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 10月25〜27日、ペルー・リマで東京2020オリンピック・卓球競技(団体戦)のラテンアメリカ予選が開催。男女ともブラジルが優勝し、東京2020オリンピックの団体出場権を獲得した。
 
 ブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルーの4カ国が出場した男子は、世界ランキング6位のカルデラノを擁するブラジルが絶対的な本命だったが、そのブラジルがアルゼンチン戦で1ー2とリードされる予想外の展開。守備力が高く、ラリー戦に強いシフエンテス(アルゼンチン)が単複2勝を挙げた。しかし、ブラジルは4番でカルデラノがアルトを、ラストでイシイがタバチニクをストレートで破り、アルゼンチンを振り切って五輪団体の出場権を獲得した。

 一方、ブラジル、プエルトリコ、チリ、ペルーが出場した女子は、タカハシ・クマハラ・ヤマダと日系の3選手を揃えたブラジルと、アドリアナとメラニーのディアス姉妹を擁するプエルトリコの一騎打ち。五輪と同じく1番ダブルスからスタートしたこの試合、ブラジルのヤマダ/クマハラがプエルトリコのリオス/ディアスを3ー1で破ってブラジルが貴重な先制点を挙げる。そして2番のエース対決で、ハイトスサービスを駆使するタカハシがA.ディアスをストレートで下し、試合の流れを決定づけた。プエルトリコに3ー0で勝利したブラジルが、男女揃って五輪団体戦の舞台に立つ。

 これで6大陸にひとつずつ割り当てられる男女団体戦の出場枠のうち、12月に予選が行われるオセアニアを除く5大陸で代表チームが決定(日本は開催国枠で出場)。5チームはいずれも「アベック出場」で、ドイツ(ヨーロッパ)、エジプト(アフリカ)、中国(アジア)、アメリカ(北米)、ブラジル(南米)。五輪団体戦の出場チームは、2020年1月にポルトガルで行われる世界最終予選で、16チームすべての顔ぶれが決定する。