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 第36回全国ホープスは大会最終日を迎え、男子団体は岡山のT.Cマルカワ、女子団体は卓伸クラブが優勝を飾った。

 T.Cマルカワはツインエースの丸川と田畑を軸に、接戦になっても最後はきっちり締めて決勝進出。しかし、2台進行の決勝では、勢いに乗る川嶋ジュニアに前半2試合とも大接戦に持ち込まれる。しかし、トップ丸川がゲームオール9−10で先にマッチポイントを取られながら、3点連取で逆転して先制点。4番でも石山との打撃戦をゲームオールで制し、2点取りでチームに初の全国ホープスでのタイトルをもたらした。

 「2年前から今大会での優勝を目標に掲げてきたので、目標を達成できてうれしく思います。昨日のフェニックス卓球クラブ戦がひとつのヤマ。相手は常勝チームなので、そこに勝ててヤマを乗り越えられた。今回は息子がチームにいて、扱いが結構難しいんですけど、チームのキーになる選手だから、どれだけ乗せていけるかが大事だった。最後勝ってくれて最高でした」(丸川監督)

 一方、女子は名門・卓伸クラブが、意外にも女子では初のタイトル獲得。左シェーク異質攻撃型の伊藤が、決勝4番での面手とのエース対決で0−2から大逆転勝ち。序盤はバックの粒高面のボールを面手に狙い打たれたが、中盤から思い切って面手のフォアを突き、左右に大きく動かした。最後まであきらめず、集中力の高いプレーを見せた。

 「本当に優勝できてうれしいですね。まさか優勝できるとは思っていなかった。選手が一戦一戦頑張ってくれたおかげだと思います。まずはメダルを獲ろうと選手たちとは話をしていました。決勝トーナメントは厳しい試合の連続で、一つひとつの試合がヤマでした。決勝は4番で伊藤が面手選手に勝てたのが一番のポイント。伊藤は過去0勝3敗でしたが、思い切って当てにいきました」(橋本監督)

 大会の詳細な報道は9月21日発売の卓球王国11月号に掲載します。男女団体・準々決勝以降の記録は下記のとおり。

●男子団体準々決勝
21クラブ(三重) 3−2 アシュラ(愛知)
T.Cマルカワ(岡山) 3−2 育徳クラブ(大阪)
岸田クラブ(神奈川) 3−1 新発田ジュニア(新潟)
川嶋ジュニア(大阪) 3−1 卓伸クラブ(愛知)
●準決勝
T.Cマルカワ 3−1 21クラブ
川嶋ジュニア 3−2 岸田クラブ

●決勝
〈T.Cマルカワ 3−1 川嶋ジュニア〉
○丸川 −9、5、3、−7、10 登尾
 田畑 8、6、−9、−7、−8 石山○
○田畑/金光 8、7、8 登尾/竹島
○丸川 4、−5、7、−5、8 石山

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◎女子団体準々決勝
新発田ジュニア(新潟) 3−1 松山卓球教室A(愛媛)
T.Cマルカワ(岡山) 3−1 ニシダ・コハマ(兵庫)
糸魚川ジュニア(新潟) 3−0 ヴィスポことひら(香川)
卓伸クラブ(愛知) 3−2 卓桜会栃木卓球センター(栃木)
◎準決勝
T.Cマルカワ 3−1 新発田ジュニア
卓伸クラブ 3−0 糸魚川ジュニア

◎決勝
〈卓伸クラブ 3−1 T.Cマルカワ〉
○伊藤 5、3、2 小橋
 内藤 −7、−5、−10 面手○
○内藤/姚 12、−9、12、5 近藤/高森
○伊藤 −4、−7、7、3、9 面手
  • T.Cマルカワ、男子で全国ホープス初のタイトル!

  • 強打者揃いの川嶋ジュニアは2位。強烈なインパクトを残した

  • 卓伸クラブ、女子では意外にも初優勝

  • T.Cマルカワの女子は2位。史上初の男女アベックVは惜しくも成らず

  • 抜群の勝負強さで優勝に大きく貢献した丸川

  • 卓伸クラブの守護神となった伊藤