スマホ版に
戻る

欧州リポート

トップニュース欧州リポート
【2018/19 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
●女子決勝第2戦
<タルノブジェク(ポーランド) 3-2 Dr.チャッスル(クロアチア)>
○ハン・イン 5、9、7 杜凱琹
○サマラ 3、-7、10、-11、4 ユ・フ
 リー・チェン -5、-6、-7 倪夏蓮○
 サマラ 2、-8、-7、-8 杜凱琹○
○ハン・イン 4、8、9 ユ・フ
★タルノブジェクが初優勝

 ヨーロッパチャンピオンズリーグ女子決勝第2戦は、ハン・イン(ドイツ)が2得点を叩き出しタルノブジェクが2連勝。これまで準優勝が2度と頂点まで足踏みが続いていたタルノブジェクだったが、3度目の正直で初優勝を達成した。

 タルノブジェクは第1戦で2得点をあげた顧若辰(中国)が欠場するも、トップでハン・インが快勝すると2番ではサマラ(ルーマニア)がフルゲームの末にユ・フ(ポルトガル)に勝利し、王手。しかし、連覇を狙うDr.チャッスルも55歳の大ベテラン・倪夏蓮(ルクセンブルク)がリー・チェン(ポーランド)を完封、杜凱琹(香港)も意地の勝利で第1戦に続き5番までもつれ込む。しかし、最後はハン・インがユ・フをストレートで突き放し、タルノブジェクが勝利。過去2度の決勝では苦杯が続いていたハン・インが2得点でチームに念願のタイトルをもたらした。
  • 2得点のハン・イン。チームに悲願のタイトルをもたらした(写真はTリーグでのプレー時)

  • サマラは2番で競り勝ち、大きな勝利(写真はTリーグでのプレー時)

【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
●男子決勝第2戦
<オレンブルク(ロシア) 3-2 UMMC(ロシア)>
○サムソノフ 3、7、8 グルーツ
 オフチャロフ -8、-4、-9 方博○
○閣安 3、11、9 ガチーナ
 サムソノフ -9、-8、8、-5 方博○
○オフチャロフ 7、9、10 シバエフ
★オレンブルクが2シーズンぶり5度目の優勝

 ヨーロッパチャンピオンズリーグ、男子優勝はオレンブルク! 第1戦に続き同じロシアのUMMCをラストまでもつれた接戦で下し、2シーズンぶりの王座に登り詰めた。
 逆転優勝を狙うUMMCは第1戦を欠場したグルーツ(デンマーク)を起用するも、サムソノフ(ベラルーシ)が完勝でオレンブルクが先取点。2番は方博(中国)がオフチャロフ(ドイツ)に第1戦のリベンジを果たし、前半は1-1のタイ。オレンブルクがこの日3番に起用した閣安(中国)がきっちりとポイントを奪うと、4番では方博がこの日2得点目を上げてUMMCも食らいついたが、ラストを締めたのは第1戦に続きオフチャロフ。シバエフ(ロシア)をストレートで下し、大熱戦に終止符を打った。
 オレンブルクはグループリーグから決勝まで、12試合全勝でチャンピオンに。5度の優勝すべてを経験しているサムソノフ、オフチャロフに、今シーズンからフレイタス(ポルトガル)、閣安が加入し、水谷隼(木下グループ)の抜けた穴をしっかりとカバーした。ちなみサムソノフは今回が自身13度目のチャンピオンズリーグ制覇(ボルシア・デュッセルドルフ/ドイツで3度、シャルロワ/ベルギーで5度、オレンブルクで5度)となった。
  • トップで勝利したサムソノフ。優勝に貢献し、自身13度目のECL制覇を達成(写真は2019年世界選手権)

【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
●男子決勝第1戦
<オレンブルク(ロシア) 3-2 UMMC(ロシア)>
○オフチャロフ -8、6、-11、5、5 方博
 閣安 14、8、-9、-9、-7 ガチーナ○
○サムソノフ 9、10、-9、-8、10 シバエフ
 閣安 -5、-9、-6 方博○
○オフチャロフ -7、8、3、7 ガチーナ
※決勝第2戦は5月8日開催

