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 10月17~19日、新潟県長岡市民体育館にて行われた全日本選手権団体の部。実業団、大学、高校、ジュニアNT、そして地元の選抜チームが日本一のチームの座をかけて争う同大会。男子は東京アートが2年ぶりの優勝、女子は日立化成が初優勝した。

 男子優勝の東京アートは予選で高校チャンピオンの青森山田高に苦戦。北京五輪代表の韓陽が野邑に敗れるなど2-2になり、勝負はラストへ。ラストは張一博vs.野邑のサウスポー対決となったが、ここでも野邑は頑張りを見せて2-1と先に王手をかける。あとがなくなった張一博は吹っ切れたのか2ゲームを連取して、なんとか勝利を収めた。
 苦しい戦いを凌ぎきった東京アートは予選最終戦で山場である協和発酵戦をストレートで快勝すると、準決勝では昨年優勝の日産自動車を3-1で、決勝はグランプリを3-0で下して優勝。韓陽、張一博という2本柱を中心に王座に返り咲いた。

 女子優勝の日立化成は、帰化した王輝と移籍してきた藤沼、そして助っ人の馮暁雲と穴のない布陣。危なげなく予選を突破すると、準決勝ではアスモをストレートで下して決勝進出。決勝の相手はもちろん日本生命。昨年、すべての団体戦タイトルを獲得してグランドスラムを達成した、常勝チーム。
 トップでは藤沼が金沢に敗れたが、2番で王輝が藤井をシャットアウト。3番の馮暁雲vs.李佳の助っ人を対決も制すると、一気にボルテージが高まった日立化成。4番では王輝が金沢をストレートで下して、勝負あり。ついに日本生命の牙城が崩れた。エースの王輝は全日本社会人に続いてのタイトル獲得。来年の全日本選手権でも旋風を巻き起こすかもしれない。