スマホ版に
戻る

卓球王国ストーリ-

トップニュース卓球王国ストーリ-
 創刊当時からの昔の話を書き綴っている「卓球王国ストーリー」だが、この辺でちょっと最近のことを書こう。
 
 何年か前から「卓球王国はマンネリになっているんじゃない?」と言われてきた。それはそうだろう。200冊も作っていたら、時に同じことを繰り返している感覚に襲われるのだ。
 
 そこでこの2年間近く、編集会議(進行会議と企画会議の2回行う)では、常に読者ターゲットを明確にしていくこと、同じ企画を繰り返さないことを討論している。最近、以前の卓球王国とは誌面が違ってきているのではないかと思っている。

 そして、最新号でコラムを書いている朝日新聞の稲垣氏がこう心配している。「卓球王国はウェブ展開も熱心だ。速報も早い。雑誌を買わなくても相当な情報を手に入れることができる。無料で貴重な情報を放出して、大丈夫なの? とすら思ってしまう」

 会議でも同様の心配を編集部員はしている。
 しかし、発想を変えるしかない。卓球王国WEBは「情報スピードが勝負」だ。情報は古かったら意味がない。卓球界の情報はもちろんだが、卓球王国の情報をいち早く、大量に発信している。それは、卓球王国WEBから「月刊卓球王国」に強力に誘導するためだ。
 なぜなら、卓球王国の柱は「月刊卓球王国」であることに違いないからだ。作る側からしても、手前味噌だが、この月刊誌の情報量と深さはWEBでは追いつかない。作る側からしても、特に最近の「月刊卓球王国」は面白い。作る方が面白いのだから、読む方はもっと面白いに違いない(!)。
<続く>
  • 編集部(の一部)。事務所移転前はカオス(混沌)だったが、今はさっぱりとしている