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 昨日、日本記者クラブでTリーグの松下浩二チェアマンの会見が行われ、リーグ側が今までアナウンスしてきた、卓球に打ち込める環境の整備、世界最高峰のプレーを披露する場を創出することによる「強化」、ジュニア世代の「育成」、地域社会への貢献、卓球に関わる職域の拡大という「普及」などを改めてアピールした。

 また、「世界No.1の卓球リーグを実現する」「卓球のスポーツビジネス価値を高める」「卓球を通じて人生を豊かにする」という理念を訴え、70万人とも言われる実質の日本の競技者を最上位リーグのTリーグから都道府県や市町村リーグまでひとつにまとめる構想を説明した。
 
 男女4チームずつのチームには、現時点での世界ランキング一桁の選手が6人在籍、同50位以内の選手は男子15名、女子は10名いる。これは文字どおり世界最高峰のリーグになるだろう。まだ未発表だが、まだ大物選手が参戦する可能性もある。
 しかしながら、当初、「プロリーグ」と銘打っていたが、女子の日本生命のように従来の実業団リーグから加入し、他の女子3チームも企業チームが母体となっているために、プロリーグという表記はしなくなっている。ただ、ドイツなどのヨーロッパでも、これがプロリーグ、ここがアマチュアリーグという区別はないので、そこはあまり気にしなくても良いだろう。
 ヨーロッパのようにすべてがクラブチームではなく、地域から生まれたクラブチームと企業チームが融合したリーグの形となる。

 将来的に2021年以降にトップリーグのTリーグ(Tプレミア)の下に、T1ができ、2025年以降にT2以下のリーグができることを期待したい。現在、都道府県や市町村にあるリーグ戦がTリーグ構想の中に組み込まれ、そこにはクラブだけではなく、学校のチームも加入できる組織ができるのが理想だろう。
「トップのTリーグは急激に増やすことはない。トップは世界レベルを維持したいのでチームによってレベルの差が大きくなるのは良くない。観客のために最高のプレーを見せることが優先される。将来、T1、T2と下部リーグができても、リーグ側の基準に満たないチームはトップリーグには上がれない。70万人の競技者がひとつのピラミッドの中でプレーできるのが理想」と松下チェアマンはコメントした。

「今までの卓球の試合にはないような演出を行う」

 10月24日の男子の開幕戦を皮切りに、男女合わせて84試合、そして3月17日(両国国技館)のファイナル(男女2試合)を含めた全86試合を半年間で行っていく。

 「試合方式はブンデスリーガではなく、中国のスーパーリーグを参考にした」と松下チェアマンが言うように、ダブルスをトップに置き、ダブルスもシングルスも最終ゲームまで行った時には6-6からの開始となり、選手にとっては緊張を強いる、エキサイティングな試合展開になるだろう。2-2になった時にはビクトリーマッチと言われる延長戦になり、11本1ゲームマッチでチームの勝敗が決まる。

 今までを振り返った時にいつが苦しかったですか、という質問に対して、苦笑しながら「今までも苦しかったし、今も苦しいです」と松下は本音をもらした。「プロのリーグを立ち上げる重要性、必要性、その説明が足りなかったことを自分自身反省しています。理解してもらうのが難しかったために時間を要してしまった。Tリーグを理解してもらうための行動が必要です」と答えた。

 最後に「今までの卓球の試合にはないような演出を行い、Tリーグを夢の舞台にする。日本全国の人たちを元気にするリーグにします」と松下チェアマンは熱く語り、会見を締めた。  (今野)
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Tリーグチケット情報

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・電話予約:0570-08-9999(10:00~18:00/オペレーター対応)
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■チケットお問い合わせ窓口
0570-000-732
※10:00~20:00 オペレーター対応
  • 日本記者クラブで会見する松下浩二チェアマン

  • 全日本チャンピオンの張本智和も参戦