●女子決勝第1戦
<タルノブジェク(ポーランド) 3-2 Dr.チャッスル(クロアチア)>
○顧若辰 5、8、7 リー・ジエ
 ハン・イン -4、-4、4、-6 倪夏蓮○
 サマラ 6、7、-4、-4、-9 ユ・フ○
○顧若辰 13、6、-8、9 倪夏蓮
○リー・チェン -8、11、8、4 リー・ジエ
※決勝第2戦は5月11日開催

 ヨーロッパチャンピオンズリーグはいよいよ決勝がスタート。男女ともに第1戦はラストまでもつれる接戦となり、オレンブルク、タルノブジェクが先勝した。
 ロシア勢対決の男子決勝はオレンブルク・オフチャロフ(ドイツ)が活躍。トップで劣勢から方博(中国)を下すと、ラストでも勝利。閣安(中国)が2失点と精彩を欠く中で、サムソノフ(ベラルーシ)の踏ん張りも光った。第1戦を奪ったオレンブルク、第2戦で勝利すれば2シーズンぶりのECL制覇となる。
 女子決勝は昨シーズン優勝のDr.チャッスルをタルノブジェクが下した。タルノブジェクは顧若辰(中国)が期待どおりの活躍で2勝。5番でリー・チェン(ポーランド)がリー・ジエ(オランダ)とのカット対決を制した。これまで2度の準優勝があるものの、優勝には手が届いていないタルノブジェク、悲願の初優勝に向けて王手をかけた。敗れたDr.チャッスルは55歳の倪夏蓮(ルクセンブルク)がハン・インを下すなど健在ぶりを見せた。
  • 2得点を上げたオフチャロフ(写真は2019年世界選手権)

【2018/2019 ドイツ・ブンデスリーガ】
●男子1部プレーオフ準決勝第2戦  ※()内はレギュラーシーズン順位
<ザールブリュッケン(3位) 3-1 ボルシア・デュッセルドルフ(2位)>
○フランチスカ 11、7、7 シェルベリ
 ポランスキー -8、-7、-8 K.カールソン○
○ヨルジッチ -7、8、-10、10、9 ボル
○フランチスカ 5、12、6 K.カールソン
→ザールブリュッケンが決勝進出

<オクセンハウゼン(1位) 3-1 ベルクノイシュタッド(4位)>
○ゴーズィ 7、12、11 ドゥダ
 カルデラノ -6、-7、-6 ドリンコール○
○フェガール 7、8、12 ロブレス
○カルデラノ 7、5、8 ドゥダ
→オクセンハウゼンが決勝進出


 ブンデスリーガ男子1部はプレーオフ準決勝第2戦が行われ、第3戦を待たずに決勝に進む2チームが決定。4月5日の試合ではシーズン3位のザールブリュッケンが昨シーズンまで5連覇を続けていたボルシア・デュッセルドルフに2連勝で決勝へ。ザールブリュッケンはエースのフランチスカ(ドイツ)が2得点の活躍。さらに20歳のヨルジッチ(スロベニア)がボル(ドイツ)を下す殊勲の勝利で下克上を果たした。
 4月7日に行われたもうひと試合も、第1戦で勝利していたオクセンハウゼンが2連勝で決勝進出を決めた。カルデラノ(ブラジル)がドリンコール(イングランド)に敗れる誤算も、その他をしっかり押さえたオクセンハウゼン。シーズン1位の貫禄を見せる勝利で2年連続のファイナルに乗り込む。
 6連覇の夢が潰えたボルシア・デュッセルドルフは昨シーズンはブンデスリーガ、ドイツカップ、ヨーロッパチャンピオンズリーグの3冠を達成したが、今シーズンはタイトルなしに終わった。来シーズンに向けて、すでにアチャンタ(インド)がチームを去り、新たにワルサー(ドイツ)の加入が発表されているが、再び覇権を取り戻せるか。
 プレーオフ決勝は世界選手権終了後の5月25日に開催される。
  • 第1戦に続き2得点を叩き出したフランチスカ(写真は2018年グランドファイナル)

