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グランドファイナル

U21 男子決勝
フランチスカ(ドイツ) 4、12、−9、5、6  アラミヤン(イラン)
U21 女子決勝
石川(日本) −12、10、10、6、5  陳思羽(チャイニーズタイペイ)

 石川佳純が優勝を奪った。序盤の苦しい展開をよくしのぎ、自分のペースに持ち込んだのはさすがだった。
 石川の相手はグループリーグで2−4で敗れた陳思羽。世界ランキング72位だが、陳は初出場の世界選手権で石川に勝っている。石川のサービスも苦にせず、ボールのタイミングが合っているようだ。石川は出足から陳の強打に押され気味。陳のフォアハンドは威力満点だ。打ち合いでは陳が有利で、石川は台上プレーや速さで押していくしかない。3ゲーム目、10−10からサービスエースをとった石川がこのゲームを取り、2−1とリードを奪った。4ゲーム目、5−6とリードされていたが、そこから6本連取で11−6。3−1として優勝に王手をかけた。大事なところで陳は荒いプレーが出て、緻密な石川がポイントを重ねた。
 5ゲーム目、1−0でこの試合初めてのストレートへのロングサーでエースを奪う。2−0の次の1本はドライブレシーブでエースを取り、3−0。やっと本来の石川らしいひらめきのあるプレーだった。6−2、7−3、7−4、フォアの変化ブロックで8−4、9−4、10−4、10−5、11−5と一気に優勝を奪った。 

 U21の男子決勝は終始、ドイツのフランチスカが主導権をとり、4−1でアラミヤンに完勝した。フランチスカは世界ジュニアでも活躍してきた選手だが、ボル、オフチャロフの次の世代としてドイツで期待されている。というか、ドイツは彼しか期待できる人がいない状況なのだ。ベンチに入ったロスコフ監督の期待も大きいだろう。
 一方、敗れたものの、イランのアラミヤンは素晴らしいプレーを見せた。サービスのタッチも才能を感じさせるし、両ハンドのボールさばきも卓越したものを感じさせる。ヨーロッパのリーグには属さずに、現在はシュラガーアカデミーで練習を行い、腕を磨いている。

優勝を決め、ベンチ&表彰台でカスミスマイル☆
男子を制したドイツのフランチスカ