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速報・現地リポート

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アテネ五輪

お待たせしました。
アテネの複雑な通信事情のため、記事、写真をアップできませんでしたが、ようやく卓球会場のプレスセンターからの公衆電話を使って日本のみなさんに少しでもホットな情報を送りたいと思います。(卓球王国・編集長 今野昇)
日にが前後しますが、昨日の試合の様子と写真を送ります

<8月14日>
もうご存知の通り、この日は、新井、遊澤が初戦で姿を消しました。相手はどちらも南米に移った中国選手です。唯一の日本の勝利は松下浩二。オーストラリアの選手に付け入る隙を見せずに圧勝。調子は良さそう。

<8月15日>
大会二日目、注目の福原愛が登場。JOCの御偉方、一般の応援団、そして多くのメディアが駆けつけました。
午後3時45分発
福原 5-11、7-11、11-9、11-6,11-6、9-11、11-9 ミヤオ(オーストラリア)
●まさに薄氷を踏むような試合とはこのこと。先に2ゲームを連取された福原。このピンチから戦術を変えてきた。それまで打ち合いに持っていっていき、ミスがでたので、やや距離をとりながら、相手のボールをうまく引き寄せ、返しながらミャオのミスを誘う作戦。3ゲームを連取し、3-2と逆転。しかし、ミャオも粘る。最終ゲームまでもつれ込みゲームは一進一退。最後は福原が粘り、逃げ切った。
ミャオは中国の天津の出身。細身ながら、切れのある卓球を見せた。
「緊張しました。頭の中が真っ白になった。真っ白になって真っ青。コートに入ってから緊張して手や歯が震えてました。でも、今までこういう試合は何回もやっているので何とか……。オリンピックの独特の雰囲気というのはまだあまり実感していないですね」(福原)

午後8時45分
藤沼 13-11、11-7、14-12、11-5 ウ・シュエ
●藤沼の相手はドミニカとはいえ、中国選手。昨年のパリでの世界選手権ではシュテフと激戦をかわした強豪。しかし、藤沼の調子はかなりいい。接戦をものにして、見事な初勝利。ドーハでの中国戦、李菊戦を彷彿とさせた。足もよく動き、体の切れも良い。