【2018/2019 ドイツ・ブンデスリーガ】
●男子1部プレーオフ準決勝第1戦  ※()内はレギュラーシーズン順位
<オクセンハウゼン(1位) 3-1 ベルクノイシュタッド(4位)>
○カルデラノ 8、9、8 ドリンコール
 ゴーズィ 8、-7、-9、8、-9 ロブレス○
○フェガール 8、9、4 ドゥダ
○カルデラノ 2、7、-9、10 ロブレス

<ザールブリュッケン(3位) 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ(2位)>
 ポランスキー 8、-6、-4、9、-3 ボル○
○フランチスカ 12、7、7 アチャンタ
 ヨルジッチ -7、-5、-7 K.カールソン○
○フランチスカ 8、6、11 ボル
○ヨルジッチ/ポランスキー 3、6、-9、9 アチャンタ/K.カールソン


 ドイツ・ブンデスリーガ1部はプレーオフ準決勝がスタート。準決勝は3試合制で開催される。
 レギュラーシーズン1位のオクセンハウゼンは、今シーズン躍進を見せてプレーオフに進んだベルクノイシュタッドから先勝。ゴーズィ(フランス)がロブレス(スペイン)に敗れる誤算も、カルデラノ(ブラジル)が2得点の活躍でベルクノイシュタッドを振り切った。
 昨シーズンまで5連覇中のボルシア・デュッセルドルフはザールブリュッケンに競り負け、後がなくなった。ザールブリュッケンはエースのフランチスカ(ドイツ)がシングルスで2点取り、若手のヨルジッチ(スロベニア)とポランスキー(チェコ)がラストのダブルスを締めて3選手全員でポイントを奪って勝利をあげた。
 準決勝第2戦はザールブリュッケンvs.ボルシア・デュッセルドルフが4月5日、ベルクノイシュタッドvs.オクセンハウゼンが4月7日に開催される。
  • 2得点で勝利に貢献したカルデラノ(写真は2018年ワールドツアー・グランドファイナル)

【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
●女子準決勝第2戦
<タルノブジェク(ポーランド) 3-1 フロシュベルグ(オーストリア)>
○ハン・イン 4、7、1 ベリストロム
 顧若辰 13、-4、-5、-7 ポルカノバ○
○リー・チェン 5、11、10 蘇慧音
○ハン・イン 5、6、-7、7 ポルカノバ
※準決勝第1戦/タルノブジェク 3-1 フロシュベルグ
→2戦合計の結果、フロシュベルグが決勝進出

<Dr.チャッスル(クロアチア) 3-1 ベルリン・イーストサイド(ドイツ)>
○ユ・フ -6、3、6、9 エクホルム
○杜凱琹 -12、-4、9、7、7 ポータ
 倪夏蓮 -8、-9、-8 シャン・シャオナ○
○ユ・フ 6、-3、6、-10、13 ポータ
※準決勝第1戦/ベルリン・イーストサイド 3-1 Dr.チャッスル
→2戦合計の結果、Dr.チャッスルが決勝進出

 ヨーロッパチャンピオンズリーグは女子も準決勝第2戦が終了し、決勝のカードが決定。まずはタルノブジェクが2連勝で決勝進出。第1戦に続き、ハン・イン(ドイツ)が2得点の活躍を見せて過去2度の優勝を誇るフロシュベルグを退けた。
 準決勝もうひと試合は昨シーズンの覇者・Dr.チャッスルが決勝へ。第1戦を落としていたDr.チャッスルだったが、この日はベテランのユ・フ(ポルトガル)が2勝と奮闘。第1戦には出場していなかった杜凱琹(香港)もポータ(ハンガリー)から逆転勝ちを収め勝利に貢献。逆転で決勝への切符をつかみとった。2シーズンぶり5度目の王座を目指したベルリン・イーストサイドだったが、昨シーズンに続き準決勝でチャンピオンズリーグを去った。
 これで決勝戦はDr.チャッスルとタルノブジェクのカードに決定。昨シーズンも両チームはプレーオフ準決勝で対戦し1勝1敗。第1戦はタルノブジェクが3-2で勝利するも、第2戦を3-1で奪ったDr.チャッスルが逆転で決勝進出を決め、そのままクロアチアクラブ初のチャンピオンズリーグ制覇を達成した。タルノブジェクは2016/2017、2015/2016に2シーズン続けて準優勝があるものの、優勝はゼロ。昨シーズンのリベンジを果たし、初優勝をつかみ取れるか。
  • ポータに競り勝ち、貴重な得点をあげた杜凱琹(写真はTリーグでのプレー)

