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 12月のワールドツアー・グランドファイナルで見事に優勝を飾った張本智和が新しく発表された世界ランキングで3位という日本男子では最高位のポジションまで上がってきた。

 もちろん15歳という史上最年少でのトップ3入りとなった。今まですべて有言実行してきた張本はかねてから「東京五輪で金メダルを獲る」と公言してきた。しかし、子ども時代の夢を語る時、少年少女たちは「オリンピックでの金メダル」を口にするが、そのほとんどは「夢」で終わる。

 しかし、張本のそれは夢ではなく、現実として近づいている。昨年、馬龍や樊振東などを次々と破り、グランドファイナルでは準決勝でカルデラノ、決勝では林高遠に完勝して、タイトルを奪い、また一歩、五輪のメダルに近づいた。
 そして1月14日から始まる全日本選手権ではシングルス2連覇を狙う。昨年10月に始まったTリーグでも圧倒的な強さを見せ、国内でのプロリーグが彼の力をさらにアップさせる要因にもなっている。3月からはワールドツアーもまた始まり、4月には世界選手権ブタペスト大会(個人戦)もある。特に世界選手権でのメダル獲りが達成されると、東京五輪での「夢」がより現実な目標になってくるだろう。
  • 五輪金が夢ではなく現実味を帯びてきた張本