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 世界各国で行われるITTFプロツアーの中で最も格付けの高い「プレミアム大会」に認定され、団体戦が実施されることから注目を集めていたVolkswagenオープン中国大会(5月14~18日/中国・長春)。終わってみれば、男女団体・男女シングルスの全4種目を中国が制覇する圧勝劇で幕を閉じた。

 男子団体の中国は、初戦となった準々決勝のチャイニーズタイペイ戦で王励勤が荘智淵に敗れるも、失点はこのひとつだけ。決勝では、韓国を破って勝ち上がってきた中国香港を寄せ付けない強さを見せた。
 日本は準々決勝で惜しくも中国香港に敗れた。

 男子同様、失点1を記録した女子団体の中国だったが、唯一黒星をつけたのが日本の福原愛(ANA)。準決勝で中国と対戦した日本は、1番で平野早矢香(ミキハウス)が張怡寧に完敗。しかし、2番で登場した福原が現世界女王の郭躍を3-1で沈めた。また、4番では福岡春菜(中国電力)も郭躍をゲームオールに追い込む健闘を見せた。

 男子シングルスは中国選手がベスト4を独占する中、王皓(中国)が優勝(07スウェーデンオープン以来、10勝目)。準決勝で馬龍(中国)に苦戦したが、決勝では王励勤(中国)を下し、は世界ランキング1位の力を証明した形となった。
 日本は韓陽(東京アート)と吉田海偉(グランプリ)が2回戦に進出するも、それぞれ柳承敏(韓国)、馬琳(中国)に敗れた。

 女子シングルスも世界ランキング1位の張怡寧(中国)が優勝(08カタールオープン以来、27勝目)。決勝では郭躍との新旧女王対決を制し、栄冠を手にした。また、準々決勝で王楠(中国)がリ・ジャウェイ(シンガポール)に敗れたため、女子はベスト4独占とはならなかった。
 日本は福原、平野、福岡の五輪代表勢に加え、1回戦でボロス(クロアチア)を破った樋浦令子(タイコウハウス)の4選手が2回戦まで進出した。

各種目の優勝者は以下の通り

●男子団体:中国
●女子団体:中国
●男子シングルス:王皓(中国)
●女子シングルス:張怡寧(中国)