  • ハン・インは2得点の活躍で決勝進出に貢献(写真はTリーグでのプレー)

【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
男子準決勝第2戦
<ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-2 UMMC(ロシア)>
○K.カールソン 5、-7、5、5 グルーツ
○ボル 6、6、-5、-12、11 方博
 O.アサール -12、8、-4、-8 ガチーナ○
 K.カールソン 7、-6、-3、5、-9 方博○
○シェルベリ 9、-6、-7、12、9 グルーツ
※準決勝第1戦/UMMC 3-1 ボルシア・デュッセルドルフ
→2戦合計の結果、UMMCが決勝進出

<オレンブルク(ロシア)3-1 アンジェ(フランス)>
 オフチャロフ -6、-9、10、-8 ルンクイスト○
○フレイタス 11、11、8 Jon.パーソン
○サムソノフ -12、7、9、9 ジェラルド
○オフチャロフ -3、11、-7、1、11 Jon.パーソン
※準決勝第1戦/オレンブルク 3-2 アンジェ
→2戦合計の結果、オレンブルクが決勝進出

 ヨーロッパチャンピオンズリーグは準決勝第2戦が終了。決勝戦はUMMCとオレンブルクのロシア対決に決定した。
 昨シーズンのチャンピオン、ボルシア・デュッセルドルフは第2戦で勝利するも2戦合計の結果、準決勝で敗退。2番を終えて2-0とリードし、ストレートで勝利すれば逆転で決勝進出だったがUMMCはガチーナ(クロアチア)が競り勝ち、第1戦で2得点を叩き出した方博(中国)がK.カールソン(スウェーデン)を退け決勝進出を決めた。
 第1戦で苦しみながらもアンジェを振り切ったオレンブルクは2連勝で3シーズン連続の決勝進出を決めた。接戦を勝ち上がってきたアンジェだったが、惜しくも準決勝で敗退。とはいえ、第1戦ではオレンブルクを追いつめ、第2戦も好ゲームを展開するなどチャンピオンズリーグを盛り上げた。
【2018/2019 ドイツ・ブンデスリーガ】
男子1部
<グレンツァオ 3-2 ブレーメン>
○ゲラシメンコ 10、8、9 ランビエ
○リンド 7、8、-9、5 シュテガー
 ボボチーカ -9、-6、-5 スッチ○
 ゲラシメンコ -3、-10、-5 シュテガー○
○ボボチーカ/リンド 10、12、7 ツボイ/スッチ

<ケーニヒスホーフェン 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ>
○及川 -8、9、11、-5、7 ボル
○マジョロス 7、-9、9、8 シェルベリ
 オルト -6、-8、-7 K.カールソン○
 マジョロス -9、-2、-5 ボル○
○及川/オルト -6、-6、2、12、3 K.カールソン/シェルベリ
★及川瑞基通算成績:単18勝9敗/複1勝1敗

<フルダ・マーバーツェル 3-2 オクセンハウゼン>
 王熹 9、-10、-10、7、-8 フェガール○
 プツァル 9、-5、-6、-10 ゴーズィ○
○フィルス 7、7、4 ディヤス
○プツァル 10、8、14 フェガール
○王熹/フィルス 8、8、14 ゴーズィ/ディヤス

<ザールブリュッケン 3-1 ベルクノイシュタッド>
○廖振珽 5、8、-5、15 シドレンコ
 ポランスキー -12、-3、6、12、-9 ロブレス○
○ヨルジッチ 6、-4、-6、9、11 ドリンコール
○ポランスキー 8、6、6 シドレンコ

