリュッケン戦ではガチーナ(クロアチア)に足下をすくわれた。しかし、14日のフルダーマーバーツェル戦では、ラストのダブルスでズースとの世界選手権複メダリストペア(ズースはボルと組んで05年上海大会準優勝)を結成。ワルドナー/モン・チンユをゲームオールで下して、チームを救った。

 ブレーメンの高木和卓(東京アート)とグレンツァオの松平賢二(青森大)が2月14日に単複で直接対決。どちらもゲームオールで松平に軍配が上がった。

松平健太(フリッケンハオゼン)
 1月26日 1-3 プリューダーハオゼン
 松平  -7、-7、12、-6  カラカセビッチ○
 1月29日 2-3 ユーリッヒ
○松平  -7、5、6、9  ヤン・ツー
 松平/オーケストレム 10、-6、-6、-10 フレイタス/シズィマンスキー○
 2月9日 1-3 ハナウ
○松平 6、10、-6、2  江宏傑
 松平 -4、-6、-11 ロスコフ○
 2月14日 2-3 ザールブリュッケン
 松平 -5、-6、-10 トキッチ○
 松平/オーケストレム -6、-11、11、-4 ガチーナ/梁柱恩○
通算:単3勝11敗、複1勝2敗

岸川聖也(デュッセルドルフ)
 2月9日 1-3 ザールブリュッケン
○岸川 -6、-6、9、9、4 ブラブリック
 岸川 -10、3、6、-10、-4 ガチーナ○
 2月14日 3-2 フルダ-マーバーツェル
 岸川 -7、-7、-7 王熹○
○岸川/ズース 11、-9、-6、9、10 ワルドナー/モン・チンユ
通算:単10勝3敗、複2勝

高木和卓(ブレーメン)
 2月14日 2-3 グレンツァオ
 高木和 6、-8、-8、8、-3 松平賢○
 高木和/ヒールシャー -9、12、1、-6、-9 ブラシュチック/松平賢○
通算:単5勝9敗、複1勝1敗

松平賢二(グレンツァオ)
 2月14日 3-2 ブレーメン
○松平 -6、8、8、-8、3 高木和
○松平/ブラシュチック 9、-12、-1、6、9 高木和/ヒールシャー
1部通算:単4勝1敗、複1勝
2部通算:単14勝1キケン、複5勝4敗

 ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)女子準々決勝第1戦の結果。ディフェンディングチャンピオンのフロシュベルグ(オーストリア)は、男女アベック出場をしているスティリルガルダ(イタリア)と対戦。2番で王越古(シンガポール)がドデアン(ルーマニア)に敗れるも、3-1で勝利。

 ヘーレン(オランダ)vs.ザグレブ(クロアチア)は、トップでリー・ジャオ(オランダ)が朴美英(韓国)に完勝するなど、大きなストレート勝ちを収めた。

〈女子〉●準決勝(第1戦)
1月29日 フロシュベルグ(オーストリア) 3-1 ステリルガルダ(イタリア)
○リュウ・ジャ  5、-7、-7、7、9 ヤン・シャオシン
 王越古  6、-10、-7、-11 ドデアン○
○バチェノフスカ  -3、15、-10、7、3  タン・ウェンリン
○王越古 -9、3、-6、5、10  ヤン・シャオシン

1月29日 ヘーレン(オランダ) 3-0 ザグレブ(クロアチア)
○リー・ジャオ 6、-8、7、6  朴美英
○リー・ジエ 10、8、4  ボロス
○唐イェ序  7、6、7  デュラク
 ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)男子準々決勝第1戦の結果。昨年覇者のデュッセルドルフ(ドイツ)は、メイス(デンマーク)を欠くロスキレ(デンマーク)に思わぬ苦戦。呉尚垠(韓国)に2点を奪われたが、ラストはズース(ドイツ)がベンツエン(デンマーク)にゲームオール9本で辛勝し、チームを救った。岸川もツグウェル(デンマーク)にゲームオール11本で勝利している。

 ニーダー・オーストリア(オーストリア)は助っ人・邱貽可(中国)が誤算。トップでモンテイロ(ポルトガル)に敗れ、その流れをシュラガー、陳衛星(ともにオーストリア)が変えられずに、スティリルガルダ(イタリア)にまさかのストレート負けを喫した。

●準々決勝(第1戦)
1月29日 デュッセルドルフ(ドイツ)  3-2  ロスキレ(デンマーク)
 ズース  -9、7、-10、11、-2  呉尚垠○
○ボル  5、6、3  ベンツェン
○岸川  6、4、-6、-7、11  ツグウェル
 ボル 7、-8、-7、-8 呉尚垠○
○ズース  9、-10、-9、7、9  ベンツェン

1月29日 スティリルガルダ(イタリア) 3-0  ニーダー・オーストリア(オーストリア)
○モンテイロ 6、-5、11、-11、12  邱貽可
○郭瑾浩  11、6、5 シュラガー
○ボボチーカ  8、-6、-8、9、11  陳衛星

1月30日 シャルロワ(ベルギー) 3-0 UMMC(ロシア)
○王建軍  -8、9、8、-1、9 金廷勲
○オフチャロフ  7、-8、5、10  プリモラッツ
○J.セイブ  -6、2、8、2  ガルドス