<ミュールハウゼン 3-1 ユーリッヒ>
○メンゲル 3、5、6 アレグロ
 イオネスク -10、5、-7、-4 クレイン○
○Da.ハベソーン 11、7、-5、3 デヴォス
○イオネスク 5、-9、-11、8、6 アレグロ


◆男子1部順位表(全日程終了)
1位:オクセンハウゼン(16勝4敗)
2位:ボルシア・デュッセルドルフ(15勝5敗)
3位:ザールブリュッケン(15勝5敗)
4位:ベルクノイシュタッド(14勝6敗)
~~~~~~上位4チームがプレーオフ進出~~~~~~
5位:フルダ・マーバーツェル(12勝8敗)
6位:ミュールハウゼン(11勝9敗)
7位:グリューンヴェッターズバッハ(8勝12敗)
8位:ケーニヒスホーフェン(7勝13敗)
9位:グレンツァオ(7勝13敗)
10位:ブレーメン(5勝15敗)
11位:ユーリッヒ(0勝20敗)

◆男子個人成績TOP5
1位:フランチスカ(ザールブリュッケン/23勝4敗)
2位:シュテガー(ブレーメン/23勝10敗)
3位:K.カールソン(ボルシア・デュッセルドルフ/16勝6敗)
4位:Da.ハベソーン(ミュールハウゼン/19勝10敗)
5位:及川瑞基(ケーニヒスホーフェン/18勝9敗)


 2018/2019シーズンのドイツ・ブンデスリーガ男子1部はレギュラーシーズン全日程が終了。最終戦に出場した及川瑞基(専修大)はボル(ドイツ)を下す殊勲の勝利。ラストのダブルスでも今シーズン初勝利をあげ、単複2得点でチームを最終戦勝利に導いた。及川の今シーズンの最終成績はシングルス18勝9敗で個人成績5位にランクイン。1部初挑戦となった昨シーズンは9勝に留まったが大きく勝ち星を伸ばし、ドイツでの成長ぶりをアピールした。
 前節終了時点でプレーオフに進む4チームは決定済みだったがレギュラーシーズン1位はオクセンハウゼン。昨シーズンのチャンピオン、ボルシア・デュッセルドルフは2位からの6連覇を目指す。プレーオフ準決勝は3試合制で行われ、3月23日のオクセンハウゼンvs.ベルクノイシュタッド、3月24日のボルシア・デュッセルドルフvs.ザールブリュッケンからスタートする。
  • 18勝をあげて2年目のシーズンを終えた及川(写真は2018年度全日本選手権)

【2018/2019 ヨーロッパチャンピオンズリーグ】
◆女子準決勝第1戦
<ベルリン・イーストサイド(ドイツ) 3-2 Dr.チャッスル(クロアチア)>
○シャン・シャオナ 3、3、8 リー・ジエ
○エクホルム 5、8、11 劉高陽
 ミッテルハム -7、-10、9、-7 ユ・フ○
 シャン・シャオナ 8、-4、-6、-9 劉高陽○
○エクホルム 9、13、-5、9 リー・ジエ

<タルノブジェク(ポーランド) 3-1 フロシュベルグ(オーストリア)>
○リー・チェン -12、6、6、3 蘇慧音
 ハン・イン -9、-7、-6 ベリストロム○
○サマラ -6、7、-6、9、6 ポルカノバ
○ハン・イン 7、5、1 蘇慧音

 ヨーロッパチャンピオンズリーグは男子に続き、女子も準決勝第1戦が行われた。2連覇を目指すDr.チャッスルと2シーズンぶりの王者を狙うベルリン・イーストサイドの対戦はベルリン・イーストサイドが先勝。エクホルム(スウェーデン)が2014年ユース五輪金メダルの劉高陽(中国)を破る殊勲の勝利。エクホルムはラストでもリー・ジエ(オランダ)のカットを打ち抜き、Dr.チャッスルに競り勝った。