1月29日 オクセンハオゼン(ドイツ) 3-1 エヌボン(フランス)
○荘智淵  6、5、2  ワン・シン
 アポローニャ  -5、-9、9、-9  柳承敏○
○クリサン  8、-4、10、-10、8  クレアンガ
○荘智淵  -8、9、4、7  柳承敏
 2月6日、ドイツ・ブンデスリーガ2部に上田仁と松平賢二が登場した。

 2部北部のハーゲンに所属している上田は、ベルリン戦にエースとして起用された。ダブルスでは勝利したが、シングルス2番では競ったゲームをものに出来ずに敗戦。シングルス7番ではゲームオールで勝利するも、チームは上田絡みの2得点のみで完敗した。

 2部南部で無類の強さを発揮している松平賢二はこの日も絶好調で単複で2勝ずつを計上。8-7で迎えたラストのダブルスで勝利したことで、チームの勝利に大きく貢献している。

上田仁(ハーゲン)
 2月6日 9-2 ベルリン
○上田/ブロージク 8、6、6、8 ビンダッチ/ハサノビッチ
 上田 -11、10、-10、-3 ボーチャート○
○上田 -3、10、-11、6、7 ビンダッチ
通算:単16勝6敗、複11勝1敗

松平賢二(グレンツァオII)
 2月6日 9-7 ミュールハオゼン
○松平/バルギス 7、5、10 デービッド/オーロウスキ
○松平 -4、7、5、13 デービッド
○松平 6、9、7 タン・ビン
○松平/バルギス -8、8、9、8 タン・ビン/パンスキ
1部通算:単3勝1敗
2部通算:単14勝1キケン、複5勝4敗
 1月31日に行われたドイツ・ブンデスリーガ2部北部の試合にハーゲン所属の上田仁が出場。昨年11月29日以来、実に約2ヶ月ぶりの出場となった。

 まずは1番ダブルスでゲームオールの末に勝利。ダブルスで通算10勝目を挙げた。4番シングルスではゲームオールで敗れて、今季5敗目を喫したが、10番シングルスでは3-1でアスムッセン(デンマーク)を下した。

上田仁(ハーゲン)
 1月31日 9-5 ボーサム
○上田/ブロージク 5、6、-7、-10、3 アスムッセン/ハーゲマン
 上田 -6、-8、7、14、-8 pietkiewicz○
○上田 -7、11、5、10 アスムッセン
通算:単15勝5敗、複10勝1敗
 1月29日に行われたドイツ・ブンデスリーガ女子1部で、ハノーファー所属の森薗美咲がブンデスリーガ初勝利を挙げた。ここまで5連敗を喫し、力を発揮できていなかった森薗だったが、この日のハッシア・ビンゲン戦の3番でチェコ代表のハダコバを3-1で下し、待望の初勝利。チームは敗れてしまったが、大きな第一歩となるだろう。

 先日の全日本選手権で、国内大会への参戦は引退した梅村は、30日のハッシア・ビンゲン戦に登場。2勝を挙げてエースとしての役割を果たしている。

森薗美咲(ハノーファー)
 1月29日 1-3 ハッシア・ビンゲン
○森薗 11、-1、11、7 ハダコバ
 1月30日 0-3 クロッパッハ
 森薗 4、2、5 賈君
通算:単1勝6敗

梅村礼(エッセン-ホルスターハオゼン)
 1月30日 3-1 ハッシア・ビンゲン
○梅村 6、9、6 ハダコバ
○梅村 8、-8、10、4 丁亜萍
通算:単13勝3敗、複1勝1敗

 1月31日、ドイツ・DTTLのデュッセルドルフvs.グレンツァオ戦の1番で、岸川聖也vs.松平賢二の日本人対決が実現。第1ゲームを6本に抑えて先取した岸川が第2ゲームも奪って2-0と王手。第3ゲームは松平が粘りを見せて奪い返したが、第4ゲームでは岸川が再び6本に押さえ込んで勝利した。その後、4番で松平がズース(ドイツ)を破り、2-2でラストに。ダブルス勝負は、岸川/ケーン(/オランダ)がブラシュチック/バウム(ポーランド/ドイツ)を3-1で下して、デュッセルドルフが辛くも勝利した。

 同日、ブレーメンの高木和はハナウと対戦。シングルスでは05年世界ジュニアベスト16のメンゲル(ドイツ)に敗れたが、ラストのダブルスでは勝利し、チームの勝利に貢献した。

岸川聖也(デュッセルドルフ)
 1月31日 3-2 グレンツァオ
○岸川 6、7、-11、6 松平賢
○岸川/ケーン 11、6、-9、9 ブラシュチック/バウム通算:単9勝1敗、複1勝

松平賢二(グレンツァオ)
 1月31日 2-3 デュッセルドルフ
 松平 -6、-7、11、-6 岸川○
1部通算:単2勝1敗
2部通算:単12勝1キケン、複4勝3敗 ※誤りがありましたので訂正します

高木和和卓(ブレーメン)
 1月31日 3-2 ハナウ
 高木和 6、-12、9、-11、-9 メンゲル○
○高木和/ヒールシャー -7、8、11、12 ロスコフ/フランチスカ
通算:単5勝8敗、複1勝