 もうひと試合は昨シーズン3位のタルノブジェクがフロシュベルグを下す。フロシュベルグはこの日2点起用の蘇慧音(香港)がカット2人に敗れる誤算。3番でサマラ(ルーマニア)がポルカノバ(オーストリア)を接戦で下したポイントも大きかった。タルノブジェクが2シーズンぶりの決勝進出に王手をかけた。ちなみにタルノブジェクのハン・イン(ドイツ)とサマラ、Tリーグのトップおとめピンポンズ名古屋でもチームメイト。

 準決勝第2戦は3月22〜24日に開催される。
  • 今シーズン加入のエクホルムが2得点(写真は2018年世界選手権)

  • 蘇慧音を下して試合を決めたハン・イン(写真はTリーグでのプレー時)

【2018/2019 ドイツ・ブンデスリーガ】
男子1部
<グレンツァオ 3-1 ミュールハウゼン>
○リンド 9、-8、6、-7、7 Da.ハベソーン
○ゲラシメンコ 8、-8、8、9 ヤンカリク
 ボボチーカ -1、12、-7、-12 メンゲル○
○ゲラシメンコ 7、-10、-9、9、9 Da.ハベソーン

<ザールブリュッケン 3-0 ユーリッヒ>
○廖振珽 7、7、8 クレイン
○ラスムッセン 7、3、7 デヴォス
○フランチスカ 5、9、6 アレグロ

<グリューンヴェッターズバッハ 3-0 ベルクノイシュタッド>
○トキッチ 5、-10、7、7 ドゥダ
○チウ・ダン 4、7、-6、6 ロブレス
○ワルサー 3、8、9 ドリンコール

<オクセンハウゼン 3-1 ケーニヒスホーフェン>
 フェガール -11、7、-8、-5 及川○
○カルデラノ 6、4、8 オルト
○ディヤス -8、5、2、-9、2 ゼリコ
○カルデラノ 9、6、-9、-8、5 及川
★及川瑞基通算成績:単17勝9敗/複0勝1敗

<ボルシア・デュッセルドルフ 3-2 ブレーメン>
 O.アサール -11、-9、9、-2 シュテガー○
○K.カールソン 3、-6、6、-5、8 ランビエ
○シェルベリ -8、5、10、13 スッチ
 K.カールソン -6、-7、-6 シュテガー○
○O.アサール/シェルベリ 6、1、6 ランビエ/スッチ

◆男子1部順位表(3月10日時点)
1位:オクセンハウゼン(16勝3敗)
2位:ボルシア・デュッセルドルフ(15勝4敗)
3位:ザールブリュッケン(14勝5敗)
4位:ベルクノイシュタッド(14勝5敗)
~~~~~~上位4チームがプレーオフ進出~~~~~~
5位:フルダ・マーバーツェル(11勝8敗)
6位:ミュールハウゼン(10勝9敗)
7位:グリューンヴェッターズバッハ(8勝12敗)
8位:ケーニヒスホーフェン(6勝13敗)
9位:グレンツァオ(6勝13敗)
10位:ブレーメン(5勝14敗)
11位:ユーリッヒ(0勝19敗)


 レギュラーシーズンも残りわずかとなったドイツ・ブンデスリーガ。グリューンヴェッターズバッハは今節を持って全20試合を消化し、他チームも残り1試合を残すのみとなった。プレーオフに進む4チームはすでに決定済みで、これまでなかなか上位に絡めないでいたベルクノイシュタッドがプレーオフ進出と躍進を見せている。今シーズンより1部に復帰したユーリッヒは19節を終えて全敗。最終戦で何とか勝利したところだ。
 1部2シーズン目のプレーとなった及川瑞基(専修大)はこの日もフェガール(オーストリア)に勝利し、カルデラノ(ブラジル)相手にもフルゲームと善戦。昨シーズンは7勝19敗に終わったが、今シーズンはすでに17勝をあげ、昨シーズンの勝ち星を大きく上回っている。現在の個人成績順位は7位。最終戦の結果次第では3位も見えてくる。